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日本地震工学会第74回理事会議事録

A.日 時

  • 2009年02月05日(金) 17:00〜19:30

B.場 所

  • 建築会館304会議室

C.出席者

  • 鈴木(浩)会長、濱田次期会長、鈴木(祥)、西谷各副会長、勝俣、犬飼、鈴木(康)、佐藤、柏崎、金子、吉田、笠井、志波、大堀、中村、芳村各理事
  • 委任状出席:吉田、武村各副会長、源栄、福和、三輪、翠川各理事
  • オブザーバ出席:鴫原事務局長

D.提出資料

  • 資料74-01:  日本地震工学会第73回議事録(案)(犬飼理事)
  • 資料74-02:  2月理事会 会務報告(勝俣理事)
  • 資料74-03:  平成20年度役員名簿(勝俣理事)
  • 資料74-04:  役員候補推薦委員会開催報告(犬飼理事)
  • 資料74-05-1〜3:  選挙実施計画(金子理事)
  • 資料74-06:  行事開催報告(中村理事)
  • 資料74-07:  会誌No.9目次(志波理事)
  • 資料74-08-1〜3:  IAEE関係(日本代表)について(勝俣理事)
  • 資料74-08-4:  IAEE関係(事務局支援)について(勝俣理事)
  • 資料74-09-1:  会計報告・会費未納者(鈴木理事)
  • 資料74-09-2:  決算見込み(鈴木理事)
  • 資料74-10:  1月入会者・退会者(柏崎理事、鴫原事務局長)
  • 資料74-11-1〜4:  共催・後援・協賛依頼(勝俣理事)
  • 資料74-12:  委員会委員の委嘱(微動利用技術研究委員会など、勝俣理事)
  • 資料74-13:  第2回予算流用書抜粋(鈴木理事)
  • 資料74-14:  今年度の活動報告と次年度の活動計画・予算計画作成のお願い(勝俣理事)
  • 資料74-15:  将来の収支想定(鈴木会長・勝俣理事)
  • 資料74-16:  2008年日本地震工学会・論文奨励賞の候補者(2名)について(吉田理事)
  • 資料74-17:  新規行事の企画(中村理事)
  • 資料74-18:  (欠番)
  • 資料74-19:   地震災害対応委員会:災害発生時の連絡メーリングリストの作成(三輪理事・翠川理事)
  • 資料74-20:  ホームページ「行事>行事一覧」の維持管理体制の変更(大堀理事)
  • 資料74-21:  第13回日本地震工学シンポジウム準備状況について(福和理事)
  • 資料74-22:  2009年度日本地震工学会大会に開催場所、日程(芳村理事・鴫原事務局長)
  • 資料74-23-1:  2009〜2011年のスケジュール(勝俣理事)
  • 資料74-23-2:  2009年度役員構成案(勝俣理事)

E1.前回議事録の確認(犬飼理事、資料74-01)

 犬飼理事より、第73回議事録(案)の要点が報告され、確認された。

E2.報告事項

(1)会務報告(勝俣理事、資料74-02)

 勝俣理事より、前回理事会以降の会務の要点が報告され、誤記を修正し、確認された。

(2)役員名簿更新(勝俣理事、資料74-03)

 勝俣理事より、鈴木副会長の連絡先が変更された旨、報告された。また、連絡先等で変更があれば、早急に連絡して欲しい、との要望があった。

(3)役員候補推薦委員会開催報告(犬飼理事、資料74-04)

 犬飼理事より、下記会員を役員候補として推薦する旨の報告がなされた。

 ○次期会長候補者
    國生剛治 氏、中央大学 :03-04年度理事
    久保哲夫 氏、東京大学 :00-01年度理事
 ○副会長候補者
    中島正愛 氏、京都大学 :00-02年度理事
    東畑郁生 氏、東京大学 :04-05年度理事
    藤田 聡 氏、東京電機大学 :03-04年度理事
    目黒公郎 氏、東京大学 :05-06年度理事
 ○監事候補者
    井上範夫 氏、東北大学
    佐藤忠信 氏、神戸学院大学

(4)選挙実施計画(金子理事、資料74-05-1〜3)

 金子理事より、選挙実施計画の報告があり、平成20年度選挙における、投票用紙発送の内容について説明があった。用紙発送時(3月2日)に会費未納の方は投票の権限が無いため、用紙発送のリストから外すことの説明があり、了解された。

(5)行事開催報告(中村理事、資料74-06)

 中村理事より、「E-ディフェンス首都圏直下地震防災・減災実験見学会」の報告があり、見学会の時間の延長があったが、本加振以外のケースを見学する機会を得るなど有益な内容であったとの報告がなされた。また、収支決算も了承された。

(6)会誌発刊の報告(志波理事、資料74-07)

 志波理事より、会誌発刊の内容について説明があり、本日発送して来週初めには会員へ届く旨の報告がされた。

(7)IAEE関係(日本代表・事務局支援、資料74-08-1〜4)(勝俣理事)

