############################################################
# JAEE NEWS No.94 2005/3/1 日本地震工学会ニュース No.94 #
############################################################
一昨年12月に起きたイランバム地震と同じケルマン州でまた地震が
起きました(2/22)。震源はバム地震の250km北西で規模はマグニチュード6.4
とバム地震と同程度ではありますが、人口密集地域ではないためバム地震ほど
の被害はないようです。それでも死者は現在報告されているだけでも500を
超えており、人的被害のほとんどはやはりアドベやレンガ組石造の崩壊が
原因です。News No.76で久田氏が言及しているように、現地の研究者は
アドベ造の耐震化には関心がないのでしょうか。それだったら日本の
地震工学者が現地でもできる実用的な耐震化技術を考えて提供できないもの
でしょうか。テントや食料を送るだけが援助ではないわけですから。(年縄)
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%《日本地震工学会関連のニュース》%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
○ 平成16年 新潟県中越地震 被害調査報告会(2004/12/21)の梗概集を
WEB公開しました(2/17)。
http://news.jaee.gr.jp/news/disaster/chuets.htm
○ 日本地震工学会は、来る4月4日に「2004年12月26日スマトラ島沖
地震報告会」を下記のように開催します。
記
「2004年12月26日スマトラ島沖地震報告会」開催案内
(1) 主 催;日本地震工学会
共 催;土木学会、日本地震学会
協 賛;日本建築学会、地盤工学会、日本機械学会、震災予防協会
(2) 日 時;2005年4月4日(月)10:30-16:30
(3) 場 所;建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
(4) 定 員;350名
(5) 内 容;地震について(地震環境、今回の地震のメカニズムなど)
地震動について(揺れの強さや地震動による被害について)
津波について(インドネシア、タイ、スリランカ、モルジブなど)
支援体制について
日本での対策について
内容の詳細は決まり次第、日本地震工学会のホームページ
(http://www.jaee.gr.jp)で公開します。
(6) 参加費;梗概集代として以下を予定
事前申し込み;4000円(3月24日まで)、当日5000円、学生2000円
(7) 申込方法;E-mailまたはFaxにて、氏名、所属、Tel、Fax、E-mail、所属学会、
学生の方は学生と明記し、お申し込みください。
定員に達した場合はお断りすることがあります。
問合せ・申込み先;日本地震工学会事務局
(E-mail;office@general.jaee.gr.jp、
Tel;03-5730-2831、Fax;03-5730-2830)
以上
○ 2005年イラン地震のリンク集を作成しました(2/25)。
http://news.jaee.gr.jp/news/disaster/2005iran.html
○ 日本地震工学会・大会-2004の大会報告を掲載しています(2/11)。
http://convention.jaee.gr.jp/2004/jaee_rep/
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
JAEE NEWSのバックナンバーは広報委員会のページ(http://news.jaee.gr.jp/)
で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せく
ださい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp, 電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)
にお寄せください。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%《地震災害情報》%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
<2005年イラン地震の関連情報>
○2005/2/22 5:55 (現地時間)イラン中部のケルマン州でM6.4の地震がありました。
この地震で約450名の死者が報告されています(2/24現在)。
http://news.jaee.gr.jp/news/disaster/2005iran.html
・USGS
http://earthquake.usgs.gov/eqinthenews/2005/usuvae/
・BBC News
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/middle_east/4288709.stm
・CNN
http://www.cnn.com/2005/WORLD/asiapcf/02/21/iran.quake/
<2004年スマトラ地震の関連情報>
○2004/12/26のスマトラ地震に関する情報をホームページに掲載しています。
http://news.jaee.gr.jp/news/disaster/2004sumatra.html
○日本地震工学会「2004年12月26日スマトラ島沖地震報告会」
詳細は前掲
○外務省 「スマトラ沖大地震及びインド洋津波被害」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asia/sumatra_tsunami.html
○国土交通省研究機関等スマトラ島沖地震ポータルサイト
国土交通省に関係する7機関で、スマトラ島沖地震災害への
技術支援等に関するホームページを開設しています。
http://www.mlit.go.jp/sumaportal/index.htm
<新潟県中越地震関連情報>
○平成16年新潟県中越地震に関する情報をホームページに掲載しています。
http://news.jaee.gr.jp/news/disaster/2004niigata.html
<防災マップ・予測地図など>
○地震防災マップの公表について(内閣府(地震・火山対策担当)
