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# JAEE NEWS No.145 2007/6/15 日本地震工学会ニュース No.145 #
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地震予知という言葉をあまり聞かなくなって久しくなります。予知には、できる、
できない、白か黒かの議論が常に付きまとい、そのことに嫌気がさす人もおられる
かと思います。そんな中で、このほど日本を代表する若手研究者が中心となって日
本地震学会から「地震予知を科学する」という本が出版されました
(http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-063706-0.html)。内容の中心は、地震が何
故起るかという課題に対する現在の地震学の到達点です。わかり易く解説しようと
いう努力の跡がにじみでています。白黒の議論が好きな人には物足りないかもしれ
ませんが、私など強震動を研究するものにとっては、強震動予測と地震予知が、地
震発生機構の解明という同じ課題を背負っているということを改めて感じる良い機
会になりました。強震動予測の精度を気にされている方はそのバックグラウンドを
知る上でとても参考になると思います(武村)
※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html
%%%%%%%%%%%%% 《日本地震工学会関連のニュース》 %%%%%%%%%%%%%
○日本地震工学会 新役員
5/24に開催しました総会議事録、及び今年度の役員名簿を下記に掲載しました。
総会議事録:http://www.jaee.gr.jp/general/gen05.html
役員名簿:http://www.jaee.gr.jp/general/gen06/gen06_organization.html
○14WCEE情報
来年北京で開催されるWCEEのSpecial Session の提案締切りが、今月末と迫って
います。日本地震工学会では、「日本による地震防災・報知などに関する先端技術
の実現」をJAEEセッションの共通のテーマに掲げ、それをWCEEにまとめて
提案する予定です。現段階では、免震、制振、地震早期警報システムの3テーマを
考えていますが、他にも提案をお待ちしています。提案頂ける方は、
笠井理事(国際担当:東京工業大学 教授、kasai@serc.titech.ac.jp)に
ご連絡ください。
○講習会「性能規定型耐震設計法の現状と課題」
昨年8月の東京での講習会を大阪で催します。性能規定型設計法の特徴とメリット、
設定すべき限界状態と性能目標、想定すべき設計地震力、建築構造物および土木構造物
の性能照査法等について、実務に役立つ最新の知見と技術を紹介します。既設構造物の
性能照査や耐震対策、都市の地震防災等の実務、教育、研究等に大いに役立つと考えら
れます。
主催:日本地震工学会
日時:2007年9月18日(火)10:00〜16:30
場所:関電会館エルガーデン(大阪市北区中ノ島3-6-16 関電ビル4階)
受講料:会員 10,000円(学生会員5,000円)
協賛団体会員 12,000円(学生会員6,000円)
上記会員外 15,000円(一般学生7,000円)
教材費「性能規定型耐震設計ー現状と課題」(鹿島出版会2006年6月刊)を含みます。
定員:100名(先着順)
申込先:日本地震工学会事務局
電話 03-5730-2831 FAX 03-5730-2830
e-mail : office@general.jaee.gr.jp
詳細:http://www.jaee.gr.jp/event.html
○コラム記事案内
久々に、3件のコラム記事を掲載しました。
http://www.jaee.gr.jp/stack/column/index.html
○第5回日本地震工学会・大会-2007
主催:日本地震工学会
日時:2007年11月13日-15日
場所:東京大学地震研究所
投稿方法等の詳細は決まり次第またお知らせ致します。
現在、9月20日論文締切りを予定しています。また、特別企画の案がありまし
たら、壁谷澤理事(東京大学地震研究所教授、kabe@eri.u-tokyo.ac.jp)へご連
絡ください。
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JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2007.html
で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は
admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
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入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp,
電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。
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%%%%%%%%%%%%%%%%% 《お知らせ》 %%%%%%%%%%%%%%%%%
防災科学技術研究所では、本年9月にE-ディフェンスで実施予定の、鉄骨造建物
の完全崩壊実験に合わせ、解析技術の向上を目指したブラインド解析コンテスト
を実施します。
詳細は添付ファイルをご覧下さい。
資料の配布・応募は全て下記ホームページ上で行いますので、まずは下記URLへ
アクセスしていただければ幸いです。
「E-ディフェンス ブラインド解析 ホームページ」
http://www.blind-analysis.jp/
お問合せ等も、こちらのホームページで受付けております。
多くの方々のご参加を期待しております。
防災科学技術研究所
兵庫耐震工学研究センター
センター長 中島正愛
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%%%%%%%%%%%%%%%%% 《災害情報》 %%%%%%%%%%%%%%%%%
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%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%
○オフィスセキュリティEXPO
日時:2007年7月4〜6日
場所:東京ビッグサイト
詳細:http://www.osec.jp/
○実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いた橋梁耐震実験研究
平成18年度 橋梁耐震実験研究 研究成果発表会
主催:防災科学技術研究所
共催:日本地震工学会
日時:2007年7月24日 10:00〜17:30
場所:世界貿易センタービル(東京都港区浜松町)
問合先:防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 担当:右近・米谷
TEL:0794-85-8952
申込み先 E-mail:b.janda@bosai.go.jp
FAX:0794-85-8993
○第29回地震工学研究発表会
主催:土木学会
日程:2007年8月28日-30日
場所:九州大学
報告の提出締切:2007年6月29日(金)
詳細:
http://www.jsce.or.jp/committee/eec2/index.html
○Earthquake Engineering Conference AEES 2007
主催:オーストラリア地震工学会
日程:2007年11月23日-25日
場所:Wollongong University
(オーストラリア・ニューサウスウェールス州ウーロンゴン市)
アブストラクト締切:2007年6月15日
論文提出期限:2007年8月15日
問合せ先:Sharon Anderson, AEES,
Email: srj@bigpond.net.au
○The 2nd International Conference on Urban Disaster Reduction
日程:2007年11月27日-29日
場所:台北
詳細:http://www.ncdr.nat.gov.tw/2ICUDR
論文提出期限:2007年8月31日
○環太平洋地震工学会議(The 8th Pacific Conference on Earthquake Engineering)
主催:ニュージーランド地震工学会
日程:2007年12月5日-7日
場所:シンガポール
詳細:http://www.ntu.edu.sg/cee/8PCEE/
論文提出期限:2007年6月中旬
○地震災害と減災に関する国際会議
International Workshop on Earthquake Hazards and Mitigations
主催:Indian Institute of Technology Guwahati
共催:国際地盤工学会TC4, ATC3
日程:2007年12月7日〜8日
会場:Indian Institute of Technology Guwahati
(インド・アッサム州 グワハチ市)
論文概要提出:2007年5月31日
論文提出:2007年8月31日
詳細:http://geot.civil.metro-u.ac.jp/tc/atc3/EHAM-2007.pdf
連絡先:ハザリカ へマンタ
秋田県立大学 システム科学技術学部 建築環境システム学科
建築構造力学研究室, TEL/FAX:0184-27-2027
E-mail: hazarika@akita-pu.ac.jp
○第14回世界地震工学会議(14WCEE)
Second Announcement が発表されました。
日程:2008年10月12〜17日
場所:北京
詳細:http://www.14wcee.org/
アブストラクト締切:2007年10月1日
特別セッションの企画:2007年6月30日まで
論文提出期限:2008年5月1日
○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
http://www.jaee.gr.jp/event.html
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