##############################################################
# JAEE NEWS No.137 2007/2/15 日本地震工学会ニュース No.137 #
##############################################################
2年前「手記で読む関東大震災」という本を書いた時のことです。手記を書かれた一
人で、富士宮の河井清方さんという方の戸籍謄本の写しを子孫の方からいただいて見
ていたら、生まれが文久元年弐月弐拾九日となっています。2月29日とあるので、4
年に一度しか誕生日が来ない人かと思っていたら、文久元年は西暦1861年なので閏年
ではありません。まさか戸籍が間違っていることはないし?そうか!旧暦か!と気が
つくまでに大分時間が経ちました。明治6年以前は太陰太陽暦(旧暦)で、月の満ち
欠けで一月を決めていたので一月は30日か29日のどちらかで2月だから28日というこ
とはなかったのです。太陽暦が採用され戸籍をつくる時、いちいち誕生日を太陽暦(
新暦)に直すことは無理なので、そのまま戸籍には旧暦の誕生日が書かれていたので
しょう。ちなみに新暦では1861年4月8日になります。本当は桜の咲く頃に生まれたの
に、明治6年以降はまだ雪が降る頃の誕生日になり、しかも4年に一度しか来ない。
全く太陽暦は理不尽だと思ったことでしょう。太陽暦のせいで我々にとっても2月は
短く忙しい月です。体をこわさないよう気をつけてください(武村)。
※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html
%%%%%%%%%%%%% 《日本地震工学会関連のニュース》 %%%%%%%%%%%%%
○地震工学会論文集第7巻第1号発行のお知らせ
論文集編集委員会
日本地震工学会では,論文集を電子ジャーナルとして年4回発行しておりま
す。論文は日本地震工学会のホームページにてご覧いただくことができます。
今年(第7巻)の1号が発行されましたので,題目と著者を紹介致します。論文の
詳細は下記ホームページからごらんください。
http://www.jaee.gr.jp/stack/submit-j/index.html
また,論文集編集委員会では,皆 様の論文投稿をお待ちしております。
1.軟弱粘土地盤のせん断特性と地震時の地盤挙動の関係,山口晶,吉田望,
飛田善雄,pp.1-13
2.柱の軸力変動が懸造形式伝統木造寺院建築の地震応答に及ぼす影響,森悠介、
鈴木隆志、伊津野和行、土岐憲三,pp.14-26
3.受水槽のスロシングが地震直後に発生する水圧・水量の異常挙動に及ぼす影響,
村田 幸一,宮島昌克,pp.27-42
4.強震動予測レシピに基づく予測結果のバラツキ評価の検討 〜震源パラメータ
のバラツキについて〜,山田雅行、先名重樹、藤原広行,pp.43-60
5.地震動の即時配信によるフィードフォワード型制振システムに関する基礎研究,
折田潤、金久保利之、境有紀,pp.61-78
6.水平2方向連成を有する地盤による地震動のオービット特性に関する基本的
検討,山本優,源栄正人,大野晋,pp.79-97
○倫理綱領案について
現在,理事会において本会の倫理綱領を定めるべく検討中です。総務部会で草案を作
成し,第57回理事会(2007年2月6日)に報告しました。会員の皆様より,倫理綱領
案について意見を募りたいと思います。
http://www.jaee.gr.jp/general/gen02/gen02_constitution05.html
○第5回日本地震工学会・大会-2007
主催:日本地震工学会
日時:2007年11月13日-15日
場所:東京大学地震研究所
投稿方法等の詳細は決まり次第またお知らせ致します。
____________________________________
JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2007.html
で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は
admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp,
電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。
%%%%%%%%%%%%%%%%% 《関連情報》 %%%%%%%%%%%%%%%%%
○土岐元会長が内閣総理大臣賞を受賞
日本地震工学会の創設者の一人で、元会長、京都大学名誉教授、立命館大学総長顧
問の、土岐憲三先生が、地震工学の発展に長年従事され、大きな貢献をなされてきた
ことは、本会員の多くの知るところです。
先生は、さらに、1995年の阪神淡路大震災以降、文化財の防災の問題に精力的に取
り組んでおられ、防災と文化財の接点を探りつつ研究を進めるとともに、同時に国の
諸機関に働きかけ、国土交通省や文部科学省の研究費を獲得し、さらに、平成18年度
には、研究フィールドとしての京都において、国と京都市の文化財防災の事業の立ち
上げに尽力するなど、大学における研究にとどまらず、研究成果を実際の事業にまで
ひろげられ、地震工学の新しい分野の開拓にも、貢献しておられます。
こうした先生の、御尽力に対して、平成18年9月1日の防災の日に、内閣総理大臣賞
が授与されました。先生は、文化財防災学が認められたこと、またこれが事業化され
たことを、ことのほか喜んでおられます。
私どもも、土岐先生の受賞をお祝いいたしますとともに、およばずながら、地震工
学のより広範囲な発展に努力いたしたいと思います。
詳細は、
http://www.jaee.gr.jp/members/mem04.html
今回は半年近く経てのお知らせとなってしまいました。
今後、タイムリーにお知らせしたいと思いますので、このような情報がありましたら、
事務局までお知らせ下さい。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%
○「危機管理対応情報共有技術による減災対策」第3回シンポジウム
主催:文部科学省・(独)防災科学技術研究所
日時:2月21日(水) 10:00〜16:35
場所:品川イーストワンタワー 21階大会議室(東京都内:品川駅より1分)
参加費:無料
詳細:
