############################################################
# JAEE NEWS No.78 2004/6/1 日本地震工学会ニュース No.78 #
############################################################
5月19日の通常総会の前に Joseph Penzien 氏の特別講演会がありました。
"Penzien" といえば「Penzien モデル」。杭基礎の地震応答解析モデルの定
番です。この他、Clough & Penzien の「Dynamics of Structures」も有名
です。「Dynamics of Structures」は、大学院で地震工学を学んだ時のテキ
ストで、大崎・渡部・片山による訳本「構造物の動的解析」を見ながら四苦
八苦して勉強したのを覚えています。この本（と訳本）を使うことによって
地震工学そのものだけでなく、この分野の専門用語や技術英語の独特な言い
回しを学ぶことができました。今でもこの本を使って地震工学の勉強をして
いる大学院生は多いのではないでしょうか？「Dynamics of Structures」は
長年に渡る地震工学のバイブルと言えるでしょう。(年縄）
１．日本地震工学会関連のニュース
○第４回通常総会（5月19日）
平成15年度事業報告、平成15年度事業計画ならびに関連決算、予算が承認さ
れました。会長に、新しく入倉孝次郎氏が就任され、理事も半数が交代して、
新しい役員がきまりました。
○日本地震工学会講演会（5月19日）
第４回通常総会に先立ち、Penzien氏（カリフォルニア大学）による特別講演
や桜井彰雄氏（電力中央研究所）、山中昌弘氏（大林組）による講演が行わ
れ、多数の方の参加をいただきました。
○ 地震工学会論文集第４巻、第２号刊行(5月1日)
http://www.jaee.gr.jp/index_j.html
○コラム：ACEE2004参加報告 防災科学技術研究所 新井洋氏
http://www.jaee.gr.jp/index_j.html
○日本地震工学会・性能規定型耐震設計法に関する研究委員会の平成１５年
度報告書「性能規定型耐震設計法の現状と課題」が出版されました。
製本版は１０００円／部で日本地震工学会から頒布されています。
http://journal.jaee.gr.jp/users/performance/index.html
○地震災害情報（2004年イラン北部地震）をホームページに追加
2004年5月28日12時38分頃(UT)，イラン北部（首都テヘランの北方70KM）でマ
グニチュード6.2（USGS）の地震が発生しました。5月30日現在30名を超える
死者が出ており，けが人も200人を超えています。首都テヘランでも揺れが感
じられ、建物のガラスが割れる被害が出ました。
http://news.jaee.gr.jp/users/disaster/2004iran.html
２．国内外の催し
○第2回歴史都市防災シンポジウム
日 時：2004年6月18日（金）14:00-17:00
主 催：立命館大学歴史都市防災研究センター
会 場：立命館大学 末川記念会館
http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/coe/sympo2.html
主な内容
歴史都市の文化遺産をいかに火災から守るか
○「リアルタイム災害情報検知とその利用」に関するシンポジウム
主催：(社)土木学会エネルギー土木委員会
「大地震時のリアルタイム地盤変状把握技術の開発」小委員会
場所：土木学会講堂（東京都新宿区四谷）
日時：2004年 6月 25日（金） 9:20〜18:00
詳細は下記のページから，本部行事の欄をご覧ください。
http://www.jsce.or.jp/event/index.html
○Fifth International Conference on Earthquake Resistant Engineering
Structures.
開催 2005年5月30-6月1日
場所 the Hotel Princess Skiathos in Skiathos, Greece（ギリシャ）.
（http://www.wessex.ac.uk/conferences/2005/eres05/index.html）
3.国の地震防災関連情報
○内閣府中央防災会議
「地域と社会の防災力向上のためのご意見募集」を実施中
［平成16年4月30日〜6月4日］
http://www.bousai.go.jp/
4. 行事予定（関連学協会を含む）
2004年
6月1日−4日 第5回アジアの建築交流国際シンポジウム
（http://www.aij.or.jp/eng/events/isaia2004/index.html）
6月7日 ハルマゲドン地震シンポジウム
（http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/nikosh/symp7jun04.html）
6月18日 第2回歴史都市防災シンポジウム
（http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/coe/sympo2.html）
6月25日「リアルタイム災害情報検知とその利用」に関するシンポジウム
（http://www.jsce.or.jp/event/index.html）
7月5-9日 アジア−大洋州地球物理学会 (http://www.asiaoceania.org/)
7月25-29日 日米機械学会 Pressure Vessels and Piping Division Conference
（http://www.asmeconferences.org/pvp2004/）
7月27日 シンポジウム「風と地震による繰返し荷重効果と疲労損傷」
（http://www.aij.or.jp/jnetwork/scripts/view30.asp?sc_id=677）
8月1-6日 第13回世界地震工学会議（カナダ・バンクーバー）
(http://www.13wcee.com/)
8月29-31日 日本建築学会大会学術講演会（北海道大学）
(http://www.aij.or.jp/jpn/taikai2004/)
9月8-10日 土木学会全国大会第59回年次学術講演会（愛知工業大学）
(http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/h16/index_h16.html)
9月11日 第7回応用力学シンポジウム（名古屋工業大学）
（http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m200401/kobo/kobo08.htm）
9月18-20日 第21回歴史地震研究会
10月9-11日 日本地震学会秋季大会（九州大学）
(http://www.zisin.or.jp/)
2005年
5月30-6月1日 Fifth International Conference on Earthquake Resistant
Engineering Structures
（http://www.wessex.ac.uk/conferences/2005/eres05/index.html）
7月19日-21日 The First International Conference on Advances in
Experimental Structural Engineering (AESE 2005)
（http://www.civil.nagoya-u.ac.jp/aese/）
5.その他
○放送大学による免震・制振構造の講義
一般向けの講義として以下の日時で放送されます。
(関東地方はUHF16ch、ケーブルテレビ、スカイパーフェクト205ch)
免震構造について
1) 6/13 20:00〜 2) 8/23 6:45〜 3) 9/20 20:00〜
制振構造について
1) 6/20 20:00〜 2) 8/31 6:45〜 3) 9/27 20:00〜
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
JAEE NEWSのバックナンバーは広報委員会のページ（http://news.jaee.gr.jp/）
で御覧いただけます．
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せく
ださい。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
入会・資料等の問い合わせは
事務局（office@general.jaee.gr.jp, 電話：03−5730−2831）にお寄せください。
※事務局のＦＡＸ番号が変わりました 新ＦＡＸ番号 03-5730-2830
|