JAEE NEWS No.47

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# JAEE NEWS No.47 2003/1/15 日本地震工学会ニュース No.47   #

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新年おめでとうございます。

1月8日付の朝日新聞朝刊にアンケート調査の結果が出ていました。その中で、日本国民が今一番信頼しているのが、天気予報だという結果がありました。長年の地道な観測・研究のたまものだと思います。政治家はもとより、学校の先生、警察、ひいては新聞をも上回り信頼度ナンバーワンだそうです。同じ、自然災害から国民の生命財産を守ることを目標として研究・開発をすすめている我々にとって、新年早々、喜ばしくまた勇気づけられる結果だと思います。今年もよろしくお願いします。

 

 

1. 日本地震工学会

 

○研究委員会の委員募集

(詳しくはhttp://www.jaee.gr.jp/index_j.htmlで)

 

設置する研究委員会

(1)既往強地震動記録のデータベース構築に関する研究委員会(仮称)

(2)性能規定型設計法に関する研究委員会(仮称)

※ 各研究会の具体的活動内容は,委員候補者が決定された後,委員候補者による討議によって決められる.

(3) 応募者の資格 : 日本地震工学会会員

(4) 応募の方法 :

 会員番号, 氏名, 所属, 役職および簡単な研究歴(いずれも書式は自由) 

および応募を希望する研究委員会名(仮称)を下記のメールへ2003年1月末日まで送付して下さい(office@general.jaee.gr.jp)

(5) 委員候補者の決定 : 理事会の下に設置された研究統括委員会で行います.

 

2. 第7回震災対策技術展2003

関連講演会案内(http://www.exhibitiontech.com/etec)

 

(1)「地震調査研究の地震防災への活用」

活断層調査・地盤構造調査は地震防災にどう活かされたか?

 

主 催:日本地震工学会 共 催:(社)日本地震学会

日 時:平成15年1月31日(金) 13:00〜16:30

場 所:神戸国際展示場

参加費:1,000円(資料代込)

 

詳細プログラムは前回ニュース(No.46)または

http://www.jaee.gr.jp/index_j.htmlをご参照下さい。

 

申込み先・問合せ先:日本地震工学会事務局

e-mail: office@general.jaee.gr.jp, Fax: 03-3457-7076,

Tel: 03-5730-2831,http://www.jaee.gr.jp/index_j.html

 

(2) 第2回 国土セイフティネットシンポジウム

−広域・高密度リアルタイム地震ネット構築へ向けて

 

主 催:日本地震工学会,リアルタイム地震情報利用協議会

日 時:平成15年2月7日

会 場:パシフィコ横浜・アネックスホール 

所在地:横浜市西区みなとみらい1丁目1番1号

 

プログラム

司 会:大保直人(鹿島建設(株)技術研究所 上席研究員)

10:00〜10:05 開会挨拶

片山恒雄 (独立行政法人 防災科学技術研究所 理事長)

基調講演

10:05〜10:35 最近の地震と地震学の動向

平田 直 (東京大学 地震研究所 教授)

最近のリアルタイム地震防災の動向

10:35〜10:50 防災対策と地震情報

布村明彦 (内閣府 参事官)

10:50〜11:10 リアルタイム地震情報の多角的活用(2)

藤縄幸雄 (独立行政法人 防災科学技術研究所 特定プロジェクトセンター

プロジェクトディレクター)

11:10〜11:30 気象庁におけるナウキャスト地震情報の提供とその活用について

横田 崇 (気象庁 地震火山部 地震情報企画官)

11:30〜11:45 次世代型地震防災マニュアルの提案

目黒公郎 (東京大学 生産技術研究所 助教授)

11:45〜12:00 大都市大震災軽減化特別プロジェクトの概要

後藤洋三 (独立行政法人 防災科学技術研究所 地震防災フロンティア研究

センター 副センター長)

 

参加費:1,000円  参加費(資料代含む)は、当日、受付でお支払下さい。

申込方法:参加希望の方は、参加者氏名、所属(参加者複数の場合は代表者)、

電話番号、住所を明記(書式自由)して、FAXまたはメールでお申し込みください。

なお、参加券は、メールでお申し込みの方にはメールで、FAXの方にはFAXでお届けします。

申込先:リアルタイム地震情報利用協議会 大保まで(鹿島建設(株)技術研究所内)

電話:0424-89-7296  FAX:0424-89-7116  E-Mail:ohbo@kajima.com

 