http://www.kedm.bosai.go.jp/japanese/index.html
○インドネシアジャワ島中部地震災害調査報告会
主催:日本建築学会 災害委員会
後援:日本地震工学会、他
日時:2007年2月23日(金) 10:00〜17:00
場所:建築会館ホール(港区芝5-26-20)
参加費:建築学会会員3,000円 登録メンバー3,500円
建築学会会員外4,000円 学生2,000円(書籍別途頒布)
定員:200名
詳細:http://www.aij.or.jp/jnetwork/scripts/view30.asp?sc_id=1559
○重要インフラ間の被害波及軽減に関する調査研究コロキュウム
主催:(独)防災科学技術研究所、国土技術政策総合研究所
場所:キャンパスイノベーションセンター(東京都内:田町駅より1分)
日時:3月1日(木)13:00〜17:00
参加費:無料
詳細:
http://www.kedm.bosai.go.jp/japanese/index.html
○第4回都市地震工学国際会議
主催:東京工業大学都市地震工学センター
日時:3月5日(月)-6日(火)
場所:東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館多目的デジタルホール
(東京都目黒区大岡山2-12-1)
参加費:無料(ただし、懇親会3月5日、百年記念館にて会費2,000円)
詳細:
http://www.cuee.titech.ac.jp/Japanese/Events/Data/event_070305.html
○特別講演「ハリケーン・カトリーナによる災害とその教訓」
主催:東京工業大学都市地震工学センター
講師:コーネル大学 Tom O'Rourke教授
日時:3月7日(水)15:00-17:00
場所:東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館3階W933室
参加費:無料
詳細:
http://www.cuee.titech.ac.jp/Japanese/Events/Data/event_070307.html
○第56回理論応用力学講演会
主催:日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
共催:日本機械学会、日本地震工学会、など
日時:2007年3月7日(水)-9日(金)
場所:日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34)
詳細:http://www.jsme.or.jp/nctam/
○シンポジウム「統合化地下構造データベースの構築に向けて」
主催:(独)防災科学技術研究所
日時:2007年3月9日(金) 10:00-17:00
場所:つくば国際会議場(つくば市竹園2-20-3)
詳細:http://www.chika-db.com/index.html
○第5回防災研究フォーラム
主催:防災研究フォーラム
共催:京都大学防災研究所・東京大学地震研究所・(独)防災科学技術研究所
日時:2007年3月9日(金)-10日(土)
場所:東京都内
詳細:http://www.dprf.jp/
○活褶曲地帯における防災シンポジウム
‐2004年新潟県中越地震被害の科学的分析、今後の課題・対策への提言‐
主催:土木学会
日時:2007年3月13日(火) 9:20〜17:30
場所:土木学会講堂(東京都新宿区四谷1丁目)
参加費:無料
詳細:http://www.active-folding.com/
○震度計の設置促進と震度データの利用高度化に関するシンポジウム
主催:土木学会(担当:地震工学委員会震度計の設置促進と震度データの利用高度
化に関する研究小委員会)
共催:日本地震工学会
場所:土木学会講堂(東京都新宿区四谷1丁目)
日時:2007年3月16日(金)
詳細:
http://www.jsce.or.jp/committee/eec2/index.html
○6th International Conference on Earthquake Resistant Engineering Structures
日程:2007年6月11日-13日
場所:Bologna, Italy
詳細:
http://www.wessex.ac.uk/conference/2007/eres07
Abstract:現在募集中(300words以内)
Final Paper:アブストラクトによる審査の後に全論文提出
○ニュージーランド地震工学会大会
性能設計をテーマに行われます。
日程:2007年3月30日-4月1日
全論文提出期限:2007年2月5日
URL:http://www.nzsee.org.nz/
○International Symposium on Seismic Risk Reduction
日程:2007年4月26日-27日
場所:ルーマニア
論文提出期限:2007年3月20日
詳細:
http://cnrrs.utcb.ro/issrr2007/issrr2007.html
○ ASME(米国機械学会) Pressure vessels and piping division conference 2007
日程:2007年7月22日-26日
場所:San Antonio, Texas, US
詳細:http://www.asmeconferences.org/pvp07/
論文提出期限:2007年4月16日
○環太平洋地震工学会議(The 8th Pacific Conference on Earthquake Engineering)
主催:ニュージーランド地震工学会
日程:2007年12月5日-7日
場所:シンガポール
詳細:http://www.ntu.edu.sg/cee/8PCEE/
アブストラクト締切:2007年2月1日
論文提出期限:2007年6月中旬
○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
http://www.jaee.gr.jp/event.html
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
Copyright (C) 2001-2012 Japan Association for Earthquake Engineering. All Rights Reserved.