http://www.bousai.go.jp/
○山崎断層帯の地震を想定した強震動評価について(地震調査研究推進本部)
境峠・神谷断層帯の長期評価について
六甲・淡路島断層帯の長期評価について
大阪湾断層帯の長期評価について
濃尾断層帯の長期評価について 以上 (地震調査研究推進本部)
http://www.jishin.go.jp/main/index.html
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%《その他のニュース》%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
目次を見て興味のある記事は下の詳細をご覧下さい。
(本目次に新しく掲載された記事には「!NEW」,
内容が更新された場合は「!UPDATE」と示してあります。)
------------------------- 目次 ------------------------------
<行事予定・論文募集(関連学協会を含む)>
・2nd International Conference on Urban Earthquake Engineering
(第2回都市地震工学に関する国際シンポジウム) (3/7-8)
・2005 Annual Conference of the New Zealand Society for Earthquake
Engineering (3/11-13)
・第4回強震データの活用に関するシンポジウム (3/11)
!NEW ・科学技術振興調整費「地震災害軽減のための強震動予測
マスターモデルに関する研究」 (3/16-17)
・地震調査研究と地震防災工学・社会科学との連携 (3/25)
・「2004年12月26日スマトラ島沖地震報告会」(4/4)
・第51回構造工学シンポジウム (4/4-5)
!NEW ・International Seminar of Architecture, Construction and
Conservation of Earthen Buildings in Seismic Areas (5/16-19)
・5th International Conference on Earthquake Resistant
Engineering Structures (5/30-6/1)
・第9回世界免震・制振セミナー(6/13-16)
・2005 ASME Pressure Vessels and Piping Division Conference
(7/17-21)
・1st International Conference on Advances in Experimental
Structural Engineering (7/19-21)
・18th International Conference on Structural Mechanics in
Reactor Technology (8/7-12)
・4th European Workshop on the Seismic Behaviour of
Irregular and Complex Structures (8/26-27)
・Turkey Flat Blind Prediction Workshop (Fall)
・6th European Conference on Structural Dynamics (9/4-7)
・第8回応用力学シンポジウム (9/6)
・地震地盤工学に関する最近の発展に関する国際会議 (9/10)
(Satellite Conference on Recent Developments
in Earthquake Geotechnical Engineering)
・第16回国際地盤工学会議 (9/12-16)
・IABSE Symposium on Structures and Extreme Events (9/14-16)
・Experimental Vibration Analysis for Civil Engineering Structures
(10/26-28)
・防災に関する国際シンポジウム (ISMD 2006) (2006/3/9-11)
・Asia Conference on Earthquake Engineering 2006 (2006/3/10-11)
!NEW ・100th Anniversary Earthquake Conference
(サンフランシスコ地震100周年記念事業) (2006/4/18-22)
・Behaviour of Steel Structures in Seismic Areas (2006/8/14-17)
----------------------------- 詳細 ---------------------------------
<行事予定(関連学協会を含む)>
3月7-8日 2nd International Conference on Urban Earthquake Engineering
(第2回都市地震工学に関する国際シンポジウム)
Venue: Digital Hall, West 9 Building, O-Okayama Campus,
Tokyo Institute of Technology (Tokyo)
場所:東京工業大学大岡山キャンパス
西9号館ディジタル多目的ホール
Deadline of submission of abstracts: 10/29, 2004
アブストラクト申し込み期限:2004年10月29日
Deadline of submission of full manuscript: 2/11, 2005
論文提出:2005年2月11日
http://www.cuee.titech.ac.jp/2ndConf/
3月11-13日 The 2005 Annual Conference of the New Zealand Society
for Earthquake Engineering (Wairakei, New Zealand)
・Deadline for receipt of abstracts (2004/11/19)
・Notification of acceptance of abstracts (2004/12/19)
・Deadline for receipt of proceedings papers (2005/1/28)
Email: secretary@nzsee.org.nz
