2011年3月11日に発生した東日本大震災では,東北地方を中心として地震・津波により人的被害1万5千人以上,全半壊家屋27万棟を超える激甚な被害が生じました.また,海外でも2009年イタリア・ラクイラ地震,2010年ハイチ地震,2010年チリ・マウレ地震津波,2011年ニュージーランドでの地震など大規模な地震災害が多発しています.このような大規模地震災害による被害情報を迅速かつ広域に取得する手段として,リモートセンシング技術が活用されてきています.
2009年に設置した「災害リモートセンシング技術の標準化と高度化に関する研究委員会」では,近年発生した大規模自然災害を対象として,画像解析による被害把握技術の標準化を目指して,高分解能光学衛星画像や合成開口レーダ画像を用いた建物被害地域の自動検出,家屋被害の目視判読,津波浸水域や斜面災害箇所の評価を行うとともに,平時における市街地の変化抽出や分光反射特性データの収集・整理など空間情報処理技術について幅広く検討してきました.本特集号はこれまでの活動成果を論文として収めるとともに,関連する研究論文を広く公募し特集号として取り纏め,地震工学の分野にリモートセンシング技術を広めていきたいと考えています.この機会を利用し,多くの方々にご投稿頂くようお願い致します.
本特集号に論文または報告の投稿を希望される方は,メールの件名(表題)に「特集号申込み」と明記し,本文に
を記入のうえ,下記アドレスまでお送りください。
メール送付先: submit@journal.jaee.gr.jp
締切り:2011年10月31日(月)
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