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日本地震工学会の概要

会のご案内

　我が国は世界に例を見ない地震国でありながら、地震工学に関連した学問や技術が、建築、土木、地盤、地震、機械などの分野に分かれ、強い協力関係を持ちながらも別々に発展し議論されてきました。しかし、地震の影響は、自然や社会のあらゆる分野に同時にしかも瞬間的に及ぼされるものです。特に大きな都市化地域が被災した場合には、その復旧にあらゆる分野の研究者や実務者が協力して当たる必要があり、従来の分化した体制の弊害が指摘されるようになってきました。
　このような状況に鑑み、我が国を代表する各分野の研究者が集まり、2001年に「日本地震工学会」が設立されました。本学会は、地震防災に関する地震学、応用地質学、構造工学、地盤工学、鋼構造ならびにコンクリート工学、機械工学、振動制御工学、ライフライン工学などの分野と、地域防災計画、クライシスマネージメント、リスクマネージメントなどの社会システム分野とをカバーする普遍的な学会としての活動を行っています。現在、地震工学会では、年次大会開催、会誌発行（2号/年）、JAEE NEWS 送信（2回/月）、論文集発行（4号/年）、研究発表会・見学会開催（不定期）などの活動を行っております。
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