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日本地震工学会第73回理事会議事録

A.日 時

  • 2008年12月18日(木) 16:30〜18:30

B.場 所

  • 建築会館304会議室

C.出席者

  • 鈴木(浩)会長、濱田次期会長、鈴木(祥)、武村各副会長、勝俣、犬飼、佐藤、金子、吉田、志波、中村、福和、三輪、翠川各理事
  • 委任状出席:吉田副会長、鈴木(康)、柏崎、笠井、大堀、源栄、芳村各理事
  • オブザーバ出席:鴫原事務局長

D.提出資料

  • 資料73-01:  日本地震工学会第72回議事録(案)(犬飼理事)
  • 資料73-02:  12月理事会 会務報告(勝俣理事)
  • 資料73-03:  平成20年度委員会委員名簿(案)(勝俣理事)
  • 資料73-04:  会計報告(佐藤理事)
  • 資料73-05:  選挙管理委員会開催報告(金子理事)
  • 資料73-06:  行事開催報告(中村理事)
  • 資料73-07-1:  2008年大会開催報告(源栄理事)
  • 資料73-07-2:  日本地震工学会大会(仙台)-2008決算書(案)(鴫原事務局長)
  • 資料73-08:  12月入会者・退会者,会費未納者報告(柏崎理事、鴫原事務局長)
  • 資料73-09:  共催・後援依頼、名義使用依頼(勝俣理事)
  • 資料73-10:  欠番
  • 資料73-11:  将来計画検討委員会(地震工学会の財務内容)(勝俣理事、将来2-04)
  • 資料73-12:  事業企画委員会における企画(案)(中村理事)
  • 資料73-13:  論文集限定公開への実施計画について(吉田理事、大堀理事)
  • 資料73-14-1〜2:  IAEE事務局支援について(芳村理事、勝俣理事)
  • 資料73-15:  日本地震工学シンポジウムの準備状況(福和理事)
  • 資料73-16-1〜4:  研究委員会の新規設置について (仮称)微動利用技術研究委員会(三輪理事)
  • 資料73-16-5:  「地盤構造物におけるライフサイクルコスト戦略」セミナーの開催(案)(三輪理事)
  • 資料73-17-1〜2:  会員特典と出版物の扱い(勝俣理事)
  • 資料73-18:  今後の理事会スケジュールについて(勝俣理事)

E1.前回議事録の確認(犬飼理事、資料73-01)

 犬飼理事より、第72回議事録(案)の要点が報告され、確認された。

E2.報告事項

(1)会務報告(勝俣理事、資料73-02)

 勝俣理事より、前回理事会以降の会務の要点が報告され、確認された。

(2)委員会構成(勝俣理事、資料73-03)

 勝俣理事より、選挙管理委員会、役員候補推薦委員会の委員が報告され、了解された。

(3)会計報告(佐藤理事、資料73-04)

 佐藤理事より、会計報告がなされ、了解された。

(4)選挙管理委員会開催報告(金子理事、資料73-05)

 金子理事より、選挙管理委員会開催報告があり、平成20年度選挙日程として
   3月 2日 投票用紙発送
   3月19日 投票期限(当日消印有効)
   3月26日 開票
 で行う準備を開始した報告がなされ、了解された。

(5)行事開催報告(中村理事、資料73-06)

 中村理事より、「緊急地震速報講習会・展示会 2008東海」、「地震防災の学習教材の現状について」を開催し、「地震防災の学習教材の現状」は地元紙に紹介され学会活動の広報に貢献できたとの報告がなされ、確認された。

(6)2008年大会開催報告(源栄理事、鴫原事務局長、資料73-07)

 鴫原事務局長より、決算書(案)として、
   収入 補正予算3,468,000円 、決算金額 3,041,500円 、差額△426,500円
   支出 補正予算3,468,000円 、決算金額 3,169,991円 、差額▲298,009円
 となり、12.8万円の赤字となった報告がされ、了解された。

E3.議案

(1)入退会者・会費未納者(柏崎理事、鴫原事務局長、資料73-08)

 金子理事より、入会申込者2名(学生会員2名)、退会希望者2名について報告され、承認された。その結果、名誉会員16名、正会員1,195名、学生会員92名、法人会員96社となった。

 鴫原事務局長より、12月18日時点での会費未納者一覧が示された。これまで2回督促を行っており来年1月から会員資格が停止となる報告がなされた。次回理事会で対応を検討することとし、個別に連絡の取れる理事会メンバーは会費納入を促すこととした。

(2)共催・後援・協賛(勝俣理事、資料72-08)

 勝俣理事より、「第13回震災対策技術展/自然災害対策技術展 横浜」後援:メール審議済の報告と、「最新の地盤震動研究を活かした強震波形の作成法」後援の紹介がされ、審議の結果、承認された。