3月11日 第4回強震データの活用に関するシンポジウム
「最近の地震に建築物はどう応答したか」
主 催 構造委員会 振動運営委員会 強震観測小委員会
日 時 2005年3月11日(金)13:00-17:30
会 場 建築会館・本会会議室(東京都港区芝5-26-20)
定 員 60名(申込み先着順)
参加費 会員4,000円、登録メンバー4,500円、
会員外5,000円、学生2,500円 *資料代2,500円含む
申込方法 E-mailにて「催物名称、(本会会員の場合)会員番号、
氏名、勤務先・所属、電話番号、E-mailアドレス」を明記のうえ
お申し込みください。
定員に達した場合のみお断りの方にご連絡します。
申込み・問合せ
事務局研究事業部 伏見 E-mail:fushimi@aij.or.jp
http://www.aij.or.jp/jnetwork/scripts/view30.asp?sc_id=958
3月16-17日 科学技術振興調整費
「地震災害軽減のための強震動予測マスターモデルに関する研究」
(研究代表:入倉孝次郎京都大学名誉教授)
第3回シンポジウム開催のお知らせ
1.開催日程 平成17年3月16(水),17(木)
2.開催場所 日本青年館 3F国際ホール(定員216名)
3.対 象 研究者,設計・防災実務者
4.参加費 無料(事前申込不要)
5.内容
・5年間の個別研究成果報告
・マスターモデルの提案と検証
・招待講演(各分野での利用)
詳細は以下をご覧下さい。
http://sms.dpri.kyoto-u.ac.jp/sta/sym03.html
3月25日 地震調査研究と地震防災工学・社会科学との連携
主催:文部科学省
共催:(独)防災科学技術研究所
場所:コクヨホール(東京都港区港南町1-8-35 03-3450-3712)
参加費:無料
定員:200名
参加申込方法:氏名、住所、電話、FAX、勤務先を明記し
ハガキまたはFAXで下記へ
申込み先:101-0064 東京都千代田区猿楽町1-5-18 千代田ビル5階
(財)地震予知総合研究振興会 地震調査研究センター連携WS係
TEL:03-3295-1501 FAX:03-3295-1507
4月4日 「2004年12月26日スマトラ島沖地震報告会」
詳細は前掲
4月4-5日 第51回構造工学シンポジウム
主催:日本学術会議メカニクス・構造研究連絡委員会構造工学
専門委員会、日本建築学会、土木学会、
場所:九州大学
構造工学論文集Vol.51A
http://www.doc.kyushu-u.ac.jp/kouron/index.html
構造工学論文集Vol.51B
http://news-sv.aij.or.jp/kouzou/s11/51kouzouKOUGAKU.htm
5月16-19日 SismoAdobe2005 (International Seminar of Architecture,
Construction and Conservation of Earthen Buildings in
Seismic Areas) (Lima, Peru)
Organized by EERI (Earthquake Engineering Research Institute)
GCI (Getty Conservation Institute)
http://www.pucp.edu.pe/eventos/SismoAdobe2005
5月30-6月1日 ERES2005 (Fifth International Conference on
Earthquake Resistant Engineering Structures)
(Skiathos, Greece)
http://www.wessex.ac.uk/conferences/2005/eres05/index.html
6月13-16日 第9回世界免震・制振セミナー
(9th World Seminar on Seismic Isolation, Energy
Dissipation and Active Vibration Control of Structures)
主催:日本振動技術協会
会場:ポートピアホテル(神戸市)
協賛:日本地震工学会・他
7月19-21日 AESE 2005 (The First International Conference on
Advances in Experimental Structural Engineering)
(Nagoya)
http://www.civil.nagoya-u.ac.jp/aese/
7月17-21日 2005 ASME(American Society of Mechanical Engineers)
Pressure Vessels and Piping Division Conference
(Denver,USA)
http://ww2.asme.org/calendar3/event_detail.cfm?id=582
8月7-12日 18th International Conference on Structural Mechanics in
Reactor Technology (Beijing, CHINA)
http://www.smirt-18.org.cn/
8月26-27日 4th European Workshop on the Seismic Behaviour of
Irregular and Complex Structures (Thessaloniki, GREECE)
http://taz.civil.auth.gr/4ewics
秋(日時未定) Turkey Flat Blind Prediction Workshop (San Francisco, USA)
2004年9月28日に米国カリフォルニア州パークフィールドで
地震が起きました.この地震は以前から発生が予測されていた
もので,この地震の震源域にあるTurkey Flatは,1985年に
IAEE/IASPEIのJWGとしてはじまったESGのテストサイトで,
地盤調査や地震観測が行われ,weak-motionブラインドテスト
が1990年に行われました.今回この「待望の」強震記録が観測
され,このサイトでのパークフィールド地震記録のBlind
Predictionを行うことになりました.このプロジェクトでは,
盆地外及び地中のデータを公開して,盆地内の波形などの
Blind predictionを行うもので,その結果を今年の秋にサン
フランシスコでのワークショップで議論するというものです.
