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# JAEE NEWS No.88 2004/11/15 日本地震工学会ニュース No.88 #
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新潟で大地震が起こったことをラジオで知り耳を疑いました。実はその翌週に
長岡市で防災講演会の講師を務める予定になっていたからです。その際私は、
1828年の三条地震と、隣接地域で起こった1847年の善光寺地震を例に、
みなさんに注意を喚起しようと計画していたのです。当時と比べ、住宅の全壊や
火災、さらには地すべりの被害はどれだけ軽減されたのでしょうか。三条地震
については、小泉其明(きめい)という村役人が、画帖「懲震秘鑑」を表し、
過去の災害経験の継承の重要性を述べ、「起こってしまったことは仕方がない。
せめてこの度のことを記して子孫への戒めとしたい。」と述べています。
被害の分析はもちろん、継承についても我々地震学者の役割を痛感しています。
(武村)
目次を見て興味のある記事は下の詳細をご覧下さい。
(本目次に新しく掲載された記事には「!NEW」,
内容が更新された場合は「!UPDATE」と示してあります。)
※ 平成16年新潟県中越地震に関する情報をホームページに掲載しています。
http://www.jaee.gr.jp/news/disaster/2004niigata.html
この他、掲載できる情報をお持ちでしたら広報委員会
news-ml@news.jaee.gr.jp
にご連絡下さい。
------------------------- 目次 ------------------------------
<日本地震工学会関連のニュース>
!NEW・平成16年(2004年)新潟県中越地震調査報告会(2004/12/21)
!UPDATE・地震工学会・大会-2004(2005/1/11-13)
!UPDATE・International Symposium on Earthquake Engineering Commemorating
Tenth Anniversary of the 1995 Kobe Earthquake (ISEE Kobe 2005)
(2005/1/13-16)
<新潟県中越地震関連情報>
!UPDATE・平成16年新潟県中越地震に関する情報をホームページに掲載中
!NEW・地震調査研究推進本部:新潟県中越地震評価
!NEW・内閣府:平成16年新潟県中越地震について
!NEW・CUEE新潟県中越地震調査報告会(2004/11/27)
<行事予定・論文募集(関連学協会を含む)>
・パッシブ制振構造シンポジウム2004(11/15-18)
・日本建築学会近畿支部主催シンポジウム
「大阪平野を襲う長周期地震動」(11/17)
・JSSI 10th Anniversary Symposium on Performance of Response
Controlled Buildings (11/17-19)
・第3回安全・安心まちづくりワークショップ(11/20-11/21)
・第7回SEGJ国際シンポジウム-Imaging Technology- (11/24-26)
・三陸はるか沖地震十周年記念シンポジウム (12/3-4)
!NEW ・液状化地盤中の杭の挙動と設計法に関するシンポジウム(12/7-8)
・シンポジウム「地震工学・防災科学研究の最前線」 (12/9)
・五重塔1/5模型振動台公開実験とシンポジウム (12/16)
・第32回地盤震動シンポジウム 表層地盤の増幅特性評価の現状と課題
−地盤震動研究を耐震設計に如何に活かすか(その3)−(1/7)
・日本地震工学会2004年度年次大会 (2005/1/11-13)
・阪神淡路大震災10周年地震工学シンポジウム(2005/1/11-16)
(International Symposium on Earthquake Engineering
Commemorating Tenth Anniversary of the 1995 Kobe Earthquake)
!NEW・第9回震災対策技術展2005(2005/1/22)
!NEW・富士山の生い立ちと火山防災(2005/2/3)
!NEW・地震防災これからの10年−ユビキタス、地震予知、そして・・・・(2005/2/4)
・2nd International Conference on Urban Earthquake Engineering
(第2回都市地震工学に関する国際シンポジウム) (2005/3/7-8)
・2005 Annual Conference of the New Zealand Society for Earthquake
Engineering (2005/3/11-13)
・5th International Conference on Earthquake Resistant
Engineering Structures (2005/5/30-6/1)
・2005 ASME Pressure Vessels and Piping Division Conference
(2005/7/17-21)
・1st International Conference on Advances in Experimental
Structural Engineering (2005/7/19-21)
・18th International Conference on STRUCTURAL MECHANICS IN
REACTOR TECHNOLOGY(2005/8/7-12)
・6th European Conference on Structural Dynamics (2005/9/4-7)
・地震地盤工学に関する最近の発展に関する国際会議 (2005/9/10)
(Satellite Conference on Recent Developments
in Earthquake Geotechnical Engineering)
・IABSE Symposium on Structures and Extreme Events (2005/9/14-16)
・Experimental Vibration Analysis for Civil Engineering Structures
(2005/10/26-28)
・Asia Conference on Earthquake Engineering 2006 (2006/3/10-11)
・Behaviour of Steel Structures in Seismic Areas (2006/8/14-17)
############################ 詳細 #################################
<日本地震工学会関連のニュース>
○平成16年(2004年)新潟県中越地震調査報告会を以下の日時・場所で
開催します(詳細は後掲).