(3)第19回震災予防協会講演会

火山国,日本に生きる−意外に身近な火山災害―

 

主 催:(財)震災予防協会/日本火山学会

日 時:平成15年2月6日(木)

会 場:横浜パシフィコ・アネックスホール

 

プログラム:

司会: 宇都浩三(独立行政法人産業技術総合研究所

地球科学情報研究部門火山活動研究グループ長)

13:30〜13:40 開会あいさつ 千葉とき子(国立科学博物館地学第一研究室)

13:40〜14:30 噴火災害を軽減する−防災意識を高めようー

               太田一也(九州大学名誉教授)

14:30〜15:20 ハザードマップを役立てる−2000年有珠山噴火のとき−

               三松 三朗(昭和新山資料館)

15:20〜15:30 休憩

15:30〜16:20 要注意!火山ガス−火山ガスの種類とそれぞれの特徴−

               平林 順一(東京工業大学火山流体研究センター)

 

問い合わせ申込先:〒108−0014 東京都港区芝5丁目26番20号,建築会館

    (FAX:03−3457−7076, TEL:03−3457−7453)

    (Mail :office@aedp-jp.com)                  

 

(4)第20回震災予防協会講演会

関東大震災から80年―首都圏の地震を考える―

 

主 催:(財)震災予防協会

日 時:平成15年2月7日(金)

会 場:横浜パシフィコ・アネックスホール

 

プログラム:

  司会 大堀道広(大林組技術研究所)

13:00〜13:10 開会あいさつ・震災予防協会賞表彰式

             伯野 元彦(財団法人震災予防協会理事長)

13:10〜13:15 主旨説明   吉田 治雄(竹中工務店技術研究所)

13:15〜14:05 関東地方の地下の動きとその監視

               菊地 正幸(東京大学地震研究所)

14:05〜14:55 関東地方の地下構造と強震動

               纐纈 一起(東京大学地震研究所)

14:55〜15:10 休憩

15:10〜16:00 関東大震災の実像とその教訓 

               武村 雅之(鹿島建小堀研究室)

16:00〜16:50 命の尊さ,語り継ぐ未来に!! 

            庄野ゆき子(阪神淡路大震災語り部ボランティア)  

 

問い合わせ申込先:〒108−0014 東京都港区芝5丁目26番20号,建築会館

 (FAX:03−3457−7076, TEL:03−3457−7453)

 (Mail :office@aedp-jp.com)   

 

 

3. 国際シンポジウム

 

○2004年8月1〜6日に第13回の世界地震工学会議がカナダのバンクーバーで開催されます。

当会ホームページにリンクを張りました。ご活用下さい。

なお、アブストラクトの投稿締め切りは本年5月31日です。ご注意下さい。

http://www.jaee.gr.jp/index_j.html

 

○第23回IUGG総会 札幌大会「この惑星(ほし)の今」−未来への挑戦−

開催期間:2003年6月30日〜7月11日

開催地:札幌市(ロイトン札幌、厚生年金会館、札幌市教育文化会館、

札幌メディアパーク)

 

開催までの流れ

2003.1 講演要旨受付締切

2003.2 参加登録締切

 

お問い合わせはこちらへ

IUGG2003事務局

〒237-0061 横須賀市夏島町2-15 海洋科学技術センター 深海研究部内

メールによる問い合わせ先:iugg_service@jamstec.go.jp

ホームページ:http://www.jamstec.go.jp/jamstec-e/iugg/

 

4.国内シンポジウム講演会

 

○日本免震構造協会創立10周年記念事業記念フォーラム

「アジアにおける免震・制振建築の役割と期待」

主催: 社団法人 日本免震構造協会

日時: 2003年1月20日(月) 13:00〜17:00

場所: 早稲田大学国際会議場内-井深大記念ホール-

(169-0051東京都新宿区西早稲田1-20-14 Tel:03-5286-1755)

 

司会 三田 彰(慶應義塾大学)

13:00-13:05 主旨説明 西谷 章(早稲田大学)

13:05-13:35 講演1 韓国の免震・制振への取り組み

李利衡、Li-Hyung Lee (Hanyang University)

13:35-14:15 講演2 500mのビル(台北市)を実現する制振技術

許茂雄、Maw-Shyong Sheu (National Cheng-Kung University)

謝紹松、Shaw Shieh (Evergreen Consulting Engineering Inc.)

