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JAEE NEWS No.141 2007/4/16 日本地震工学会ニュース No.141

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# JAEE NEWS No.141 2007/4/16   日本地震工学会ニュース No.141 #
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能登半島地震の被災者の方に心よりお見舞い申し上げます。またまた多くの犠牲を
払う結果となりましたが、一方で学校や役所などの公共施設の建物被害はあまりな
かったようです。これは偶然ではないと思います。現地へ行った方が撮られた写真
を見せていただくと、例えば、震源直上の輪島市門前町の市役所支所など、耐震補
強がなされ、バッテン印の筋交いが誇らしげに写っています。3月30日に文科省が発
表した全国の学校の耐震化率を見ると平均で57%とまだまだ高くはありません。この
ような教訓をテコに一挙にジャンプと行きたいところです。残念ながらそんな報道
をしているマスコミはほとんど見当たりません。ただ問題を指摘して騒ぐだけでな
く、皆がなるほどと思えるような建設的報道を、今後期待したいと思います。
(武村)

※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html

%%%%%%%%%%%%%  《日本地震工学会関連のニュース》  %%%%%%%%%%%%%

○日本地震工学会第7回通常総会のお知らせ
 日時:5月24日(木) 13:30〜17:00
 場所:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
 総会前に能登半島地震被害調査報告と論文奨励賞受賞者講演を行います。
 多くの方のご出席をお願い致します。
 詳細:http://www.jaee.gr.jp/index.html

○地震工学会論文集第7巻第2号(特集号)発行のお知らせ
                    論文集編集委員会
日本地震工学会では,論文集を電子ジャーナルとして年4回発行しておりま
す。論文は日本地震工学会のホームページにてご覧いただくことができます。
今年(第7巻)の2号(特集号:震度計と強震計データの利活用)が発行されま
したので,題目と著者を紹介致します。論文の 詳細は下記ホームページから
ごらんください。
 http://www.jaee.gr.jp/old/submit-j/index.html
また,論文集編集委員会では,皆 様の論文投稿をお待ちしております。

1.新型K-NET:強震動データリアルタイムシステムの構築、藤原広行、功刀卓、
 安達繁樹、青井真、森川信之、pp.2-16
2.地盤−建物アレー観測による震度の設置環境変動、神山真、長内優也、松川忠司、
 pp.17-36
3.地盤・建物系の高密度強震観測の展開と建物動的挙動の検討、飛田潤、福和伸夫、
 小島宏章、浜田栄太、pp.37-56
4.低コスト・小型地震計の性能確認と戸建て住宅の地震時挙動観測への適用、
 飯場正紀、阿部秋男、花井勉、皆川隆之、pp.57-67
5.震度データから推察される相模トラフ沿いの巨大地震の震源過程、神田克久、
 武村雅之、pp.68-79
6.強震ネットワークデータから構築した広周波数帯域統計的グリーン関数とその南海
 地震への応用、包那仁満都拉、川瀬博、pp.80-95
7.石川県内の観測点における地盤増幅度の評価、西川隼人、宮島昌克、堂下翔平、
 北浦勝、pp.96-109
8.地震動記録に基づく青森県内の強震観測点のサイト増幅度、片岡俊一、山本博昭、
 pp.130-143
9.地震観測記録に基づく既設ダムの地震時挙動の三次元再現解析、有賀義明、
 pp.130-143
10.2003 年十勝沖地震における地盤の非線形応答:KiK-net鉛直アレー記録の活用、
 山本明夫、笹谷努、pp.144-159
11.2003年三陸南地震時における築館地すべり地点の地震動推定
 −強震計・震度計データを利用した波形再現と室内試験による確認−、
 福元俊一、海野寿康、仙頭紀明、渦岡良介、風間基樹、pp.160-179
12. 強震観測点周辺の被害データを用いた地震動の性質と建物被害の関係の検討、
 境有紀、pp.180-189
13. 福岡県西方沖地震で観測された震度計データとその構造物破壊能、川瀬博、
 pp.190-204
14.2005年8月宮城県沖地震における開北橋の強震記録について、高山丈司、
 松本俊輔、日下部毅明、pp.205-208
15.SUPREMEによる地震観測情報の利用事例、菜花健一、細川直行、山内亜希子、
 pp.209-214
16.スペクトルインバージョンに基づく全国の強震観測地点におけるサイト増幅特
 性とこれを利用した強震動評価事例、野津厚、長尾毅、山田雅行、pp.215-234
17.地震動指標間および被害との関係、中村豊、pp.235-248
18.震動台(E-Defense)利用のための強震データベースの試作、工藤一嘉、成田章、
 本間芳則、pp.249-260