日時:2004年12月21日(火) 9:30-17:00
場所:建築会館ホール
○地震工学会・大会-2004の情報をホームページに掲載中
地震工学会・大会-2004(2005年1月11-13日)の一般セッション,
オーガナイズドセッション,特別セッションの申込者,
受領済み原稿の一覧を掲載しています。以下のページ
でご確認下さい.
http://www.jaee.gr.jp/convention/2004/index_2004.html
○International Symposium on Earthquake Engineering Commemorating Tenth
Anniversary of the 1995 Kobe Earthquake (ISEE Kobe 2005) (2005/1/13-16)
Second Circularが出ています。日本地震工学会事務局ご請求下さい。
以下の用紙がホームページからダウンロードできますのでご利用下さい。
・出席申込用紙 (Registration Form)
・宿泊申込用紙(Accommodation Form)
http://quake.kuciv.kyoto-u.ac.jp/~isee2005/
<新潟県中越地震関連情報>
○平成16年新潟県中越地震に関する情報をホームページに掲載
2004年10月23日17:56頃新潟県中越地方を震源とするマグニチュード6.8の
地震が発生し、震央に近い小千谷市では震度6強を観測しました。その後も
大きな余震が続き、最大震度で6強を観測する余震が2回発生しています。
http://www.jaee.gr.jp/news/disaster/2004niigata.html
○地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/main/index.html)
2004年10月23日新潟県中越地震の評価(平成16年10月24日)
新潟県中越地震の地震学的データならびに今回の地震の評価が見られます。
○内閣府
平成16年新潟県中越地震について(報告順次更新中)
新潟県中越地震の被害の集計値などが順次更新されています。
○CUEE新潟県中越地震調査報告会(2004/11/27)
(詳細は行事予定内に掲載)
<行事予定(関連学協会を含む)>
2004年
11月15-16日 パッシブ制振構造シンポジウム2004
主催:東京工業大学 建築物理研究センター
会場:東京工業大学すずかけ台キャンパス
大学会館すずかけホール
http://www.serc.titech.ac.jp/passive2004.html
11月17日 日本建築学会近畿支部主催シンポジウム
「大阪平野を襲う長周期地震動」
会場:大阪市立大学文化交流センターホール
http://news-sv.aij.or.jp/kinkib/eq_resi/04.11.17sympo.htm
11月17-19日 JSSI 10th Anniversary Symposium on Performance of
Response Controlled Buildings
http://www.jssi.or.jp/oshirase/kinen-sympJ.htm
11月20-21日 第3回安全・安心まちづくりワークショップ
会場 諏訪台中学校(荒川区西日暮里)
主催 安全・安心まちづくりワークショップ実行委員会
共催 荒川区(予定)
後援 内閣府 総理府 国土交通省 文部科学省 東京都(予定)
問い合わせ先 annshin-es@jrec.or.jp 03-3580-8284(津賀)
11月24-26日 第7回SEGJ国際シンポジウム-Imaging Technology-
主催:(社)物理探査学会
協賛:日本地震工学会ほか
会場:東北大学青葉記念会館(仙台市青葉区)
http://www.segj.org/is7/
11月27日 CUEE新潟県中越地震調査報告会
主催:東京工業大学 都市地震工学センター(CUEE)
時間:14:00〜17:00
場所:東工大すずかけホール2階集会室1
プログラム:
1.2004年新潟県中越地震の地震動について
2.2004年新潟県中越地震の余震および微動の観測
3.新潟県中越地震による建築物の被害
−魚沼市(旧堀之内町)以南を中心に−
4.平成16年新潟県中越地震被害調査報告(速報)
−地盤および地盤構造物被害−
5.2004年新潟県中越地震調査報告 −地盤地震動災害−
6.2004年新潟県中越地震による土木構造物等の被害
7.2004年新潟県中越地震によるダムの被害について
http://www.cuee.titech.ac.jp/
12月3-4日 三陸はるか沖地震十周年記念シンポジウム
