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# JAEE NEWS No.159 2008/2/15 日本地震工学会ニュース No.159 #
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地震災害軽減の切り札は言うまでもなく耐震補強です。国は耐震改修促進法を制定
し、現行の耐震基準を満たす建物の割合を平成27年までに90%以上とすべく施策をこ
うじています。そんな中でお年寄り世帯で耐震補強が進まないということをよく聞
きます。経済的な面もあるでしょうが、独居老人にでもなれば、生きる張り合いも
低下し、煩わしいのは道理です。高齢化社会になり、世間ではとかく老人問題など
といいますが、昔のように子供が親の面倒を見なくなったということも根底にある
ようです。老人問題でなく、若者問題でもあるのです。耐震補強にもこのような現
代日本社会が抱える歪みが影を落としています。根源的な日本人の人生観に係わる
問題として考える必要があるようにつくづく感じます。歳を取ったせいでしょうか!
(武村)
※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html
%%%%%%%%%%%%% 《日本地震工学会関連のニュース》 %%%%%%%%%%%%%
○論文集編集委員会は表記特集号を発行し、同時に論文または報告の公募を行うこと
にしました(2月末日に申込締切、5月末日に投稿締切)。
論文集編集委員会は表記特集号を発行し、同時に論文または報告の公募を行うこ
とにしました(2月末日締切)。1995年阪神淡路大震災では国・自治体・住民・企
業・ボランティアなどの協働による速やかな情報の収集と共有、および得られた情
報を有効活用するための減災対策が大きな課題となりました。このため震災後、国
や自治体で震度計ネットや緊急地震速報が運用され、早期被害推定システムや応急
対応支援システム、異なる機関での情報共有システムの構築、図上演習や発災対応
型訓練などの実践的な減災体制の整備など、情報共有による様々な地震防災および
減災対策の様々な試みが行われています。また2007年度大会ではオーガナイズド・
セッション「情報共有による減災対策」が企画され、多くの発表と活発な討議が行
われました。このため本特集号では当セッションで発表された論文に加え、関連す
る論文・報告を公募し、近年急速に進んでいる情報共有による減災対策の現状をま
とめ、今後の課題を展望することを目的とします。
http://www.jaee.gr.jp/contribution/con02/tokusyu003.html
特集号「情報共有による減災対策」編集委員会(委員長 久田嘉章)
○地震工学会論文集第8巻第1号発行のお知らせ
論文集編集委員会
日本地震工学会では,論文集を電子ジャーナルとして年4回発行しておりま
す。論文は日本地震工学会のホームページにてご覧いただくことができます。
今年(第8巻)の1号が発行されましたので,題目と著者を紹介致します。
論文の 詳細は下記ホームページからごらんください。
http://www.jaee.gr.jp/stack/submit-j/v08n01/mokuji.html
また,論文集編集委員会では,皆様の論文投稿をお待ちしております。
1.ドリル削孔試験によるコンクリート構造物の圧縮強度推定に関する基礎的研究
近藤智佳子,三田彰, pp.1-15
2.KiK-net地震記録を用いた基盤から地表への震動増幅評価法
國生剛治、佐藤克晴、長尾晋悟, pp.16-31
(報告)
3.想定東南海地震に対する大学キャンパスでの緊急地震速報の利用に関する基礎的
検討, 酒井久和、山崎誠、八木康夫、伊津野和行、土岐憲三, pp.32-47
○セミナー「強震動予測レシピ−新潟県中越沖地震や能登半島地震などに学ぶ−」
日 時:平成20年4月11日(金) 9:45〜17:00
会 場:大阪工大摂南大学大阪センター(大阪駅より徒歩5分)
主催:日本地震工学会、関西地震観測研究協議会
内容
(1) 強震動予測に必要な基礎概念(((財)地域 地盤 環境 研究所 香川敬生氏)
(2) 反射法探査と地盤構造のモデル化((株)阪神コンサルタンツ 山田浩二氏)
(3) 統計的グリーン関数法(大阪工業大学 堀家正則教授)
(4) 強震動予測レシピ(愛知工業大学 入倉孝次郎教授)
(5) 最近の被害地震などへの適用例(京都大学原子炉実験所 釜江克宏氏)
(6) 将来の大地震予測への適用例((株)ニュージェック 羽田浩二氏)
受講料:日本地震工学会および関西地震観測研究協議会会員:6,000円
(学生会員2,000円)
定員:100名(先着順)
申込方法:申込み用紙は日本地震工学会ホームページからダウンロードして、必要事項
をお書きのうえ、メールあるいはFAXにて日本地震工学会までお申込ください。
申込み・問合せ先:日本地震工学会事務局
108-0014 東京都港区芝5-26-20 建築会館4階
電話:03-5730-2831 FAX:03-5730-2830
電子メール:office@general.jaee.gr.jp
詳細:
http://www.jaee.gr.jp/event.html