E4.懇談事項

(1)IAEE日本代表について(鈴木会長)

 小谷IAEE日本代表が理事に就任されるに伴い、後任の推薦依頼がJAEEにあり、経緯について鈴木会長より次の報告がなされ、了承された。会長・副会長会議で分野バランスを考慮して東京工業大学川島一彦教授を推薦することとし、内諾を得た。今後、会長名で川島教授に依頼状を出し、回答を受領後、IAEEに会長名で届け出ることとする。

(2)将来計画検討委員会(鈴木会長、勝俣理事、資料73-11)

 鈴木会長より、第3回委員会(12月11日開催)活動状況について以下の報告がなされた。

  • 日本地震工学シンポジウムの準備状況(懇談事項(6)で紹介)
  • IAEE事務局長支援(懇談事項(5)で紹介)
  • EERIとの2004年研究協力協定締結に関する資料が出てきたが、肝心の協定書の所在が不明である。国際化に活用できると考えられるため、引き続き調査する。
  • 会員増が難しいとして、今後、震災予防協会との事務局賃料等の折半がなくなることを想定して将来の財務内容を試算すると赤字が見込まれることが判明し、対策検討が必要と考えられる。次回、理事会に検討資料を提出し、状況を理事会メンバーに理解していただく。
  • 役員構成・理事会の体制として、理事の削減等のスリム化、役員任期の見直しを図る方針で、モデルについて今後検討する。

今後の予定、
  2月5日理事会 第4回の報告(決定事項、ペンディング事項の整理)
  3月12日理事会 委員会の報告内容の承認
  HPに掲載し会員からのコメントを募る
  5月22日総会 将来計画方針について承認を得る

勝俣理事よりこれまでの財務内容について以下の報告がなされた。

  • 繰越金を除くと、年度毎の収入と支出の差は200〜300万円に収まり、収支バランスの取れた状況である。
  • 収入は、会員収入が8割程度である。
  • 支出の内訳は基金と管理費で5割をこえる。このうち、かなりを震災予防協会と折半している人件費と一般管理費の占める割合が高い。JAEE単独で支払う場合、かなりの支出増となることが分かる。
  • 基金関連として、以前、法人化時に必要と伝え聞き手当てした法人化積立金の1500万円、日本地震工学シンポジウムの預かり金827万円がある。法人化積立金は新しい制度では不要のため、今後の有効活用を早急に検討する必要がある。
  • 事業収入は全体的に少ない。ただし、2007年度は企画事業収入と年次大会収入が大きかった。

(3)新規行事の企画(中村理事、資料73-12)

 中村理事より以下の計画が示され、了解された。

  • 「E-ディフェンス首都直下地震防災・減災実験見学会」、日時2009年1月22日、場所:(独)防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センター、参加費:3,000円。収支はほぼ均衡。
  • セミナー「実務で使う地盤の地震応答解析」、日時2009年2月23日、会場:建築会館ホール、講師:吉田望副会長(東北学院大学教授)、定員:180名。収支予算、収入は支出を上回る見込み。

(4)論文集限定公開への実施計画について(吉田理事、大堀理事、資料73-13)

 吉田理事より、会員の特典として論文の本文を登載から1年間は会員限定の公開とすることについて、告知等について計画が示され、了解された。

  • 2009年1月からHP上で告知開始。
  • 総会後の2009年6月(実質的には、8月、No4より)実施。

(5)IAEE事務局支援について(芳村理事、勝俣理事、資料73-14-1〜2)

 勝俣理事より、IAEE新事務局長首都大学東京芳村教授より以下の支援依頼の内容について報告がなされた。

  • 事務局維持への全面的支援
  • 事務局予算の支援
  • NPO法人各取得の支援
  • IAEE銀行口座管理の支援
  • IAEE事務局支援組織の結成
  • World List の更新支援
  • Webコンテンツ収集支援

 上記のうち、予算に関しては、14WCEE登録者から登録費に事務局活動のみに使用する目的で上乗せ徴収(20USD)した金額が中国より送金されない可能性があるため、World List作成費用34万円を3月までに支払うための支援について、急ぎ、理事会で決定する必要がある。

 鈴木会長より、「WCEE等の参加等の国際化に関しIAEEを支援することは重要であるが、JAEE会員に説明できる内容の支援を心がける必要がある。」、濱田次期会長より、「IAEE支援体制として窓口を国際委員会とし予算に関わるものを理事会に諮ることとしてはどうか」の提案があった。

(6)日本地震工学シンポジウム(JEES)開催準備について(福和理事、資料73-15)