 鈴木会長から、世界地震工学会(IAEE)の日本代表について前小谷俊介代表から交代する次期代表として、川島一彦先生を推薦していた件で、会長名での依頼状に対し正式に承諾をいただいた事、回答を受領後、IAEEに会長名で届け出たことの報告があった。

 また、勝俣理事より、IAEE事務局長芳村学先生からIAEE事務局支援として以下のような報告と要請を受けている旨、説明があり、1)については支援金約34万円を日本地震工学会から支出することが了承された。

1) 2008年度IAEE事務局費用の支援(第73回理事会で報告済み)

  • 2008年でWorld Listの作成に34万円の支出があった。
  • この34万円はJAEEから支援して欲しい。
  • 他の事務局経費は震災予防協会からの支援により賄えると考えている。

2) 今後のIAEE事務局費用の支援

  • 来年度はJAEEからの支援金をお願いしたい。

3) 今後のWorld Listの編集支援

  • JAEEから今後はWorld Listの編集支援を受けられると期待している。
  • WL編集支援について笠井理事に連絡済、三輪理事からもWorld List編集支援について提案があり、検討中。

 以上の件について、芳村理事から以下のコメントがあった。

  • IAEE事務局はもともと日本に設置されており、その活動支援をJAEEに求めたい。IAEE事務局は人員は無いのに関わらず、迅速な対応を求められる場合もある。
  • 北京WCEEでの「寄付金」などによってIAEE独自の予算が確保できたので、事務局活動が低調であると日本に事務局を置かずに別の国に移せばよい、との意見が各国からあがる可能性がある。したがって、IAEE事務局の支援をしっかりとお願いしたい。
  • ただし、IAEE事務局の支援よりはるかに重要なことは、次の代表・事務局長・理事・・・を担える国際的な人材の育成と思う。IAEE事務局の支援は国際的に通用する人材の育成の一助になると考えている。ぜひJAEEからの協力をいただきたい。

 これに対して勝俣理事より「長期的な個別の人材育成はJAEEや理事会にとって重い課題である」との意見があった。

 また、国際委員会の担当の笠井理事より、「芳村理事とは1度打ち合わせしており、日本代表の川島先生にも国際委員会に参加していただいてIAEE支援について議論する予定である。ただし、将来検討委員会で今後の国際委員会の方向性を決めることになっていたと記憶しており、その結論を待ってから活動を始めたい」との発言があった。勝俣理事より「将来計画検討委員会では国際交流はJAEEにとって重要な事業であると確認されたが、詳細な方向性についてまでは議論が及んでいないのが現状である」との回答があった。濱田次期会長より「この懸案は今日の理事会で決定できない。国際委員会にて議論を深めて、その結果を理事会に報告して欲しい」との意見があった。

 最後に芳村理事より「この議論を通じてIAEEの存在を多くの人が認知することが重要と考えている」とのコメントがあった。

(8)会計報告(鈴木理事、資料74-09-1〜2)

 鈴木理事より、会計報告がなされ、了承された。また、会費未納者には理事で分担して納入を督促することが決定された。

 また、H20年度の決算見込みについて下記の説明があった。

  • 昨年度は大会・事業企画が大幅な収入超過に貢献したが、今年度は大会・事業企画ともに支出が収入を上回った。
  • 今年度はサーバーを購入し、事務局職員交代・引継ぎに伴って事務局費用がかさんだ。
  • 結果として繰越金が昨年度より減る決算となる。ただし、昨年度の繰越金は正常な学会財務の範囲を超えており、繰越金を減らすことは異常ではない。

E3.議案

(1)入退会者・会費未納者(柏崎理事、鴫原事務局長、資料74-10)

 柏崎理事より、入会申込者6名(正会員4名、学生会員2名)、退会希望者5名について報告され、承認された。その結果、名誉会員16名、正会員1,195名、学生会員93名、法人会員96社となった。

(2)共催・後援・協賛(勝俣理事、資料74-11-1〜3)

 勝俣理事より、共催2件、後援1件のメール審議済の報告と、「第9回SEGJ国際シンポジウム」協賛の紹介がされ、審議の結果、承認された。

(3)委員会委員の委嘱(勝俣理事、資料74-12)

 2委員会「原子力発電所の地震安全問題に関する調査研究会」「微動利用技術研究委員会」について委嘱される委員名簿が紹介され、承認された。

 濱田次期会長より、今後の委員活動に関して、委員会終了時の活動報告書の提出、および講習会等の成果発表会の開催を明確にするようお願いしたいとの意見があった。

(4)第2回予算流用(鈴木理事、資料74-13)

 鈴木理事より、決算見込みに基づき、国際交流事業費40万、管理費20万の予算流用について説明があり、承認された。

E4.懇談事項

(1)今年度報告と次年度計画・予算作成のお願い(勝俣理事、資料74-14)

 勝俣理事より今年度の活動報告と次年度の活動計画(アクションプラン、活動計画案、予算原案)の提出依頼とその説明があった。

  • 大会および事業企画については予算を委員会運営費と企画行事経費を分けて記述する。
  • 提出は勝俣理事宛で、2月28日を締め切りとする。
  • 3月12日の理事会において各理事よりそれぞれ5分で活動計画の説明を行うこととする。

