「インドネシア・ジャワ島中部地震災害調査速報会」のお知らせ
主旨
5月27日(土)早朝にインドネシア・ジャワ島中部のジョグジャカルタ郊外で発
生したマグニチュード6.3の地震は、バントゥール県を中心に甚大な被害をもたらし、
死者5,700名以上、負傷者3万6千人以上、約14万戸の家屋が大破・倒壊したといわれ
ています。
地震はいわゆる内陸直下型と推定されていますが、地震規模が小さい割には極めて大き
な人的、物的被害が発生したという点に特徴があります。その原因を究明するため、6月
15日付けで文科省科研費「2006年5月27日インドネシアジャワ島中部地震による被害に
関する調査研究」 (代表者:九州大学教授川瀬博)が認められ、日本地震工学会・日本建
築学会・土木学会・地盤工学会・地震学会など関係学会の協力のもとで研究チームが組
織され、これまで現地調査・地震情報収集および解析等の調査研究を企画し、現在鋭意実
施中です。
今回、下記の予定でその調査研究成果の概要を速報の形で広く報告することといたしまし
たので、興味のある方々は是非ご来場ください。
- 日時:2006年9月13日 (水曜日) 10:00 - 17:00 (開場9:30)
- 場所:東京大学弥生講堂 (一条ホール)
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内
地下鉄東大前駅から徒歩1分
地図はこちら
- 主催:科学研究費「ジャワ島中部地震による被害に関する調査研究」プロ
ジェクトチーム
- 共催 (予定):日本地震工学会・日本建築学会・土木学会・地盤工学会・地震学会
- 定員:280名 (先着順)
- 参加費:無料
- 問合先:九州大学大学院人間環境学研究院・川瀬博
(kawase@arch.kyushu-u.ac.jp)
または東京大学地震研究所・壁谷澤寿海 (kabe@eri.u-tokyo.ac.jp)
- 報告内容 (予定):
- 研究の目的と全体計画
- 本震の観測波形と震源メカニズム
- 震源域での速度・加速度レベルの推定
- 電磁気探査の調査結果速報
- 余震観測から推定される推定断層面
- 地質構造と活断層および地盤被害
- 震源域の被害にもとづく強震動レベルおよび地盤の影響評価
- 建築構造物(RC造、煉瓦造)の被害の概要とその原因
- 地震による建築構造物の被害と人的被害の分布
- 衛星画像の分析による被害の全体像
- 土構造物・地盤の被害調査結果
- ライフライン系の被害調査結果
- 総合質疑・討論
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