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日本地震工学会 > 2006年 第6回通常総会 議事録

A. 日時:

平成18年5月22日(月) 15時20分〜16時45分

B. 場所:

建築会館ホール

D. 出席者(50音順 敬称略)

(71名、他に委任状出席557名)

相沢覚・青木繁・家村浩和・五十嵐克也・石川裕・石原研而・和泉眞一・大庭正俊・大町 達夫・岡本伸・岡本晋・小谷俊介・表佑太郎・勝山正嗣・加藤満・金子貴司・壁谷澤寿海・亀岡裕行・亀田弘行・亀村幸泰・川島一彦・河村壮一・北川良和・北原裕一・木全宏之・木村榮一・木村秀雄・鍬田泰子・後藤洋三・小長井一男・小林賢龍・小林喜久二・小林康人・斎藤賢吉・坂本功・坂本成弘・佐藤正義・塩原等・柴田碧・清水秀丸・末富岩雄・菅原光弥・杉崎良一・椙谷さおり・鈴木浩平・武村雅之・田蔵隆・田中伸幸・田村重四郎・藤堂正喜・東畑郁生・年縄巧・富山隆一・中澤博志・中村晋・野畑有秀・林康裕・土方勝一郎・平田和太・樋渡健・藤田宗久・真崎雄一・松田宏・森下正樹・安田進・山添正稔・吉松賢二・吉村昌宏・米田昌弘・若松加寿江・渡辺孝英

E. 議事

1. 開会:定足数の確認

総会の定足数は規約第24条により現在の正会員1212名および法人会員85社の1/3以上で、433名以上となるが、本日の出席者は委任状を含めて628名となり総会が成立することが総務担当の渡辺理事より報告され、平成17年度通常総会の開催が宣言された。

2. 議長指名

総務担当の渡辺理事より、規約第21条により通常総会は会長が招集すること、同第16条により会長が総会の議長を務めることが説明され、本総会の議長を小谷会長にお願いした。

3. 会長挨拶

小谷会長より、議案の審議に先立ち挨拶があった。その概要は以下の通りである。

(概要)

この一年は、法人化への準備、事務局の整備に取り組んできた。事務局については、三月より事務局長を迎え、新体制を発足することができた。しかし、法人化については、公益法人に関する法律の改正時期と重なり対応できなかったものの、今後も法人化への向けた努力を継続してほしい。また、かねてよりの懸案であった名誉会員の推薦を行うとともに、若手研究者や若手技術者が地震防災・工学の研究へ取り組むことを支援するために論文奨励賞の設定し、授与を行うことができた。さらに、国内だけでなく国際的な貢献も視野に入れた重要な学会活動の一つである災害対応に対して、常置の地震災害対応委員会を設置することができた。

4. 議案の審議

(1号議案:平成17年度事業報告)

平成17年度事業内容について、渡辺理事より議案書に沿って報告された。主な報告内容は次の通りである。

・第5回通常総会を開催し、活動計画の承認を得るとともに、新しい会長、副会長、監事、理事などが選任された。
・理事会を10回開催し、法人化、事務局長の雇用に事務体制の充実、論文集の査読基準・査読過程の改革や特集号の発行について、論文奨励賞内規と受賞者の決定、日本地震工学シンポジウムの運営方法、地震災害対応委員会の設置について、各研究委員会の活動状況と新研究委員会の設置、2006年サンフランシスコ地震100年会議の取り組み、ホームページの改修について、年次大会の運営・実施、名誉会員の推挙、などについて論議した。
・幹事会・委員会活動について、概要を報告した。

続いて審議に入り,議長が本件に関する意見と質問がないことを確認して,出席者に承認を諮り,承認された。

(2号議案:平成17年度収支決算報告および監査報告)

平成17年度収支決算について、会計担当の五十嵐理事より議案書に沿って報告された。

続いて審議に入り、議長が本件について意見と質問を求めたところ、質問のないことを確認して、出席者に承認を諮り、承認された。

次に、平成17年度監査報告が後藤監事より行われ、適切に会計処理されていることを確認した旨が報告された。続いて審議に入り、議長が本件に関する意見と質問がないことを確認して、出席者に承認を諮り、承認された。

(3号議案:平成18年度次期会長・副会長・監事選挙結果報告)

平成18年度次期会長・副会長・監事選挙結果が報告された。

続いて審議に入り、議長が本件に関する意見と質問がないことを確認して、出席者に承認を諮り、承認された。従って、平成17年度役員のうち、次期会長として北川良和夫氏、副会長として家村浩和氏ならびに小長井一男氏、監事として亀田弘行氏が就任することになった。

(4号議案:平成18年度役員選任)

役員理事の選任は規約第15条により、正会員の中から会長が選び、総会で選任すると定められていることを議長が説明し、7名の理事(青木繁、小林喜久二、東畑郁生、年縄巧、林康裕、平田和太、渡辺孝英の各氏)が退任し、新たに7名の理事を選任した旨を出席者に諮り承認された。新たに理事に就任するのは、石川裕、壁谷澤寿海、小林信之、末富岩雄、野畑有秀、久田嘉章、若松和寿江の各氏である。

(5号議案:平成18年度役員候補推薦委員会の選任)

役員候補推薦委員会委員長の坂本理事より、平成18年度役員候補推薦委員会委員の7名の退任(加藤研一、金谷守、小林淳、佐藤俊明、曽根彰、田村敬一、成富勝、渡辺孝英の各氏)を受けて、新たに会員の中から7名(青木繁、石川裕、佐藤清隆、菅野高弘、杉田秀樹、前田匡樹、松田泰治、宮本裕司、山中浩明の各氏)を選任した旨報告があり、出席者に承認を諮り、承認された。

