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# JAEE NEWS No.133 2006/12/1 日本地震工学会ニュース No.133 #
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社会には、地震被害を、できるだけ多めに評価して欲しい立場の人も、少なめに評価
して欲しい立場の人もいますが、地震工学の研究者や技術者は、厳格な基準の下に、
被害を適正に評価しなければなりません。言うまでもなく、被害を知ることが、防災
を目指す研究や技術開発の原点だからです。ところが、最近そのような調査を他人任
せにして、平気な人達が増えているようです。このような状況を打開しようとするグ
ループの会合が、日本建築学会関東支部で開かれました。私はそこで関東大震災を例
に、被害調査結果を後世に残すことへの当時の人々の並々ならぬ熱意と、その成果が
80年後の現在でも生き続けていることを力説しました。調査の経験がない若い研究者
も含め、熱心に話を聴いていただきました。被害調査は自分の専門からはみ出す良い
機会であり、皆が協力してこそはじめて成立するものです。気力のある方、経験の有
無を問わず、是非以下のサイトにアクセスし調査の準備に参加してみて下さい。
(武村)
※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html
%%%%%%%%%%%%% 《日本地震工学会関連のニュース》 %%%%%%%%%%%%%
○セミナー「分かりやすい強震動レシピと強震動予測」
日時:平成19年2月7日(火)10:00〜17:00
会場:建設交流館 702会議室(大阪市西区立売堀2-1-2)
主催:日本地震工学会
協賛:(社)日本地震学会、(社)日本建築学会、(社)土木学会、(社)地盤工学会
受講料:(1)日本地震工学会会員及び協賛各団体所属会員:6,000円(テキスト込み)
(2)学生会員 :3,000円(テキスト込み)
(3)その他一般(上記学会に所属しない方) :8,000円(テキスト込み)
定員:50名(先着順)
詳細・申込:
http://www.jaee.gr.jp/event.html
○地震工学会論文集第6巻第4号発行のお知らせ
論文集編集委員会
日本地震工学会では,論文集を電子ジャーナルとして年4回発行しております。
論文は日本地震工学会のホームページにてご覧いただくことができます。
今年(第6巻)の4号が発行されましたので,題目と著者を紹介致します。
論文の詳細は下記ホームページからごらんください。
http://www.jaee.gr.jp/stack/submit-j/index.html
また,論文集編集委員会では,皆 様の論文投稿をお
待ちしております。
<2006年11月,第6巻第4号発行>
(論文)
1. 飯村正一,磁気異方性センサを用いた曲管の発災後残留応力の非破壊診断
分岐断層の特性,pp.1-18
2. 小豆畑達哉,飯場正紀,井上波彦,緑川光正,2004年新潟県中越地震にお
ける免震建築物の対地震性能に関する建築物利用者へのアンケート調査,pp.19-37
3. 白戸真大,福井次郎,中谷昌一,ファイバー要素を用いた数値解析による
場所打ち杭基礎の変形性能評価,pp.38-54
4. 吉田望,澤田純男,中村晋,減衰が地盤の地震応答解析にあたえる影響と
精度,pp.55-73
5. 長郁夫,西開地一志,柳沢幸夫,長谷川功,桑原保人,地質構造形成史を
考慮した3 次元地質構造の簡便なモデル化 ―新潟県中越地方南部の地震空白
域を例として―,pp.74-93
6. 鶴来雅人,香川敬生,岡崎敦,羽田浩二,入倉孝次郎,強震動予測のための
高域遮断フィルターに関する研究 −1995 年兵庫県南部地震の観測記録に基づ
く検討−,pp.94-112
7. 長郁夫,鶴来雅人,香川敬生,岩田知孝,広帯域強震動評価のための堆積層
深部地盤速度構造のモデル化 ―大阪堆積盆地のサイト増幅スペクトルに着目し
て―,pp.113-132
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JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2007.html
で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は
admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp,
電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。
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%%%%%%%%%%%%%%%%% 《地震災害情報》 %%%%%%%%%%%%%%%%%
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%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%
○平成18年度「国土技術政策総合研究所 講演会」
日時: 2006年12月6日(水)10:00-16:55
主催: 国土交通省国土技術政策総合研究所
協賛: 国土技術研究協議会
場所: イイノホール (東京都千代田区内幸町2−1−1 飯野ビル7階)
詳細:
http://www.nilim.go.jp/lab/bbg/kouenkai/kouenkai2006.htm
○「強震動予測−その基礎と応用」第6回講習会のお知らせ
主催:日本地震学会・強震動委員会
日時:平成16年12月8日(金) 9:30〜17:30(受付開始 9:00)
会場:東京工業大学田町キャンパス(JR田町駅すぐ)
キャンパス・イノベーション・センター(CIC) 1階 国際会議室
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6
概要:強震動委員会では,地震動評価に携わる技術者・実務者の方々に強震動
予測の最新技術をご理解いただき,各方面で応用いただきたく講習会を実施し
ております。今年度は,強震動研究の一般への紹介を試みた書籍「地震の揺れを
科学する−みえてきた強震動の姿」(東大出版会)をテキストのひとつとして,
その著者達が,特に重要なトピックスについてノウハウを掘り下げます。これ
まで受講された方々を含めて,奮ってご参加下さいますよう,お願い致します。
スケジュール,参加費,申し込み方法など,詳しくは下記にアクセス下さい。
http://www.mmjp.or.jp/kyosindo/whatsnew/koushuukai.html
○大都市大震災軽減化特別プロジェクト総括シンポジウム
日時:平成18年12月21(木)-22日(金) 9:30〜16:30
場所:東京国際フォーラム・明治安田生命ビル丸の内 MY PLAZA(東京・有楽町)
主催:文部科学省・防災科学技術研究所・東京大学地震研究所・京都大学防災研究所
国際レスキューシステム研究機構
概要:文部科学省では、首都圏や京阪神などの大都市圏において、大地震が発生した
際の人的・物的被害を大幅に軽減するための科学的・技術基盤を確立すること
を目的として、平成14年度より5年計画で「大都市大震災軽減化特別プロジ
ェクト」(通称:大大特)をスタートさせました。本シンポジウムでは、本プ
ロジェクトの主な成果についてご報告し、幅広い意見交換を通じてプロジェク
トの成果取りまとめと成果普及のための機会としたいと考えております。
参加費:無料
申込:下記URLより
詳細:
http://www.bosai.go.jp/ddt/index.html
○第56回理論応用力学講演会
主催:日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
共催:日本機械学会、日本地震工学会、など
日時:2007年3月7日(水)-9日(金)
場所:日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34)
講演申込締切:2006年10月17日(火)
詳細:http://www.jsme.or.jp/nctam/
○ニュージーランド地震工学会大会
性能設計をテーマに行われます。
日程:2007年3月30日-4月1日
梗概締切:2006年11月3日
全論文提出期限:2007年2月5日
URL:http://www.nzsee.org.nz/
連絡先:Derek Wilshere
New Zealand Society for Earthquake Engineering
Wellington
E-mail:secretary@nzsee.org.nz
○ ASME(米国機械学会) Pressure vessels and piping division conference 2007
日程:2007年7月22日-26日
場所:San Antonio, Texas, US
詳細:http://www.asmeconferences.org/pvp07/
アブストラクト締切:2006年12月4日
論文提出期限:2007年4月16日
○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
http://www.jaee.gr.jp/event.html
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