14:15-14:45 講演3 世界最大床面積を持つ免震人工地盤(北京市)

周福霖、Zhou Fu Lin (Guangzhou University)

14:45-15:00 休憩

15:00-15:30 講演4 建築計画の側面から見た免震蜷逅U構造の役割

六鹿正治(日本設計)

15:30-16:00 講演5 免震・制振構造物のヘルスモニタリング

薛 松涛(同済大学&近畿大学)

16:00-16:30 討論

16:30-17:00 まとめ 西川孝夫(東京都立大学)

 

参加申込( 2003.1.20まで )

社団法人日本免震構造協会事務局 宛 

FAX : 03-5775-5434

 

○地震にまけない世界へ向けてV〜ひと・まち・きずな〜

主 催:国際連合地域開発センター(UNCRD)防災計画兵庫事務所

    国際ワークショップ実行委員会

日時:2003年1月31日(木)〜2月1日(土)

会場:よみうり神戸ホール(神戸市中央区栄町通1-2-10 読売神戸ビル2階)

パネル展示: 2003年1月14日(火)〜2月2日(日)

読売神戸ビル1階ロビーにて

アジア6カ国の防災活動や、UNCRD、CODEの活動などを紹介

 

お問い合わせ:国際ワークショップ実行委員会事務局

(UNCRD防災計画兵庫事務所内)Tel:078-230-7561 Fax:078-230-7751 

E-mail: ws2003@hyogo.uncrd.or.jp

 

5. 国の地震防災関連情報

 

○中央防災会議「東南海、南海地震等に関する専門調査会」(平成14年12月24日公表)

東南海、南海地震が発生した場合の強震動分布、津波波高分布、揺れ及び液状化による被害想定についてのとりまとめを行ってます。両地震が同時発生した場合,大阪や愛知の一部地域で震度6強になると予想されています。

(http://www.bousai.go.jp/index.html)

 

○地震調査研究推進本部(平成14年12月25日公表)

平成15年度の政府地震調査研究予算が公表されてます.詳細は下のページをご覧ください.

(http://www.jishin.go.jp/main/)

 

6.その他情報

 

○インド地震工学会(Indian Society of Earthquake Technology)では強震観測に

関する賞としてTrifunac賞を設けております。現在その候補者を募集しております。

詳しくはhttp://www.nicee.org/NICEE/News/ISET_award.htmlをご覧ください。

 

○昨年のイタリア地震について以下のようなレポートがあるとの情報を得ました。

"The Molise(Italy) earthquakes of 31 October and 1 November 2002: Report and analysis

from a field mission (DRAFT)", authored by E. Mola, G. Tsionis, F.Taucer, A. Pinto.

 興味がお有りの方は、以下のFTPアドレスからダウンロードできるようです。

ftp://elsa.jrc.it/tsionis/Molise/Molise_ELSA_Final_Draft.pdf

 

 

7. 行事予定(関連学協会を含む)

 

2003年

 1月20日 日本免震構造協会創立10周年記念事業記念フォーラム

(FAX:03-5775-5434)

 1月22−24日 第6回SEGJ国際シンポジウム−Imaging Technology

      (http://www.segj.org/committee/sympo/is6/)

 1月28〜30日 第52回理論応用力学講演会(日本学術会議)

      (http://www.jsme.or.jp/nctam/)

 1月31日  第7回震災対策技術展(神戸)講演会(日本地震工学会)

      (http://www.jaee.gr.jp/index_j.html)

1月31日-2月1日 地震にまけない世界へ向けてV

    (国際連合地域開発センター(UNCRD)防災計画兵庫事務所

       国際ワークショップ実行委員会ws2003@hyogo.uncrd.or.jp)

2月5-8日 EERI Annual Meeting, Portland, Oregon, USA

(http://www.eeri.org/news/Meetings/eerimeet.html)

 2月6日  第19回震災予防協会講演会(office@aedp-jp.com)

        火山国,日本に生きる−意外に身近な火山災害―

 2月7日  第20回震災予防協会講演会(office@aedp-jp.com)

        関東大地震から80年―首都圏の地震を考える―

 2月8日 「強震動予測―その基礎と応用」第2回講習会(日本地震学会)

 4月30日−5月2日  SSA (米国地震学会)の年次大会

      (http://www.seismosoc.org/meetings/)

5月12-14日 Fourth International Conference on Seismology and Earthquake

Engineering (SEE4)", Tehran

(http://www.iiees.ac.ir/see4/for_f.html)

 6月30日〜7月11日 第23回IUGG総会 札幌大会

      (http://www.13WCEE.com)

 

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