参加申込先:〒031-8501 青森県八戸市妙字大開88-1
八戸工業大学 異分野融合研究所 塩井 幸武
Tel.0178-25-8081、Fax.0178-25-0722
e-mail shioiyu@hi-tech.ac.jp
12月7日,8日 液状化地盤中の杭の挙動と設計法に関するシンポジウム
主催:社団法人 地盤工学会
後援:土木学会,日本建築学会,日本地震工学会
会場:地盤工学会地下大会議室
参加料:会員 \6,000 非会員 \8,000
学生 \3,500 (いずれも論文報告集込み)
参加申込先:(社)地盤工学会 調査・研究部
電話:03-3251-7661 FAX:03-3251-7636
E-Mail:chosaki@jiban.or.jp
12月 9日 シンポジウム「地震工学・防災科学研究の最前線」
主催:日本学術会議メカニクス・構造研究連絡委員会
地震工学専門委員会
日本学術会議社会環境工学研究連絡委員会
自然災害工学専門委員会
共催:日本地震工学会ほか
会場:日本学術会議講堂
問合先:03-3403-1056
http://www.scj.go.jp/ja/info/kokai_shinpo/pdf/1014-s-15.pdf
12月 16日 五重塔1/5模型振動台公開実験とシンポジウム
主催:独立行政法人防災科学技術研究所、NPO木の建築フォラム
日時:2004年12月16日(木)10:00〜17:00
場所:独立行政法人防災科学技術研究所(つくば市)
内容:飛鳥様式で作られた五重塔1/5模型
(宮 忠仍棟梁製作、高さ6m)の公開振動実験、
および、実験結果を見ながら五重塔の耐震性に関して
徹底的に討論するシンポジウムを開催致します。
定員:200名(申込み多数の場合お断りすることがあります)
資料代:2,500円(予定。消費税含む)当日受付で
申込方法:防災科研のホームページ
http://www.bosai.go.jp/
に申込書掲載予定(11月中旬)
問合せ先:kawai@kenken.go.jp又はgoju@bosai.go.jp
木の建築フォラムのホームページもご覧下さい。
http://www.forum.or.jp/
12月 21日 平成16年(2004年)新潟県中越地震調査報告会
時間 9:30-17:00
場所:建築会館ホール
主催:地震工学会
共催:(関連学協会へ依頼中)
プログラム(予定)
1.テクトニクス,地質,活断層と今回の地震
2.強震動
3.地盤災害
4.建築構造物の被害
5.土木構造物の被害
6.農業施設の被害
7.ライフラインの被害
8.緊急対応
参加費:事前申込\3,000,当日\4,000,学生\2,000
2005年
1月7日 第32回地盤震動シンポジウム
表層地盤の増幅特性評価の現状と課題
−地盤震動研究を耐震設計に如何に活かすか(その3)−
時間: 10:00〜17:30
会場: 建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
http://www.aij.or.jp/jnetwork/scripts/view30.asp?sc_id=803
1月11-13日 地震工学会・大会-2004
主催:日本地震工学会
場所:早稲田大学国際会議場
http://convention.jaee.gr.jp/index_2004.html
1月11-16日 阪神淡路大震災10周年地震工学シンポジウム
International Symposium on Earthquake Engineering
Commemorating Tenth Anniversary of
the 1995 Kobe Earthquake (ISEE Kobe 2005)
主催:日本地震工学会,土木学会,日本建築学会,地盤工学会
日本機械学会,日本地震学会,震災予防協会
http://www.jiban.or.jp/info/kaikoku/10hanshin.html
−東京地区行事− (1/11-13)
場所:早稲田大学国際会議場
−Kobe− (1/13-16)
Venue: Awaji Yumebutai International Conference Center
1月22日 第9回震災対策技術展2005
時間: 13:30〜16:40
場所: 神戸国際会議場4階401・402会議室
テーマ: 防災担当者へ伝えたいこと
−震災時対応者にとっての10年−
趣旨: 阪神淡路大震災時に消防・警察活動等に直接関わった
方々に10年を振り返ってもらい,地震活動期に入った
関西圏において,防災に関する取り組み及び今後の防災
対策の方向性について講演や討論を通じて防災関係者だ
けでなく,広く一般市民の方にも震災対策の必要性を
訴える.
