強震動は深部地盤構造の影響を大きく受けるが、その波長に比べ空間変動が大きい事例をシミュレーションで必ずしも再現できないなど、深部地盤構造のモデル化についてはまだ課題が多い。「強震動評価のための深部地盤モデル化手法の検証に関する研究」(2017年4月1日~2019年3月31日)においては、深部地盤構造のモデル化の方法が得られる地下構造および強震動増幅特性どのように影響するかについての検討が行われた。
新設する研究委員会では、これまで培われ、前委員会で検証された深部地盤構造のモデル化手法を最適化につなげるための検討することを目的とする。合同観測で得られたデータや防災科学技術研究所の基盤強震観測網のボアホール記録などを用いて深部地盤構造を同定し、同定精度、減衰(Q値)、モデル化手法の違いによる深部地盤構造および得られる強震動のばらつきなどを評価し、強震動の予測・評価に資する情報をシンポジウムや講習会を通じて会員に提供する。
2019年4月1日~2021年3月31日
●委員長
松島信一(京都大学防災研究所)
●副委員長
佐藤浩章(電力中央研究所)
●幹事
津野靖士(鉄道総合技術研究所)
●委員
東 貞成(電力中央研究所)
山中浩明(東京工業大学)
川瀬 博(京都大学)
植竹富一(東京電力)
先名重樹(防災科学技術研究所)
清木隆文(宇都宮大学)
王寺秀介(中央開発)
片岡正次郎(国土技術政策総合研究所)
池浦友則(鹿島建設)
岩田知孝(京都大学)
横井俊明(建築研究所)
南雲秀樹(東電設計)
早川 崇(清水建設)
金田一広(竹中工務店)
稲垣賢亮(応用地質)
野口科子(地震予知総合研究振興会)
林田拓己(建築研究所)
地元孝輔(東京工業大学)
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