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土岐元会長が内閣総理大臣賞を受賞

 日本地震工学会の創設者の一人で、元会長、京都大学名誉教授、立命館大学総長顧問の、土岐憲三先生が、地震工学の発展に長年従事され、大きな貢献をなされてきたことは、本会員の多くの知るところです。

 先生は、さらに、1995年の阪神淡路大震災以降、文化財の防災の問題に精力的に取り組んでおられ、防災と文化財の接点を探りつつ研究を進めるとともに、同時に国の諸機関に働きかけ、国土交通省や文部科学省の研究費を獲得し、さらに、平成18年度には、研究フィールドとしての京都において、国と京都市の文化財防災の事業の立ち上げに尽力するなど、大学における研究にとどまらず、研究成果を実際の事業にまでひろげられ、地震工学の新しい分野の開拓にも、貢献しておられます。

 こうした先生の、御尽力に対して、18年9月1日の防災の日に、下記の内閣総理大臣賞が授与されました。先生は、文化財防災学が認められたこと、またこれが事業化されたことを、ことのほか喜んでおられます。

表彰状 私どもも、土岐先生の受賞をお祝いいたしますとともに、およばずながら、地震工学のより広範囲な発展に努力いたしたいと思います。

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