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# JAEE NEWS No.165 2008/5/15 日本地震工学会ニュース No.165 #
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金井清先生がお亡くなりになり4月16日に世田谷の斎場で葬儀がしめやかにとり
行われました。享年100歳であられました。その中で、先生が過ごされた一世紀間
の記録のお写真と座右の銘とされていた言葉が紹介されました。
「反省はするが後悔はしない人生を送りたい。」
帰宅後、先生のことがなつかしく思い出され、米寿と卆寿の際の随想録を読み返し
てみました。米寿の際の随想選集の表題は「誠」です。表紙を開くと上記の言葉が
直筆で掲載されていました。また卆寿の際の追懐の最後に、お父さまが早世された
あと、幼い先生にお母様が仮名文字を教えてくれた際、練習にと「ハンセイスルガ
コウカイシナイ」と書かせたとありました。一世紀にわたり「反省はするが後悔
はしない」をむねに、正にその通り誠実に人生を全うされた先生に対して、この上
なき尊敬の念を抱くとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます(武村)
※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html
%%%%%%%%%%%%% 《日本地震工学会関連のニュース》 %%%%%%%%%%%%%
○日本地震工学会第8回通常総会のお知らせ
日時:平成20年5月22日(木) 13:15〜17:00
場所:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
総会前に講演会と論文奨励賞授与式を行います。
多くの方のご出席をお願い致します。
講演会:13:15〜15:20
1.我が国の電力安定供給と地震防災 13:15〜14:45
a)新潟県中越沖地震に対する原子力安全・保安院の対応について
川原修司(原子力安全・保安院)
b)新潟県中越沖地震における柏崎刈羽原子力発電所の調査・点検状況と
防災性の向上について 横村忠幸(東京電力)
c)研究と実務を経験して思う柏崎刈羽原子力発電所施設の耐震問題と
地震災害−不整形地盤と埋込み構造物に纏わる話題を中心として−
源栄正人(東北大学)
2.論文奨励賞授与式ならびに記念講演 14:45〜15:20
a)高分解能衛星画像と数値標高モデルを用いた2004年新潟県中越地震
での斜面崩壊地の検出(日本地震工学会論文集 第7巻 第5号 掲載)
三浦弘之(東京工業大学)
b)強震ネットワークデータから構築した広周波数帯域統計的グリーン関数と
その南海地震への応用(日本地震工学会論文集 第7巻 第2号 掲載)
包 那仁満都拉(飛島建設)
詳細:
http://www.jaee.gr.jp/general/gen05/2008/2008info.pdf
○地震工学会論文集第8巻第2号発行のお知らせ
論文集編集委員会
日本地震工学会では,論文集を電子ジャーナルとして年4回発行しておりま
す。論文は日本地震工学会のホームページにてご覧いただくことができます。
今年(第8巻)の2号が発行されましたので,題目と著者を紹介致します。
論文の 詳細は下記ホームページからごらんください。
http://www.jaee.gr.jp/stack/submit-j/v08n02/index.html
また,論文集編集委員会では,皆様の論文投稿をお待ちしております。
1.構造ヘルスモニタリング向けスマートセンサネットワーク用高精度時刻同期システム
石川健一郎,三田彰, pp.1-10
2.2007年能登半島地震における自治体観測点を対象とした周期1秒前後の速度応答スペ
クトルの推定,西川隼人,宮島昌克, pp.11-21
○「津波災害の実務的な軽減方策に関する研究委員会」の委員公募のおしらせ
■委員の公募を行う委員会の活動内容
委員会名称:津波災害の実務的な軽減方策に関する研究委員会
委員長:松冨英夫(秋田大学工学資源学部教授)
委員会の活動期間:2008年6月〜2011年5月(3年間)
活動の概要:
津波対策は防災施設,地域防災計画,防災体制の3本柱からなるが,本委員会は,防
災施設を中心に据えて,津波災害の実務的な軽減方策の研究・提案を行う.