○防災講演会「地震災害に備える〜地震情報の利用とわが家の地震対策〜」
日 時:平成20年3月9日(日)13:00〜16:30
会 場:鳥取県立図書館2階会議室(鳥取市尚徳町101)
内容
(1) 地震のはなしと地震情報について(前京都大学防災研究所 渡辺邦彦氏)
(2) 鳥取県の地震防災の取り組みについて(鳥取大学 西田良平教授)
(3) 地域とわが家の地震対策について(大阪市立大学 宮野道雄教授)
受講料:無料
参加申し込み: 当日直接会場にお越し下さい(定員100人程度につき先着順)
問い合わせ先: 野口竜也(鳥取大学工学部土木工学科) TEL&FAX: 0857-31-6097
詳細:
http://www.jaee.gr.jp/event.html
○セミナー「地震発生確率 −理論から実践まで−」
日 時:平成20年4月22日(火)14:00〜17:00
会 場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20 建築会館内)
主催:日本地震工学会
内容
(1)確率論的震源モデルと地震発生確率(東京大学地震研究所 島崎邦彦 教授)
(2)確率論的地震ハザードの算出方法(清水建設(株) 石川 裕 氏)
(3)確率論的地震動予測地図の社会的意義と使い方(防災科学技術研究所 藤原広行氏
受講料:日本地震工学会会員:3,000円(学生会員1,000円)
定員:130名(先着順)
申込方法:申込み用紙は日本地震工学会ホームページからダウンロードして、必要
事項をお書きのうえ、メールあるいはFAXにて日本地震工学会までお申込くださ
い。
申込み・問合せ先:日本地震工学会事務局
108-0014 東京都港区芝5-26-20 建築会館4階
電話:03-5730-2831 FAX:03-5730-2830
電子メール:office@general.jaee.gr.jp
詳細:
http://www.jaee.gr.jp/event.html
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JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2007.html
で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は
admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp,
電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。
%%%%%%%%%%%%%%%%% 《災害情報》 %%%%%%%%%%%%%%%%%
○2007年新潟県中越沖地震
下記に関連情報のリンク集を掲載しています。
http://www.jaee.gr.jp/disaster/2007/2007chuetsu_oki.html
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%《関連情報》%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
防災科学技術研究所が、「アジア防災科学技術情報基盤の形成(DRH)」に関する
プロジェクトで、防災科学技術の登録募集を行っています。
詳細:http://www.jaee.gr.jp/contribution.html
%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%
○原子力発電所の耐震安全性・信頼性に関する国際シンポジウム
主催:日本原子力産業協会、日本原子力技術協会、電力中央研究所
協賛:日本地震工学会、他
日程:2008年2月26日(火)〜27日(水)
場所:新潟県柏崎市産業文化会館 文化ホール
参加費:無料
詳細:http://www.jaif.or.jp/
○第9回地震災害マネジメントセミナー
「長周期・長継続時間地震動への備えはできているか〜現代社会の盲点を探る〜」
主催:土木学会
後援:日本地震工学会、他
日時:2008年2月28日(木)
場所:土木学会講堂(東京都新宿区四谷)
詳細は未定です。
○「統合化地下構造データベースの構築」第2回シンポジウム
−データベースの連携で築く公共の地盤情報−
主催:防災科学技術研究所
共催:産業技術総合研究所、土木研究所、地盤工学会
日時:平成20年2月28日 10:00〜17:00
場所:日本科学未来館7F みらいCANホール
東京都江東区青海2-41 日本科学未来館
詳細:http://www.chika-db.com/index.html
○活褶曲帯における地震被害復興支援シンポジウム
震災復興の最終章へ向けて
2004年新潟県中越地震の教訓にもとづく地震減災への提言
主催:土木学会
後援:日本地震工学会、他
日時:2008年3月1日(土) 13:00〜17:00
場所:ホテルニューオータニ長岡(新潟県長岡市:長岡駅から1分)
参加費:無料
詳細:http://www.active-folding.com/
○防災研究フォーラム第6回シンポジウム
テーマ:能登半島地震と新潟県中越沖地震から学ぶ
主催:防災研究フォーラム、地震調査研究推進本部(事務局 文部科学省)
