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日本地震工学会第24回理事会議事録(案)

A. 日時:2003年4月9日(水)17:00〜 20:30

B. 場所:建築会館301号室

C. 出席者
 出席者 土岐会長、石原次期会長、小谷、片山、工藤各副会長
     稲田、北村、小長井、塩原、鈴木、中島、中原、松本、安田各理事
     北川監事
 委任状出席 濱田副会長、井野、大町、川島、亀田、北田、武村、西谷各理事、
     岩崎監事
     事務局五老海氏
 欠席  なし
 
D. 提出資料
資料24-1 第23回議事録
資料24-2 会務報告(北田理事)
資料24-3 会計報告(北村理事)
資料24-4 選挙管理委員会報告(塩原理事)
資料24-5 正・学会員入会申込者(安田理事)
資料24-6 会員総会議案書案(中原理事)
資料24-7 会員入会申し込み状況(中原理事)
資料24-8 2003年度日本地震工学会大会(案)(鈴木理事)
資料24-9-1 性能規定型設計法に関する研究委員会の活動計画及び予算(川島理事)
資料24-9-2 強震データベースの構築と活用研究委員会の活動計画及び予算(工藤副会長)
資料24-10 「第1回構造実験工学の高度化に関する国際会議」協賛の依頼(中原理事)
資料24-11 EERIとのパートナーシップ協定の進捗状況報告(中島理事)
資料24-12 IAEE ハンドブック抜粋

E. 議事
1. 開会
 土岐会長が出席者が議決に必要な数を超えていることを確認の上、開会を宣言した。

2. 前回議事録の確認(資料24-1)
 既に電子メールで配布された前回議事録が異議なく了承された。

3. 報告事項
(1) 会務報告(資料24-2)
 中原理事から報告があった。内容は配付資料のとおり。

(2) 会計報告(資料24-3)
 五老海氏より2003年3月分の会計、現預金管理表、収入・支出の月刊推移図、2002年度の決算報告(案)が報告された。2003年3月は、清掃管理費、役員選挙用の投票用紙印刷、会員名簿の作成、役員選挙資料発送経費の処理を雑費として支出したので雑費支出が予算を上回ることになったと捕足された。

(3) 平成15年度役員選挙結果報告(資料24-4)
 塩原選挙管理委員長より、選挙開票が行われ有効投票総数562、投票率43.6%となり、次期会長に入倉孝次郎現副会長、副会長に大町達夫現総務理事、北川良和現監事、監事に柴田明徳東北文化学園大学教授が選出されたことが報告された。
 次年度の選挙にあたっては、会員に発送する推薦候補者のリストで候補者の記載順序が意味をもたないように注意すること、略歴の記載事項に本学会の中の役員歴があるとよいとの意見が出された。

3. 議題
(1) 入会者・退会者の承認、名簿許諾(資料24-5)
 松本理事から報告。入会正会員3名学生会員1名、退会7名の申し込み承認。
名簿を公開する場合の法律上の地震工学会の責任の調査結果について報告された。また、地震工学会名簿作成に関する会員許諾の確認方法について検討した結果が報告された。7月に会員に確認した上で全てのデータを載せた名簿を11月を目標に作成したい。承認。

(2) 会員総会の準備について(資料24-6)
 総会議案書の準備状況について総会議案書の原稿担当者の確認と進捗状況の報告が行われた。1号議案から9号議案については中原理事から報告があった。10号議案については、北村理事から平成15年度予算について詳しく報告を受けた。平成15年度予算は、事業に積極的に予算を使う方針で作成したと説明があった。次のことを確認した。事業報告については、論文集関係の部分の進捗状況を小長井理事から川島理事に確認することとした。会誌編集関係の記述については、会誌の2003年Vol. 1が刊行されたことを追加すべきことが指摘された。会員幹事会関係の記述については、2003年11月に会員名簿発行予定であることが指摘され、ページ数が増えるので名簿印刷予算を今年より増額する必要があるという指摘があった。
 小長井学術理事より、CD版 JAEE Year Book が論文集も含めた学会活動の全体を取り扱っているので、来年度もCD担当を論文集委員会にするか検討して欲しいと要望が出された。
 平成15年度予算については次のことを確認した。来年度も当面法人化積立金は従来どおり積み立てる必要があることを確認した。地震災害調査費用は、来年度予算では、被害調査が行わうための基金として積み立てる費目に移す。その結果、地震災害調査基金は法人化積立金とあわせ
て400万とする。予算案の事業費の備考欄の説明は、分かりやすくなるように、例えば会誌編集であれば、アルバイトではなく発行する雑誌の冊数とするなど、会員が事業計画との関係が理解しやすくなるよう工夫する。事業費の調査研究費の査定額は260万円で、今年度並みとし増額はしない。ただし、調査研究委員会の活動に不足する場合には、理事会の承認のもとに予備費から支出する。今年度の大会では外国人講師旅費は支出しない。事業費にある予備費と調査研究費の減額した分を予備費に入れる。年次大会については収支均衡とせず、会場費に相当する額を事業費として予算化するものとした。