2月3日 富士山の生い立ちと火山防災
主 催:財団法人震災予防協会、火山学会
協 力:財団法人神戸国際観光コンベンション協会
場 所:パシフィコ横浜・アネックスホール(F203・204)(予定)
住所 横浜市西区みなとみらい1丁目1番1号
申し込み: 震災予防協会事務局(03-3457-7453)
2月4日 地震防災これからの10年−ユビキタス、地震予知、そして・・・・
主 催:財団法人震災予防協会
協 力:財団法人神戸国際観光コンベンション協会
場 所:パシフィコ横浜・アネックスホール(F203・204)(予定)
住所 横浜市西区みなとみらい1丁目1番1号
申し込み: 震災予防協会事務局(03-3457-7453)
3月7-8日 2nd International Conference on Urban Earthquake Engineering
(第2回都市地震工学に関する国際シンポジウム)
Venue: Digital Hall, West 9 Building, O-Okayama Campus,
Tokyo Institute of Technology (Tokyo)
場所:東京工業大学大岡山キャンパス
西9号館ディジタル多目的ホール
Deadline of submission of abstracts: 10/29, 2004
アブストラクト申し込み期限:2004年10月29日
Deadline of submission of full manuscript: 2/11, 2005
論文提出:2005年2月11日
http://www.cuee.titech.ac.jp/2ndConf/
3月11-13日 The 2005 Annual Conference of the New Zealand Society
for Earthquake Engineering (Wairakei, New Zealand)
・Deadline for receipt of abstracts (2004/11/19)
・Notification of acceptance of abstracts (2004/12/19)
・Deadline for receipt of proceedings papers (2005/1/28)
Email: secretary@nzsee.org.nz
5月30-6月1日 ERES2005 (Fifth International Conference on
Earthquake Resistant Engineering Structures)
(Skiathos, Greece)
http://www.wessex.ac.uk/conferences/2005/eres05/index.html
7月19-21日 AESE 2005 (The First International Conference on
Advances in Experimental Structural Engineering)
(Nagoya)
http://www.civil.nagoya-u.ac.jp/aese/
7月17-21日 2005 ASME(American Society of Mechanical Engineers)Pressure
Vessels and Piping Division Conference (Denver,USA)
(http://ww2.asme.org/calendar3/event_detail.cfm?id=582)
8月7-12日 18th International Conference on STRUCTURAL MECHANICS IN
REACTOR TECHNOLOGY (Beijing, CHINA)
(http://www.smirt-18.org.cn/)
9月4-7日 EURODYN 2005 (Sixth European Conference on Structural
Dynamics) (Paris, France)
http://www.eurodyn2005.univ-mlv.fr
9月10日 地震地盤工学に関する最近の発展に関する国際会議
Satellite Conference on Recent Developments
in Earthquake Geotechnical Engineering
場所:大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前第2ビル6階)
主催:国際地盤工学会技術委員会
論文発表申込締切:2004/12/10
論文提出締切:2005/3/31
論文申込先:地盤工学会国際部 ( kaishi@jiban.or.jp )
http://const.civil.chuo-u.ac.jp/lab/doshitu/topics/tc4index.htm
9月14-16日 IABSE (International Association for Bridge and
Structural Engineering) Symposium on Structures and
Extreme Events - 250 years later, in memory of
the 1755 Lisbon earthquake - (Lisbon, Portugal)
http://www.iabse.org
10月26-28日 EVACES2005 (Experimental Vibration Analysis for Civil
Engineering Structures) (Bordeaux, France)
E-mail: bourgain@mail.enpc.fr
2006年
3月10-11日 ACEE2006 (Asia Conference on Earthquake Engineering)
(Cebu/Baguio, Philippines)
E-mail: acee_2004@yahoo.com
9月14-17日 STESSA2006 (Behaviour of Steel Structures
in Seismic Areas) (Tokyo)
http://www.serc.titech.ac.jp/stessa2006/
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事務局(office@general.jaee.gr.jp, 電話:03−5730−2831)にお寄せください。
※事務局のFAX番号が変わりました 新FAX番号 03-5730-2830
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