(2)将来計画検討委員会(鈴木会長、勝俣理事、資料74-15)

 学会の将来の収支想定について、勝俣理事より紹介があり、以下の補足説明があった。

  • 会員1200人を維持できれば、収支のバランスが良い想定となった。
  • 会員は、思ったより老齢化してはいない。
  • 国等の補助金等を獲得するには、法人格を取得することが重要である。
  • 将来、震災予防協会との事務局人件費賃料等の折半がなくなる場合も想定しておく必要があり、この場合は補助金の獲得がなければ赤字となる。
  • 役員構成・理事会の体制として、理事の削減等のスリム化、役員任期の見直しを図る方針も想定する必要がある。
  • 数字に誤りがあるので、訂正版をメールで配布する。

(3)論文奨励賞(吉田理事、資料74-16)

 吉田理事より、2008年論文奨励賞の候補者2名について、内規に基づいて厳正に審査され推薦された内容の紹介があった。大堀理事より、今後、単独での執筆には共著ありと比べて配慮して評価してもよいのでは、との指摘があり、吉田理事より委員会で検討する旨の回答があった。

(4)新規行事の企画(中村理事、資料74-17)

 中村理事より新規企画「構造物の地震リスクマネジメント」について紹介があり、了解された。講師は、中村孝志氏(篠塚研)に決定したことが報告された。

(5)研究統括委員会の活動状況の報告(三輪理事・翠川理事、資料74-19)

 三輪理事・翠川理事欠席のため、勝俣理事より、地震災害対応委員会での災害発生時の連絡メーリングリストの作成状況について説明があった。地震発生地域を考慮したメンバーの提案をしてほしいとの意見があった。勝俣理事より地震災害対応委員会の将来構想に反映させたいとの回答があった。

(6)ホームページ「行事>行事一覧」の維持管理体制の変更(大堀理事、資料74-20)

 大堀理事より、web編集をサポートする委員を新規記事が関係する委員会(研究統括委員会、事業企画委員会、会誌編集委員会)から選出すること、および行事一覧への掲載依頼の方法を見直しについて説明があった。勝俣理事より、今回の措置は、本会webサイトの編集作業では、特に行事一覧への掲載記事が多いことから、その掲載・削除までの流れを改め、疲弊している担当委員への負担集中を減らすことを目的とするとの説明があった。

(7)日本地震工学シンポジウム(JEES)開催準備について(福和理事、資料74-21)

 福和理事欠席のため、勝俣理事より、JEES準備状況(第3回準備会)について以下の報告がなされた。

  • 第一候補地はつくばエポカル(2010/11/18-20を仮押さえ)
  • 運営委員会委員(案)を作成し、委員の委嘱手続きを行う。
  • 新たに自然災害学会と地域安全学会に1名の推薦依頼を行う。
  • 委員候補者の役割分担案(総務&国際化&イベント、学術)とスケジュール案を作成する。
  • 国際化としてのアジア円卓会議の可能性、JAEE十周年記念事業、査読の有無を議論する。

 勝俣理事より、本人への了解は未確認であり、これからであることの説明があった。

(8)2009年大会について(芳村理事・鴫原事務局長、資料74-22)

 芳村理事より、大会スケジュールと開催会場、発表論文数、発表時間について説明があった。

  • 会場:代々木青少年総合センター(選定理由:安くて都心から遠くはない)
  • 日程:11/12(木)〜14(土)(決定理由:空きがこの日程しかなかった)
  • 会場の制約から、発表・講演に限る。技術フェアは実施しない。
  • 大会実行委員会は早急に立ち上げたい。

(9)2009〜2011年のスケジュールと2009年度役員構成(勝俣理事、資料74-23-1〜2)

 勝俣理事より、2009〜2011年のスケジュールについて説明があり、濱田次期会長より以下のような意見があった。

  • 新法人の設立は2010年5月としてはどうか?。設立準備委員会を設置し、議論したい。
  • 設立10周年記念行事はまとめてしまい、日本地震工学シンポジウムの中で実施できないか?。その場合「つくば市」開催は不便なような気がする。都心で日本地震工学シンポジウムを開催できないか、再検討が必要ではないか?。
  • 阪神淡路15年特別企画は本会がイニシアチブを取って開催したい。学協会横断的に組織し、記念講演やラウンドテーブルミーティングを開催し、成果(提言)を発信すべきである。関西で実施する方向で鈴木(祥)副会長を中心に企画を考えていただきたい。

 上記の意見を踏まえて関係理事・委員会にて検討することになった。

 また、勝俣理事より、2009年度役員構成に関して説明があり、現理事会メンバー、特に今期で退任予定の理事は複数の理事候補者を推薦していただきたいとの要請があった。

(10)その他

 笠井理事より、3月5日開催の実大5層制震構造建物の振動台実験 一般公開、2009 Blind Analysis Contest by E-Diffense についてのお知らせがあった。



次回予定: 平成21年3月12日(木)17:00より

記録担当:佐藤

議事録承認
     平成  年  月  日
        会長 鈴木 浩平
     
     平成  年  月  日
        総務担当理事

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