○役員選挙結果
3月23日に開票した来期役員選挙の結果をお知らせ致します。
ご協力,投票有難うございました。(選挙管理委員会)
http://www.jaee.gr.jp/general/election2007a.pdf

○第5回日本地震工学会・大会-2007
主催:日本地震工学会
日時:2007年11月13日-15日
場所:東京大学地震研究所
投稿方法等の詳細は決まり次第またお知らせ致します。
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JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2007.html で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp, 電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。

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%%%%%%%%%%%%%%%%%   《災害情報》   %%%%%%%%%%%%%%%%%

○2007年能登半島地震
 2007年3月25日(日)9:42頃、能登半島沖の深さ11kmを震源とするM=6.9の地震が発
生し、七尾市、輪島市、穴水町で震度6強の強い揺れが観測されました。死者1名と
報告されています。

下記に関連情報のリンク集を掲載しました。
http://www.jaee.gr.jp/disaster.html#2007
多くの研究者の速報が掲載されています。

○2007年能登半島地震災害調査速報会
土木学会、地盤工学会、日本地震工学会、日本建築学会、日本地震学会の共催で
開催します。
 日時:2007年4月24日午後1時〜5時
 場所:東京大学生産技術研究所
 詳細:http://www.jaee.gr.jp/event/2007noto.pdf

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%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%

○International Symposium on Seismic Risk Reduction
 日程:2007年4月26日-27日
 場所:ルーマニア
 論文提出期限:2007年3月20日 
 詳細: http://cnrrs.utcb.ro/issrr2007/issrr2007.html

○6th International Conference on Earthquake Resistant Engineering Structures
 日程:2007年6月11日-13日
 場所:Bologna, Italy
 詳細: http://www.wessex.ac.uk/conferences/2007/eres07

○ ASME(米国機械学会) Pressure vessels and piping division conference 2007
 日程:2007年7月22日-26日
 場所:San Antonio, Texas, US
 詳細:http://www.asmeconferences.org/pvp07/
 論文提出期限:2007年4月16日

○第29回地震工学研究発表会
 主催:土木学会
 日程:2007年8月28日-30日
 場所:九州大学
 報告の提出締切:2007年6月29日(金)
 詳細: http://www.jsce.or.jp/committee/eec2/index.html

○The 2nd International Conference on Urban Disaster Reduction
 日程:2007年11月27日-29日
 場所:台北
 詳細:http://www.ncdr.nat.gov.tw/2ICUDR
 アブストラクト締切:2007年3月31日
 論文提出期限:2007年8月31日

○環太平洋地震工学会議(The 8th Pacific Conference on Earthquake Engineering)
 主催:ニュージーランド地震工学会
 日程:2007年12月5日-7日
 場所:シンガポール
 詳細:http://www.ntu.edu.sg/cee/8PCEE/
 アブストラクト締切:2007年2月1日
 論文提出期限:2007年6月中旬

○地震災害と減災に関する国際会議
 International Workshop on Earthquake Hazards and Mitigations
 主催:Indian Institute of Technology Guwahati
 共催:国際地盤工学会TC4, ATC3
 日程:2007年12月7日〜8日
 会場:Indian Institute of Technology Guwahati
   (インド・アッサム州 グワハチ市)
 論文概要提出:2007年5月31日
 論文提出:2007年8月31日
 詳細:http://geot.civil.metro-u.ac.jp/tc/atc3/EHAM-2007.pdf
  連絡先:ハザリカ へマンタ
   秋田県立大学 システム科学技術学部 建築環境システム学科
       建築構造力学研究室, TEL/FAX:0184-27-2027
       E-mail: hazarika@akita-pu.ac.jp

○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
 http://www.jaee.gr.jp/event.html

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