共催:京都大学防災研究所、東京大学地震研究所、(独)防災科学技術研究所
日時:平成20年3月15日(土)
会場:東京大学小柴ホール(本郷キャンパス 理学部1号館)
プログラム、参加申し込み、ポスター等(http://www.dprf.jp/をご覧下さい)
○活褶曲帯における防災シンポジウム
2004年新潟県中越地震被害の教訓にもとづく今後の課題・対策への提言
主催:土木学会
後援:日本地震工学会、他
日時:2008年3月21日(金) 9:15〜16:50
場所:土木学会講堂等(東京都新宿区四谷)
参加費:無料
詳細:http://www.active-folding.com/
○International Conference on Earthquake Engineering and Disaster Mitigation
(ICEEDM08)
主催:インドネシア地震工学会(IEEA)、Institut Teknologi Bandung
日程:2008年4月14日〜15日
場所:ジャカルタ(インドネシア)
論文提出期限:2008年1月31日
詳細:
http://www.si.itb.ac.id/iceedm08/
2nd Announcementが出ています!
○第57回理論応用力学講演会
主催:日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会
共催:日本地震工学会、他
日程:2008年6月10日(火)〜12日(木)
場所:日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34)
趣旨:「理論応用力学講演会」は力学に関する最も権威ある世界の組織IUTAMの開催
する国際会議の国内版として開催されてきました.力学が細分化する中で,
各々の分野の先端的研究を集めて,幅広い力学研究の動向を確かめ合うこと
が本講演会の目的です.本年度も,多くの力学の共通語を中心としたオーガ
ナイズドセッションとパネルディスカッションを組み,ご要望にお応えした
いと存じます.皆様の多数のご参加をお待ちしております.
講演申込期限:2008年2月21日
原稿提出期限:2008年4月17日
詳細:
http://www.jiban.or.jp/nctam/
○The 2008 Seismic Engineering International Conference commemorating the
1908 Messina and Reggio Calabria Earthquake (MERCEA'08)
1908年にイタリアのシシリー島のメシナで大きな地震があり、8万人以上の死者を出し、
その結果、世界で最初の耐震設計用地震力を含む耐震規定が出されました。この地震の
100年を記念して、開かれる会議です。
主催:Reggio Calabria大学、Messina大学、他(イタリア)
日程:2008年7月8〜11日
場所:Altafiumara Resort Conference Centre, Reggio Calabria(イタリア)
論文提出期限:2008年3月1日
詳細:
http://www.mercea08.org/
○International Seminar on Seismic Risk and Rehabilitation of Stone Masonry
Housing, on the event of the 10-th Anniversary of the July 9,
1998 Azores Earthquake
1998年に発生したAzores地震の10周年を記念した組積造住宅のセミナー
主催:Governo dos Acores, SPRHIsa(ポルトガル)
日程:2008年7月9〜13日
場所:Faial(ポルトガル)
詳細:
http://www.azores1998earthquake.org/
○第5回 European Workshop on the seismic behaviour of Irregular and
Complex Structures
主催:Catania大学(イタリア)
日程:2008年9月16〜17日
場所:Catania(イタリア)
論文提出期限:2008年5月31日
詳細:
http://www.5ewics.dica.unict.it/
○第14回世界地震工学会議(14WCEE)
日程:2008年10月12〜17日
場所:北京
詳細:http://www.14wcee.org/
論文提出期限:2008年5月1日
○WCCE-ECCE-TCCE JOINT CONFERENCE EARTHQUAKE & TSUNAMI
主催:WCEE,ECEE,TCCE
日程:2009年6月22〜24日
場所:イスタンブール(トルコ)
アブストラクト締切:2008年4月30日
論文提出期限:2008年10月31日
詳細:http://www.imo.org.tr/eqt2009/
○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
http://www.jaee.gr.jp/event.html
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