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災害リモートセンシング技術の標準化と高度化に関する研究委員会

委員会設置の背景と目的

 本委員会は、2006年度に設置した「リモートセンシング技術を用いた災害軽減に関する研究委員会」での研究活動の成果を基盤に、研究活動を大きく発展させるために新たに設置するものである。これまで、大規模災害発生時の被害情報の迅速な取得を目指し、合成開口レーダによる被災地検出、高分解能光学衛星画像を用いた家屋被害の判読、空間情報処理技術、平常時の空間データ整備等について幅広く検討してきた。また、米国地震工学会(EERI)や米国多領域地震工学研究センター(MCEER)といった組織との年1回の国際ワークショップの開催や現地調査を通じて他国の研究者との連携を強化してきた。これまでの委員会活動の成果を踏まえ、とくに被害把握におけるリモートセンシング技術の国際的標準化と高度化を図ると同時に本学術分野の発展に寄与するために、上記委員会を設置する。活動期間と具体的な活動内容を以下に列挙する。

設置期間

 2009年4月1日〜2012年3月31日

3年間の活動計画

 リモートセンシング技術の地震工学分野への応用を図るにあたり、主に以下に示す研究を行う。

  • 画像解析による被害把握技術の標準化:効果的な被害把握を行うために、事前に整備しておくべき基盤データの要件を整理するとともに、様々な質と分解能を有するリモートセンシング画像の特性やハザードに応じた被害把握技術の標準化を行う。
  • シミュレーション技術との融合と可視化:地震や津波シミュレーションなどの推定情報との統合処理によりリモートセンシング技術の高度化を図り、効果的な表示手法やその利活用の方策について検討する。
  • Ground Truthアーカイブの構築:既往災害の現地調査結果の共有とリモートセンシングにおける効果的な活用を目的としてGround Truthのアーカイブを構築する。

委員

委員長  松岡昌志(産業技術総合研究所情報技術研究部門)
副委員長  越村俊一(東北大学大学院工学研究科)
幹 事  三浦弘之(東京工業大学大学院総合理工学研究科)
委 員  清野純史(京都大学大学院工学研究科)
高瀬嗣郎(応用地質株式会社技術センター)
庄司 学(筑波大学大学院システム情報工学研究科)
中井正一(千葉大学大学院工学研究科)
能島暢呂(岐阜大学工学部社会基盤工学科)
古田竜一(リモート・センシング技術センター研究部)
丸山喜久(千葉大学大学院工学研究科)
三冨 創(アジア航測株式会社防災地質部)
翠川三郎(東京工業大学大学院総合理工学研究科)
村尾 修(筑波大学大学院システム情報工学研究科)
山崎文雄(千葉大学大学院工学研究科)

議事と資料

  • 第1回委員会(2009年7月7日) 詳細へ
  • 第1回委員会・幹事会(2009年9月30日) 詳細へ
  • 第2回委員会(2009年10月29日) 詳細へ
  • 第3回委員会(2010年2月24日) 詳細へ
  • 第4回委員会(2010年4月12日) 詳細へ
  • 第5回委員会(2010年7月15日) 詳細へ
  • 第6回委員会(2010年12月15日) 詳細へ
  • 第7回委員会(2011年4月19日) 詳細へ
  • 第8回委員会(2011年8月31日) 詳細へ
  • 第9回委員会(2012年1月26日) 詳細へ

関連リンク

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