ここで、次の6号議案は次期会長による平成18年度選挙管理委員会委員の選任ということで、議長が大町新会長に交代した。

(6号議案:平成18年度選挙管理委員会委員の選任)

平成18年度選挙管理委員会委員選任の件について、大町会長より、天池文男氏及び前田寿朗氏の2名を指名した旨説明があり、出席者に承認を諮り、承認された。また、理事の中から選挙管理委員として坂本成弘理事及び石川裕理事の2名を指名した旨、大町会長より報告があった。

(7号議案:平成17年度事業計画)

平成17年度事業計画について、総務担当の坂本理事より議案書に沿って説明された。

続いて審議に入り、議長が本件について意見と質問を求めたところ、石原氏より、資料3の委員会名簿の中で、各委員会の後に示された任期は委員会の設置期間かとの質問があり、坂本理事より、その任期は委員の任期である旨の説明があった。その後、議長が他に質問のないことを確認して、出席者に承認を諮り、承認された。

(8号議案:平成18年度収支予算案)

平成18年度収支予算案について、会計担当の五十嵐理事より議案書に沿って説明された。

続いて審議に入り、議長が本件について意見と質問を求めたところ、家村氏より、日本地震工学シンポジウムについて、開催により得られた利益のうち、日本地震工学会よりの支出分は返金されるのかとの質問があった。これに対し、日本地震工学シンポジウム実行委員会の委員長でもある大町会長より、同シンポジウムは他の共催学会の支援もあり、シンポジウム終了後、利益の配分などについては他学会の意見を聞いた後に対応を考える必要があるとの説明があった。次に、柴田氏より、法人化への対応に関して、会計制度の法改正が一昨年実施されており、会計報告は新会計制度に対応したものとすることが、公益法人に関する法律の改正後に法人化の申請に際して必要ではないかとの質問があった。これに対し、会計担当の五十嵐理事より、会計報告の新会計制度に対する対応の有無について今後調査を行う旨の説明があった。その後、議長が本件に関する意見と質問がないことを確認して、出席者に承認を諮り、承認された。

(9号議案:名誉会員の推挙)

名誉会員は規則第13条に従い「日本地震工学会の目的達成に貢献したもの、または地震工学、あるいは地震防災に関する学術、技術の進歩に功績顕著なもの」に総会の議決へ経てその称号を贈ることができる旨の説明を議長が行い、9名(金井清氏、小堀鐸二氏、田中貞二氏、田治見宏氏、吉見吉昭氏、山田善一氏、田村重四郎氏、篠塚正宣氏、柴田碧氏)の候補者の推挙を行った。

続いて審議に入り、議長が本件に関する意見と質問がないことを確認して、出席者に承認を諮り、承認された。

次に、大町新会長より、挨拶があった。その概要は以下の通りである。

(概要)
日本地震工学会は平成18年で設立されてから、6年が経過し、人であれば漸く小学校に入学したところである。学会を取り巻く環境はかなり厳しいが、活動の範囲を拡大し、学会の成長と発展への道筋をつけたい。その一貫として、本年は、日本地震工学会が幹事学会として初めて日本地震工学シンポジウムを開催する重要な年でもあり、シンポジウム実行委員会の委員長としても会員の強力な支援を受け。シンポジウムを成功させたい。

ここで、次の議題が平成17年度の名誉会員の推挙式と論文奨励賞の授与式であることから、授与者である小谷会長に交代した。

(名誉会員推挙式および論文奨励賞の授与式)

坂本理事より、総会に出席頂いた五名の名誉会員、田中貞二氏、田治見宏氏、吉見吉昭氏、田村重四郎氏、柴田碧氏が紹介され、小谷会長より各名誉会員の称号の授与を行った。その際、各名誉会員より、一言づつ言葉をいただいた。

次に、坂本理事より、論文奨励賞を受賞した山添正稔氏、鍬田泰子氏の紹介があり、小谷会長より記念の賞状および楯が送られた。その際、各受賞者より、受賞による抱負が述べられた。

(閉会)

坂本理事より、本日の予定議事が終了したことを宣し、閉会を宣言した。

行事報告

(会員による講演会)

13時30分〜15時00分

通常総会に先立ち、会員3名により「E-デフェンスプロジェクトの実験の報告」に関する講演があった。司会は事業担当の田蔵理事が担当した。

(1) 題目「E-デフェンスのプロジェクト概要および土層実験の紹介」
  佐藤 正義氏(防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 副センター長)
(2) 題目「木造家屋の震動破壊実験」
  坂本 功氏(慶応義塾大学理工学部)
(3) 題目「実大RC6階建て建物の震動破壊実験」
  壁谷澤 寿海氏(東京大学地震研究所)

(法人会員によるパンフレット展示)

建築会館ホールにて以下の法人会員14社のパンフレット展示が行われた。

・ 椛蝸ム組
・ 渇恆コ組
・ 潟Vステムアンドデータリサーチ
・ 且ツ塚研究所
・ 大成建設
・ 東亜建設工業
・ 東電設計
・ 飛島建設
・ (財)日本建築総合試験所
・ 白山工業
・ 轄辮_コンサルタンツ
・ (社)文教施設協会
・ 東日本旅客鉄道
・ 清水建設

(懇親会)

17時00分より
通常総会終了後、建築会館ホールにて懇親会が催され、会員相互の懇親が図られた。

以 上

記録:中村 晋   

議事録確認
  平成  年  月  日
  会長 大町 達夫 印

  平成  年  月  日
  理事     印
  理事     印

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