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日本地震工学会第23回理事会議事録(案)

A.日時:2003年3月12日(水)17:00〜20:30

B.場所:建築会館301号室

C.出席者
  出席者 土岐会長、石原次期会長、工藤、濱田各副会長
      井野、大町、川島、北村、鈴木、松本、武村、安田、中原、北田各理事
      岩崎、北川各監事
  委任状出席者 片山、小谷各副会長
      稲田、亀田、小長井、塩原、中島各理事
  欠席者 西谷理事

D.提出資料
資料23-1 第22回議事録
資料23-2 会務報告(北田理事)
資料23-3 会計報告(五老海氏)
資料23-4 会員入会申込み、退会希望、除名対象者の状況報告(松本理事)
資料23-5 会員名簿への登録内容及び名簿掲載可否についての確認(中原理事)
資料23-6 研究委員会の提案・報告
-1 強震観測記録に関する委員会(名称未定)(工藤副会長)
-2 性能規定型設計法に関する研究委員会(案)(川島理事)
資料23-7 日本地震工学会研究発表討論会(案)(鈴木理事)
資料23-8 平成15年度日本地震工学会総会関係
-1 1号議案 平成14年度日本地震工学会事業報告(中原理事)
-2 平成14年度事業報告のうち事業企画関係(案)(安田理事)
-3 日本地震工学会規約の一部改正(案)(大町理事)
-4 来期予算(総務関係案)(中原・北田理事)
-5 日本地震工学会第2回通常総会時における技術展示会への出展のお願い(参考資料:中原理事)
-6 日本地震工学会第3回通常総会ならびに講演会のご案内
平成15年度事業計画(案)(井野理事)
資料23-9 次回WCEEでの途上国援助に係わる資料(土岐会長)
資料23-10 第53回理論応用力学講演会の共催について(北田理事)
資料23-11 地震工学ニュース記事のコピー(記録公開に関するリンクに係る提案)(武村理事)
資料23-12 石原次期会長との次期学会活動に関する打合せメモ(北田理事)
資料23-13 会員勧誘に係わる調査資料(2編)
-1 建築学会大会(2002年)、構造B1、B2の第一著者のうち、非会員
-2 土木学会講演会(2002年)、耐震関係の著者・共著者うち、非会員
E.議事

1. 開会
 土岐会長が出席者が議決に必要な数を超えていることを確認の上、開会を宣言した。

2. 前回議事録の確認(資料23-1)
 既に電子メールで配布されている前回議事録が了承された。

3. 報告事項(北田理事)

(1).会務報告(資料23-2)
 北田理事が2003年2月10日から3月6日までの会務実施状況を報告し了解された。

(2).会計報告(資料23-3)
 五老海氏より2003年2月1日から2月28日までの会計報告があった。学会誌掲載料と会員収入について「当初予算が大き過ぎたのでは」との疑問が出たが、土岐会長より「学会誌掲載については活動がようやく軌道に乗ったところ、また会員収入については会員へのメリットがようやく示せるようになったので今後は会員を減らさないように頑張ろう」という意向が示され、了解された。また「管理費が事業費を大きく上回っているのは学会活動が不活発といわれないか?」との指摘に対しては、濱田副会長からはイランの地震調査に会員を派遣できなかった件と研究委員会の立ち上げが遅れた点が説明された。管理費が大きい件については中原理事より種々な会員数の学協会の例を示し、「会員数の少ない学協会の宿命と言えるが、事業活動が活発になってくると問題は改善される」との説明があり、それぞれ了解された。

4. 議題

(1).入会者、退会者の承認(資料23-4)
  松本理事より正会員1名と法人会員1社の入会申し込みの説明があり、それぞれ承認された。また14年度末で退会の希望者18名があることも紹介された。この他、計71名1法人を除名とせざるを得ないことが説明され承認された。中原理事より2002年末には退会が56名、除名が43名であったことが紹介された。土岐会長より、今後の会誌とCD-ROMの配布の効果に期待したい旨の希望が伝えられた。

(2).会員名簿について(資料23-5)
  中原理事より、今回試作した2ケースの名簿( 1) 名前と所属のみのケースと 2) 住所・電話・e-mail 追加のケース)について回覧と説明の後、名簿についての討議がなされた。この結果、今年度に会員へ送付する名簿は 1) とし、将来の名簿はできるだけ 2) の形とすべく会員への個人情報の記載についての可否を調査することとなった。この際の問い合わせ方として“乗せて欲しくない人に返信を求める”という方式が提案されたが、無断記載となりかねないとの反対意見も出たため、この点について松本理事が法的な面を次回の理事会までに調査し報告することとなった。また来年度の名簿作成時期は11月頃にするのが望ましいとの意見が大勢を占めた。

