趣 旨
本委員会は、2004年のスマトラ沖地震津波を契機に、津波被害・災害に対する軽減策を検討する委員会として2005.8~2008.5「津波災害の軽減方策に関する研究委員会」(委員長 松冨英夫)が発足され、2008.6~2011.5「津波災害の実務的な軽減方策に関する研究委員会」(委員長 松冨英夫)、2011.6~2014.5「津波対策とその指針に関する研究委員会」(委員長 松冨英夫)と続き、3期目では、特に2011年3月の東日本大震災の被害を取り纏めてきました。
一方、2011年東日本大震災を受けて国内外で津波荷重に関して室内実験や数値計算による研究が多数実施されてきております。また、各種業種で、津波荷重の評価ガイドや技術集が取りまとめられてきております。
このような背景のもと、2015.6から活動してきました「各種構造物の津波荷重の体系化に関する研究委員会」では、様々な構造物に作用する津波荷重について、既往の実験および数値計算の知見を整理してきました。また、各業種で取り纏められている評価ガイドや技術集を分析することで、津波荷重の評価手法の体系化を目指して活動を行ってきました。そのなかで、前委員長の思いである、「津波荷重のこころえ」というものを、将来にわたり構築していきたいと考え、成果報告会を通して、これまでの活動してきた本研究委員会の成果を広く認知いただくとともに、「津波荷重のこころえ」の今後の展開のための議論が深められることを期待しています。
1.日 時:2019年2月27日(水) 15 時00 分~17 時30分
2.場 所:ビジョンセンター田町 2階 203会議室
(港区芝5-31-19 オーエックス田町ビル2階)
会場案内図:https://www.visioncenter.jp/tamachi/access/
3.プログラム
15:00~15:10 開会挨拶および趣旨説明: 委員長 有川 太郎(中央大学)
15:10~15:40 津波荷重の評価における心得: 松冨 英夫(秋田大学)
15:40~15:50 討議
15:50~16:05 津波波力の評価(先端部荷重): 大家 隆行(パシフィックコンサルタンツ)
16:05~16:20 同上 (非先端部荷重): 奥野 峻也(構造計画研究所)
16:20~16:35 同上 (越流時の荷重): 鴫原 良典(防衛大学校)
16:35~16:50 漂流物の評価: 木原 直人(電力中央研究所)
16:50~17:05 洗掘の評価: 浅井 竜也(名古屋大学)
17:05~17:20 討議
17:20~17:30 お知らせと閉会の挨拶: 委員長 有川 太郎(中央大学)
4.参加費(資料代を含む):正会員・法人会員 2,000円、学生会員 1,000円、非会員 3,000円、一般学生 1,500円
5.定 員:40名(先着順)
6.申込方法:別紙の申込書によりメールまたはファックスでお申込み下さい.
7.問合せ先:(公社)日本地震工学会事務局 E-mail:
Tel:03-5730-2831 Fax:03-5730-2830
Copyright (C) Japan Association for Earthquake Engineering. All Rights Reserved.