津波災害の軽減方策に関する研究委員会
第1回津波被害の軽減方策に関する研究委員会議題メモ案
日 時:平成17年8月12日 13:30〜15:30
場 所:建築会館 306会議室
参加者:松冨、藤間、今村、奥田、石川、片岡(代理、日下部)、有川(敬称略)
1.主な決定事項
- 委員長: 松冨
- 幹事: 有川
- 事業: 「現状の防災施設の機能と限界の把握《という項目を入れておく
- 委員のメンバーの補充:活動の進捗状況を見て、必要に応じて補充
- ホームページの作成:有川
- 次回の開催: 10月6日 13時30分〜16時30分
- 次回の内容: 委員の研究進捗状況の報告(話題提供)、今村、石川、有川の3吊が発表予定、その後懇親会を行う予定。
2.主な議論
議題2. 経過説明(今村氏、説明)
津波による建物被害は、土木建築・水理・構造の分野の境界上になっており、そういった分野の人が集まって技術的な課題を検討する場がなかった。スマトラ地震をみても対策の必要性を十分に感じた。
議題5. 活動内容・行事等の再検討
最終的にどこまでのテーマを目標として目指すのか?
防災技術に基づいた復旧・復興計画をたてる必要がある(今村)
- 1.津波の外力・構造物の耐力を詳細に詰めるという方法
2.現状の町の被害を推定し、対策効果をおおまかに割り出すという方法
の2つあるが、これは並行に進めるのがよいのではないか(藤間)
- 1が先ではないか(松冨)
- 災害の事前・事中・事後のサイクルを考え、30年から50年を考えてどうするかという点の検討があまりなされていない(今村)
- 現状をどうとらえるのか(奥田)
- 今年末のスマトラ沖地震津波において、震源のマグニチュードが時間が経過するとともに変わったように、巨大地震に対しては、対応できないのではないか。だからシステムも薄くでよいので検討する必要がある(松冨)
- 施設を中心として状況を見てシステムの人(気象庁、秋田大 高橋)に入って頂く。
構造物の破壊等
現状の防災施設がどの程度の機能をもっているのか?(片岡)
- 東大の中埜先生が、現地の鉄筋の強度試験などを行っており、それを中心として被害をまとめた報告書を出している(石川)
- 計算シミュレーションとしてどこまでできるのか(奥田)
- 2次元の波動方程式系の計算では、津波高を精度よく計算することは難しいが傾向はみることはできる。3次元の計算では、計算コストの観点から言えば、おおざっぱに計算をすることはできるが、おおざっぱな計算では圧力まで精度よく計算することができないという難しい(藤間)
- 構造物の破壊の定義(物理的な破壊、機能障害、など)などをしていかないといけない(今村)
- 外力に関しては、浸水高よりも流速で議論をするべき(松冨)
議題6 今後の活動計画
- ホームページを作成する。有川が担当。塩原先生に相談(松冨)。
- 吊簿作り
- 委員会の回数(年2〜3回)
- 委員会の内容について、録音記録をとるのがよいのではないか(速記を頼むということもあり)
- 活動費は、話題提供者(講師)を呼んだり、速記にあてたりするといいのではないか
- 基本的には東京で集まる
- 一度、土木学会の津波小委員会と合同で行うこともよいのではないか
- 年に一回中間報告を行う
議題7.委員の補充
秋田大 高橋氏、気象庁、電力中央研究所 池野氏、いずれも委員会の進捗状況を見て、必要に応じて検討する。
(文責 有川)
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