このプロジェクトに興味のある方は以下のHPをご参照ください.
http://www.quake.ca.gov/turkeyflat.htm#Turkeyflat1
9月4-7日 EURODYN 2005 (Sixth European Conference on Structural
Dynamics) (Paris, France)
http://www.eurodyn2005.univ-mlv.fr
9月6日 第8回応用力学シンポジウム
主催:土木学会応用力学委員会
場所:東京大学工学部
論文締切日:2005年4月15日(金)
応用力学委員会ホームページ
http://www.jsce.or.jp/committee/amc/
9月10日 地震地盤工学に関する最近の発展に関する国際会議
Satellite Conference on Recent Developments
in Earthquake Geotechnical Engineering
場所:大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前第2ビル6階)
主催:国際地盤工学会技術委員会
論文発表申込締切:2004/12/10
論文提出締切:2005/3/31
論文申込先:地盤工学会国際部 ( kaishi@jiban.or.jp )
http://const.civil.chuo-u.ac.jp/lab/doshitu/topics/tc4index.htm
9月12-16日 第16回国際地盤工学会議
主催:(社)地盤工学会・日本学術会議・国際地盤工学会
協賛:日本地震工学会
場所:大阪国際会議場(大阪市北区中ノ島5-3-51)
問合先:606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学大学院
地球環境学堂 TEL:075-753-5114 FAX:075-753-5116
e-mail:kamon@geotech.gee.kyoto-u.ac.jp
http://www.icsmge2005.org/
9月14-16日 IABSE (International Association for Bridge and
Structural Engineering) Symposium on Structures and
Extreme Events - 250 years later, in memory of
the 1755 Lisbon earthquake - (Lisbon, Portugal)
http://www.iabse.org
10月26-28日 EVACES2005 (Experimental Vibration Analysis for Civil
Engineering Structures) (Bordeaux, France)
http://pfe.enpc.fr/web2003/dyn/pdf/45035.pdf
2006年
3月9-11日 防災に関する国際シンポジウム (ISMD 2006)
The International Symposium on Management Systems for
Disaster Prevention
主催:高知工科大学
場所:高知工科大学社会マネジメントシステム・センター
(高知県香美郡土佐山田町宮の口185)
問合先:ISMD事務局 高木方隆
TEL:0887-57-2792 FAX:0887-57-2811
e-mail:ismd@kochi-tech.ac.jp
http://www.kochi-tech.ac.jp/coe21/ismd/
3月10-11日 ACEE2006 (Asia Conference on Earthquake Engineering)
(Manila/Cebu, Philippines)
Submission of abstracts (2005/6/15)
Preliminary acceptance (2005/8/15)
Receipt of extended abstract and full paper (2005/11/15)
Notification of final acceptance (2005/12/15)
http://acee.dlsu.edu.ph
4月18-22日 100th Anniversary Earthquake Conference
-Commemorating the 1906 San Francisco Earthquake-
(San Francisco, California, USA)
Organized by
EERI (Earthquake Engineering Research Institute)
SSA (Seismological Society of America)
OES (California Governor's Office of Emergency Services)
Important dates:
Abstracts due: June 1, 2005
Authors notified of abstract acceptance: August 1
Final papers due: October 15
Authors notified of paper acceptance: December 15
Revised papers due: January 15, 2006
http://www.1906eqconf.org
8月14-17日 STESSA2006 (Behaviour of Steel Structures
in Seismic Areas) (Tokyo)
http://www.serc.titech.ac.jp/stessa2006/
|