(3) 次回WCEEでの途上国援助について(資料24-7)
 前回から継続審議の標記事項について討議した。土岐会長から、個人の善意の寄付でありJAEEとして対応しないとする考えと、JAEEが援助金を集めるのに協力する考えがあることが紹介された。日本地震工学会はWCEEの開催母体であるIAEEに対して日本を代表する団体であることから、土岐会長が、世界地震工学会日本代表とJAEE会長の連名での寄付の呼びかけをすることとした。

(4) 地震工学会年次大会の開催について(資料24-8)
 鈴木理事から、2003年度日本地震工学会大会事業計画が提案された。会場は、慶応義塾大学理工学部矢上キャンパス、開催日は、2003年11月11日〜13日とすることを承認した。また、大会の正式名称は、「日本地震工学会大会 - 2003」とした。回数は、2001年の大会を第1回と考え、今回は第2回とするが、大会名称には入れず、印刷物にデザインとして第2回の表現が含まれるようにすることとなった。大会の参加費の算定方法について、北村会計理事より、前回は大会ですべての支出と収入が均衡するように定めたが、次回からは会員に対するサービスとして、会場設営費については学会の会計からを充当する方針とすることが提案され、承認された。

(5) 研究委員会の活動について(資料24-9)
 工藤副会長より、研究委員会「強震データベースの構築と活用研究委員会」の委員会名簿が提案され承認された。川島学術理事にかわって中原理事より、「性能規定型設計法に関する研究委員会」の活動計画と予算が提案され、承認された。

(6) 日本学術会議理論応用力学講演会委員について
 中原理事より、標記委員の選出依頼があったことが報告された。土岐会長に委員の選任を任せることにした。

(7) 第1回構造実験工学の高度化に関する国際会議(AESE 2005)の協賛依頼(資料24-10)
 名古屋大学の宇佐美勉教授から、地震工学会会長宛に、標記の依頼があったことが披露され、協賛団体となることを承認した。この会議は、2005年7月19〜21日を会期として、名古屋国際会議場で開催され、主催は名古屋大学と愛知工業大学。
 
(8) その他
 土岐会長より、会員総会に、地震工学会の法人会員にはなっていない関西地震観測研究協議会の申し込みがあり、展示を認めるか協議した。展示を認めることとするが、あわせて法人会員としての加入を勧めることとした。
 研究委員会に出席する委員旅費の規定について工藤副会長から、筑波からの出張旅費の支払いを認めたいと提案があった。中原理事より、現在出張旅費は新幹線料金のみを支出することだけが決まっており、それ以外の規定がないので、直ぐには対応できないと説明があった。そこで、
一般的な旅費の規定を早急に制定することとし、次回の理事会に総務部会が規定の原案を作成し提案することとした。

4. 懇談事項
(1) EERI とのパートナーシップ協定について (資料24-11)
 中島理事から、EERI とのパートナーシップ協定締結に関する協議の進捗状況が説明された。また、協定原案の説明があった。協定原案について理事が持ち帰って検討して、意見があれば中島理事に伝えるものとした。

(2) 次年度会長補佐ワーキング・グループについて
 石原次期会長から、次期から、会長を補佐するために総務理事と外部委員から構成されるグループを立ち上げる予定であることが紹介された。グループには、特に若い人や、地震工学会について考えを持った人を取り込み、意見の吸収に役立てるのが良いという意見があった。6月から事務局の運営体制についての案が紹介された。


記録担当:塩原 等

議事録確認

         平成15年  月  日
           会長     土岐 憲三 印

         平成15年  月  日
           副会長    小谷 俊介 印

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