(3) 研究委員会の活動について(資料23-6)
  濱田副会長からの、1) 強震観測記録に関する委員会(名称未定)と、2) 性能規定型設計法に関する研究委員会の、2つの研究委員会が立ち上げの準備段階にあるとの簡単な説明の後、それぞれの委員会の世話役をされている工藤副会長と川島理事から委員会の概要についての説明があり、承認された。なお、各委員会の委員長は委員会が発足してから決まるため、それまで両世話役にお世話になることとなった。

(4) 地震工学会年次大会の開催について(資料23-7)
鈴木理事から次年度に予定している「日本地震工学会研究発表討論会」の会場についての検討状況が紹介された。この中、会場については、北川監事の協力の下に調査した結果、慶応大学日吉キャンパスを借用すると50万円程度の会場費で収まりそうなので、当初予定していた無料だが制約の多い日本学術会議ではなく、慶応大学を使うことも1選択肢として提案された。このため会費収入も視野に入れて討議を行った結果、慶応大学を借用する方向で進めることが決定した。

(5) 会員総会の準備について(資料23-8)
中原理事より5月の総会に向けての総務関係の準備状況が紹介された。次いで、中原理事と安田理事からそれぞれ1号議案と今年度の事業企画成果まとめ(案)について報告され了解された。
大町理事より、日本地震工学会規約の一部改正(案)が提示された。この中で特に組織図について討議がなされ、会長他の理事会メンバーを囲む枠自体を理事会と表示することと、監事と選挙管理委員会は理事会と総会を結ぶ線から引き出し線で結ぶこと、更に国際関係は国際委員会とするという修正方針が決まった。
総務理事から総務関連の次年度予算案の雛形が提示された。この中でホームページ管理等を始めとするサーバー管理について前々回(第21回)の理事会で塩原理事の提案に沿った外注化について、次年度の予算に盛り込むか否かを討議した結果、盛り込むことが決定した。
中原理事より「第3回通常総会における出展のお願い」を法人63社に発送した旨の報告と、この通常総会と講演会の案内状の素案が紹介された。
井野理事より次年度の事業計画書(案)と事業予算(案)が紹介された。
以上の資料は、引き続いて提示される予定の資料と共に継続審議され、最終的には5月の総会前の理事会で承認される予定。

(6) 次回WCEEでの途上国援助について(資料23-9)
土岐会長より来年開催される13WCEEでの途上国援助について、参考として2000年に開催された12WCEEの例が紹介された。その上で、基本的には寄付行為となるが従来は寄付に対する謝意が必ずしも明瞭ではなかったため、これを学会として対応すべきか個人の資格で対応すべきかを検討すること、学会として対応するには寄付行為とは言え、会員には何等かの通知が必要となるため、土岐会長が13WCEEの事務局がどの様に考えているかを確認することとなった。このため本件は次回への継続審議事項とすることとなった。

(7) 第53回理論応用力学講演会の共催について(資料23-10)
北田理事より日本学術会議のメカニクス・構造研究連絡委員会からの第53回理論応用力学講演会の共催についての依頼について紹介があった。討議の結果、本件は承諾され、当学会がから出すべき運営委員については昨年度に委員を務めた北川監事に推薦をお願いすることとなった。

土岐会長退席のため、ここで議長が土岐会長から濱田副会長に交替した。

(8) 記録公開に関するリンクに係る提案(資料23-11)
武村理事より当学会のホームページに地震観測記録の公開に関するリンクを張る件が提案された。本件は、基本的には了解されたが詳細な進め方については工藤副会長と武村理事に協議の上検討して貰うこととなった。

5. 懇談事項

(1) 石原次期会長との次期学会活動に関する打合せについて(資料23-12)
  北田理事より、石原次期会長と次期学会活動に関する打合せを行ったこと、その中で次期の方向性(基本的には今年度の方針の踏襲、事業の積極的な展開による事業収入の増強)が示されたことが紹介された。この後、石原次期会長が補足的に次年度に向けての積極的な意気込みを述べられた。

(2) 会員増強について(資料23-13)
会員増強策に関わり会員WGが作成した資料が提示された。この資料の活用については今後
検討することとなった。

(3) その他
  次年度の石原次期会長の理事会運営にあたっては、会長を補佐するワーキンググループを組織することとなり、近々その準備のための打ち合わせを行うことが決まった。

以上

記録担当:北田 義夫
(塩原理事の代行)
議事録確認

             平成15年 月 日
会長     土岐 憲三 印

             平成15年 月 日
総務理事   大町 達夫 印

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