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東日本大震災によるライフライン被害データベース検討委員会

委員会設置の背景と目的

東日本大震災は,上下水道やガス,電力,通信などのライフラインに様々な形態の被害をもたらした.しかし,被災地域が広範囲であるため,今後の学術研究に重要な被害状況が十分に整理・収集されない現状にある.空間的に広くカバーするライフラインの被害情報は,それぞれのライフライン被害の原因究明だけではなく,強震動や液状化などの地盤災害の影響が強く反映されるため地震動・地盤工学分野への基礎情報の提供や,ライフラインユーザーとなる地域や企業の防災計画やリスク管理にも重要な知見を与える.本委員会は,後世の地震工学研究の礎となるライフラインの地震被害資料を,GIS(地理情報システム)上の統一した形式でデータベースを構築することを試みる.また,今後の地震工学に関わる研究者の学術研究やライフライン事業体の地震対策技術の知見となる共有財産として活用させるための方策について検討する。

設置期間

2011年11月~2015年3月

活動計画

  • 東日本大震災におけるライフラインの地震被害資料の収集
  • ライフライン被害のGIS形式でのデータベースの構築
  • ライフライン被害データベースの活用方法と公開方法の検討

委員

委員長
  • 鍬田 泰子(神戸大学大学院工学研究科)
副委員長
  • 丸山 喜久(千葉大学大学院工学研究科)
委員
  • 朱牟田 善治(財団法人 電力中央研究所)
  • 庄司 学(筑波大学大学院工学研究科)
  • 鈴木 崇伸(東洋大学工学部)
  • 永田 茂(鹿島技術研究所)
  • 能島 暢呂(岐阜大学工学部)
  • 宮島 昌克(金沢大学大学院自然科学研究科)
  • 山崎 文雄(千葉大学大学院工学研究科)
  • 若松 加寿江(関東学院大学工学部)

議事と資料

 

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