############################################################
# JAEE NEWS No.80 2004/7/1 日本地震工学会ニュース No.80 #
############################################################
先日部屋を片付けるために、使わなくなった5インチのFDを整理することに
しました。ほとんどは捨てましたが、「気象庁1倍計強震記録(1964年新潟
地震,1968年十勝沖地震)」、というラベルを見つけ、他のメディアに保存
しておこうと思いました。ところが、まず5インチのFDが読めるドライブ
が近くに見当たりません。色々さがしてやっと廃棄物品倉庫の中のPCに
それを見つけました。とりあえず3.5インチのFDにコピーしようと思い
作業を始めましたが、所々で読み取りエラーが生じてしまい結局あきらめ
ました。FDの寿命は5年とも言われています。15年以上も前に保存した
データが読めないのはむしろ当たり前なのでしょう。
データを保存するメディアは、この2、30年の間にもパンチカード、
MT、FD、MO、CD、DVDなどと次々変化しています。MOの寿命は
比較的長いと聞きますが、貴重なデータを永年保存するのはこまめにコピー
をし、メディアを乗り換えていくしかないようです。(年縄)
※ 今回から目次をつけました。
目次を見て興味のあるニュースは下の詳細をご覧下さい。
------------------------- 目次 ------------------------------
<日本地震工学会関連のニュース>
・2004年度年次大会の情報
・2004年イラン北部地震の現地報告
<地震防災関連情報>
・内閣府中央防災会議防災基本計画
<行事予定(関連学協会を含む)>
・Joint AOGS 1st Annual Meeting & 2nd APHW Conference (7/5-9)
・第39回地盤工学研究発表会 (7/7-9)
・大大特(V-1)シンポジウム (7/21)
・大大特(V-2)シンポジウム (7/22)
・2004 ASME/JSME Pressure Vessels and Piping Division
Conference (7/25-29)
・大大特(U)シンポジウム (7/26)
・シンポジウム「風と地震による繰返し荷重効果と疲労損傷」(7/27)
・大大特(V-3)シンポジウム (7/29-30)
・13th World Conference on Earthquake Engineering (8/1-6)
・日本建築学会大会学術講演会 (8/29-31)
・日本機械学会2004年度年次大会 (9/5-9)
・土木学会全国大会第59回年次学術講演会 (9/8-10)
・第7回応用力学シンポジウム (9/11)
・第21回歴史地震研究会 (9/17-19)
・日本地震学会秋季大会 (10/9-11)
・5th International Conference on Earthquake Resistant
Engineering Structures (2005/5/30-6/1)
・1st International Conference on Advances in Experimental
Structural Engineering (2005/7/19-21)
・6th European Conference on Structural Dynamics (2005/9/4-7)
・IABSE Symposium on Structures and Extreme Events (2005/9/14-16)
############################ 詳細 #################################
<日本地震工学会関連のニュース>
○2004年度年次大会の情報をホームページに掲載
「2004年度の日本地震工学会年次大会が2005年1月11〜13日に
早稲田大学にて開催されます。
http://convention.jaee.gr.jp/
○地震災害情報(2004年イラン北部地震)の現地報告をホームページに掲載
2004年5月28日12時38分頃(UT),イラン北部・バラディ(Baladeh)(首都
テヘランの北方70KM)でマグニチュード6.2(USGS)の地震が発生し、
多くの被害がでていますが、神戸大学の高田先生のご厚意で現地報告
PDF:103KB)を掲載しております。
http://news.jaee.gr.jp/users/disaster/2004iran.html
<地震防災関連情報>
○内閣府中央防災会議
防災基本計画が主に東海地震、東南海・南海地震に関連して修正され、本文・
新旧対照表が掲載されています
http://www.bousai.go.jp/
<行事予定(関連学協会を含む)>
2004年
7月5-9日 Joint AOGS 1st Annual Meeting & 2nd APHW Conference
(Singapore, Singapore)
(http://www.asiaoceania.org/)
7月7-9日 第39回地盤工学研究発表会(新潟コンベンションセンター)
(http://www.jiban.or.jp/info/kaikoku/39chiken/39top.html)
※ この発表会の中(7/8)で以下の特別セッションがあります.
「第39回地盤工学会年次大会における新潟地震40周年特別セッション」
詳しい内容が文末にありますのでご興味のある方はご覧下さい.