 福和理事より、JEES準備状況(第1回準備会11月25日、第2回12月18日)について以下の報告がなされた。

  • 実行委員会委員長を、東京工業大学和田章教授に依頼し、内諾を得た。
  • 委員会で決定することであるが、会場に関しては、運営委員の選考に関わることから、過去のJEESが首都圏で開催されてきたこと、関西圏は会場の選考に若干困難をきたすことが考えられる。このため、首都圏開催を念頭において、委員候補者のリストアップを行った。
  • 事務局より、各学会に委員推薦依頼を年末、年初に行い運営委員を決定したい。JAEE役員の任期が切れるが、業務の引継ぎを考慮して、建築学会からは福和理事、震災予防協会からは武村副会長が委員に入ることを考えている。
  • 10周年記念事業との関連は、2つの事業を個別に開催することはマンパワー的に難しいので、まとめて開催ができるよう検討する。
  • 論文の査読の有無については、委員会で決定する。
  • 1月に3回目の準備会を開催し、国際化、市民に対する地震工学のプレゼンスをどのように取組むかについて検討とする。

 鈴木会長より、「和田先生が動きやすいような、委員会の支援をお願いしたい。今後への引継ぎを考えた若手の委員登用も考えて欲しい」、濱田次期会長より、「国際化に関連して、海外から研究者を含めたラウンドテーブルミーティングを開催し、成果を発信することは意義があると考えられる。」との意見が出された。福和理事より、「海外からの留学生が参加するイベントを開催し、帰国後にJEESの海外の支援者になるように働きかけることも考えている。」と補足があった。次回準備会に、濱田次期会長が参加することになった。

(7)研究統括委員会の活動状況の報告(三輪理事、資料73-16-1〜5)

 三輪理事より、以下の3委員会の活動について報告があり、了解された。

1)(仮称)常時微動利用技術研究委員会設立

委員長:森伸一郎愛媛大学教授(候補案)、設置期間:2009年1月1日〜2011年5月31日
委員候補14名、最大6名程度の委員を委員会設立直後に公募する。2008年度予算を期中申請の場合20万円であったものを40万円とした。予算の増分は、調査研究事業費内で調整することで了解いただきたい。

2)リモートセンシング技術を用いた災害軽減に関する研究委員会予算

現時点での支出は約4万円である。研究に活用するため衛星画像データベースの購入を36万円強で検討している。予算を1万円程度オーバーするが調査研究事業費内で調整するため了解いただきたい。

3)土構造物におけるライフサイクルコスト戦略の研究委員会の「地盤構造物におけるライフサイクルコスト戦略」セミナーの開催

日時:2009年3月11日、会場:京都大学吉田キャンパス百周年記念時計台ホール、定員:100名
講演者の西村伸一岡山大学教授は、本会会員でない。交通費の支給を委員会予算内で処理することを了解いただきたい。

(8)会員特典と出版物の扱い(勝俣理事、資料73-17)

 勝俣理事より、学会の出版物について会員特権として割引で購入できるとしているが、一部そのようになっていないので、整理が必要との報告がなされた。また、今後の問題点として以下が説明があった。

  • 図書雑誌が少なく、ほとんどが資料集の扱い。
  • 電子的発行物は販売していない。会員にはすべて無償で提供できるが、非会員には提供できないことがある。
  • 現在の刊行規定との整合。資料集には刊行規定がない。事業企画委員会で一元化できるか。
  • 著作権の管理
  • 学会出版物リストの再整理

金子理事より会員特典に関する内規の改定案が示され、了承された。

(9)今後の理事会スケジュールについて(勝俣理事、資料73-18)

 勝俣理事より、今後の理事会スケジュールについて以下の報告がなされた。

1)活動報告・活動計画・予算作成の依頼

各理事が担当する活動について平成20年度活動報告・平成21年度活動計画と予算・平成21年度アクションプラン作成の依頼がされた。3月12日の理事会において、各理事より活動計画の説明を行うこととする。

2)予算の流用決議

2月5日の理事会で予算の流用決議を行う予定である。

3)役員の選挙・推薦と決定

  • 平成21年度次期会長、平成21年度後任副会長および監事は3月26日開票の選挙で決定する。
  • 現理事会メンバー、特に今期で退任予定の理事より新任理事の推薦を受け、4月2日の拡大正副会長会議で担当を決定。

 鈴木会長より、「時間がないので困難と思われるが、役員選挙結果を受け新任の次期会長、副会長からの推薦・意見をいただくことは出来ないか今後の検討課題にして欲しい。」、濱田次期会長より2月28日までにできるだけ理事の推薦をお願いしたい。」との意見がだされた。

(10)その他

 鈴木会長より、5月14日開催予定の第77回理事会の開催予定変更が依頼され、5月7日に開催することとなった。



次回予定: 平成21年2月5日(木)17:00より

記録担当:犬飼

議事録承認
     平成  年  月  日
        会長 鈴木 浩平
     
     平成  年  月  日
        総務担当理事

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