7月21日 大都市大震災軽減化特別プロジェクトV-1
震災総合シミュレーションシステム第2回シンポジウム
(砂防会館)
(http://www.kedm.bosai.go.jp/japanese/index.html)
7月22日 大都市大震災軽減化特別プロジェクトV-2
大都市特性を反映する先端的な災害シミュレーション
第2回シンポジウム(砂防会館)
(http://www.kedm.bosai.go.jp/japanese/index.html)
7月25-29日 2004 ASME(American Society of Mechanical Engineers)/
JSME(Japan Society of Mechanical Engineers) Pressure
Vessels and Piping Division Conference (San Diego, USA)
(http://www.asmeconferences.org/pvp2004/)
7月26日 大都市大震災軽減化特別プロジェクトU 第2回シンポジウム
−震動台活用による構造物の耐震性向上−
(防災科学技術研究所)
(http://www.bosai.go.jp/sougou/eduse-pj/ddt-pj/symposium/h16openin/sympo16.htm)
7月27日 シンポジウム「風と地震による繰返し荷重効果と疲労損傷」
(http://www.aij.or.jp/jnetwork/scripts/view30.asp?sc_id=677)
7月29-30日 大都市大震災軽減化特別プロジェクトV-3
平成16年度研究成果発表会
−巨大地震・津波による太平洋沿岸巨大連担都市圏の総合的対応
シミュレーションとその活用手法の開発− (京都大学防災研究所)
(http://www.ddt33.dpri.kyoto-u.ac.jp/oshirase/040729_osaka.html)
8月1-6日 13WCEE (13th World Conference on Earthquake Engineering)
(Vancouver, Canada)
(http://www.13wcee.com/)
8月29-31日 日本建築学会大会学術講演会(北海道大学)
(http://www.aij.or.jp/jpn/taikai2004/)
9月5-9日 日本機械学会2004年度年次大会(北海道大学)
(http://www.jsme.or.jp/2004am/)
9月8-10日 土木学会全国大会第59回年次学術講演会(愛知工業大学)
(http://www.jsce.or.jp/committee/zenkoku/h16/index_h16.html)
9月11日 第7回応用力学シンポジウム(名古屋工業大学)
(http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m200401/kobo/kobo08.htm)
9月17-19日 第21回歴史地震研究会(三重県鳥羽市)
(http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/musha/Rzisin/rekishiZ21.html)
10月9-11日 日本地震学会秋季大会(九州大学)
(http://www.zisin.or.jp/)
2005年
5月30-6月1日 ERES2005 (Fifth International Conference on
Earthquake Resistant Engineering Structures)
(Skiathos, Greece)
(http://www.wessex.ac.uk/conferences/2005/eres05/index.html)
7月19日-21日 AESE 2005 (The First International Conference on
Advances in Experimental Structural Engineering)
(Nagoya)
(http://www.civil.nagoya-u.ac.jp/aese/)
9月4日-7日 EURODYN 2005 (Sixth European Conference on Structural
Dynamics) (Paris, France)
(http://www.eurodyn2005.univ-mlv.fr)
9月14日-16日 IABSE (International Association for Bridge and
Structural Engineering) Symposium on Structures and
Extreme Events - 250 years later, in memory of
the 1755 Lisbon earthquake - (Lisbon, Portugal)
(http://www.iabse.org)
**********************************************************************
第39回地盤工学会年次大会における新潟地震40周年特別セッション
液状化現象の目撃者−液状化の被害を見て撮った人が語る現象の実態
日時:平成16年7月8日(木) 9時00分〜12時10分
場所:朱鷺メッセ・4Fマリンホール
(新潟市 http://www.niigata-bandaijima.com/main.htm)
説明:
あの時の液状化の被害をつぶさに見て、それを写真や8ミリフィルムの映像
に収めた人たちがいた。弓納持福夫さんは新潟在住の写真家で、当時新潟
汽船のフェリーを空から撮影するために新潟空港に待機中で、その時に
地震が発生した。
弓納持さんは新潟市上空を飛行し、地震直後の被害状況を空から撮影した。
竹内寛さんは落橋した昭和大橋の左岸側にある明訓高校の当時3年生で、
学校の4階のベランダにいたときに地震に遭遇し、自分のカメラで校庭から
噴き出す泥水を撮影した。首藤悌二さんは新潟地震が発生したとき、
トラックで昭和大橋を新潟駅方面に向けて走行中であった。車の後輪が
はずれたかと思い、一旦車から降り後輪がはずれていないことを確認
している最中に再度大きな揺れを感じ、急いで車に乗り無事に橋を
渡り終えることができた。新潟地震の被害を実際に体験したこれらの方々
から、写真ならびに8ミリの映像を見ながら、当時の状況を詳しく語って
頂き、液状化研究の第一人者たちがこれらの方々に質問をして、液状化、
側方流動、ならびにそれに伴う構造物の被害の知られざる実態の解明に迫る
というこれまでにない特別企画である。
ゲスト: 弓納持福夫氏(写真家)、竹内寛氏(飯山特殊硝子)、首藤悌二氏
パネリスト: 若松加寿江(東京工業大学)、安田進(東京電機大学)、
東畑郁生(東京大学)、吉田望(応用地質)、金谷守(電力中央研究所)
司会: 田蔵隆(清水建設)、規矩大義(関東学院大学)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
JAEE NEWSのバックナンバーは広報委員会のページ(http://news.jaee.gr.jp/)
で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せく
ださい。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp, 電話:03−5730−2831)にお寄せください。
※事務局のFAX番号が変わりました 新FAX番号 03-5730-2830
|