■公募要領
公募時期:2008年5月1日(木)〜5月31日(土)
公募人数:若干名(最大5名程度)
委員条件:委員会の目的達成に具体的に貢献できること
応募方法:参加を希望される方は、
@氏名、年齢、所属、連絡先住所、電話番号、FAX番号、E-mail アドレス
A応募理由、本委員会で取り組みたい内容のキーワード
B現在の主たる業務・研究の概要
をA4用紙1枚程度にまとめ、応募先にメールの件名「日本地震工学会 津波災害の
実務的な軽減方策に関する研究委員会」として、E-mailにてご応募ください。6月以
降に日本地震工学会津波災害の実務的な軽減方策に関する研究委員会よりご連絡い
たします。
応募先、その他問合せ先
秋田大学 工学資源学部 土木環境工学科 松冨英夫
E-mail:
matsu@ipc.akita-u.ac.jp
○「地震被害・復興の記録のアーカイブス構築のための研究委員会」
の委員公募のおしらせ
■委員の公募を行う委員会の活動内容
委員会名称:「地震被害・復興の記録のアーカイブス構築のための研究委員会」
委員長:小長井一男(東京大学生産技術研究所教授)
委員会の活動期間:2008年6月〜2011年5月(3年間)
活動の概要:
長期的な災害の進展や復興に関して有用な情報を提供し、社会にメッセージを発
信するためには,時間軸を考えたデータアーカイブス構築の戦略が求められる.3年
間の活動期間で,データの集約(調査)やメッセージ発信のあり方などを検討し、
国内外へ向けたアーカイブス構築の雛形を示す.
■公募要領
公募時期:2008年5月1日(木)〜5月31日(土)
公募人数:若干名(最大5名程度)
委員条件:委員会の目的達成に具体的に貢献できること
応募方法:参加を希望される方は、
@氏名、年齢、所属、連絡先住所、電話番号、FAX番号、E-mail アドレス
A応募理由、本委員会で取り組みたい内容のキーワード
B現在の主たる業務・研究の概要
をA4用紙1枚程度にまとめ,応募先にメールの件名「日本地震工学会 地震被害・
復興の記録のアーカイブス構築のための研究委員会」として,E-mailにてご応募
ください。6月以降に日本地震工学会「地震被害・復興の記録のアーカイブス構築
のための研究委員会」よりご連絡いたします。
応募先、その他問合せ先
東京大学 生産技術研究所 小長井一男
E-mail:
konagai@iis.u-tokyo.ac.jp
○「講習会・講演会・見学会のテーマ」募集
事業企画委員会
事業企画委員会では、会員の皆様にお役立て頂けるようなさまざまな行事を企画・開催
しておりますが、会員の皆様のご要望を広く募ることで、益々の充実を図りたいと考え
ております。今後、実施して欲しい講習会,講演会,見学会等ございましたら、ご意見
・ご希望をお寄せ下さい(随時受け付け)。
希望の送信先:office@general.jaee.gr.jp
____________________________________
JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2007.html
で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は
admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp,
電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%《災害情報》%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
○2008年中国四川省での地震
2008年5月12日14時28分頃(現地時間)、中国中西部の四川省で大規模な地震が
発生しました。震源は四川省の省都・成都の北西約90kmで震源の深さはおよそ10km、
マグニチュードは7.8と推定されています。13日午前中の段階で死者は1万人を超える
との報道もあり、被害はさらに拡大すると見られています。
下記に関連情報のリンク集を掲載しています。
http://www.jaee.gr.jp/disaster/2008/2008china.html
%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%
○第57回理論応用力学講演会
主催:日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会
共催:日本地震工学会、他
日程:2008年6月10日(火)〜12日(木)
場所:日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34)
原稿提出期限:2008年4月17日
詳細:
http://www.jiban.or.jp/nctam/
○耐震安全性に関するIAEA国際ワークショップ
主催:国際原子力機関(IAEA)
後援:原子力安全委員会、経済産業省原子力安全・保安院、
(独)原子力安全基盤機構
日程:2008年6月19日(木)〜21日(土)
場所:柏崎(柏崎市民プラザ及び東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所)
詳細:http://www.meti.go.jp/press/20080428002/20080428002.html
http://www-pub.iaea.org/MTCD/Meetings/Announcements.asp?ConfID=35185130
○The 2008 Seismic Engineering International Conference commemorating the
1908 Messina and Reggio Calabria Earthquake (MERCEA'08)
主催:Reggio Calabria大学、Messina大学、他(イタリア)
日程:2008年7月8〜11日
場所:Altafiumara Resort Conference Centre, Reggio Calabria(イタリア)
詳細:
http://www.mercea08.org/
○International Seminar on Seismic Risk and Rehabilitation of Stone Masonry
Housing, on the event of the 10-th Anniversary of the July 9,
1998 Azores Earthquake
1998年に発生したAzores地震の10周年を記念した組積造住宅のセミナー
主催:Governo dos Acores, SPRHIsa(ポルトガル)
日程:2008年7月9〜13日
場所:Faial(ポルトガル)
詳細:
http://www.azores1998earthquake.org/
○SSCR-2008
First International Conference on Seismic Safety Problems of
Caucasus Region Population, Cities and Settlements
主催:Kiriak Zavriev Institute of Structural Mechanics and
Earthquake Engineering
日程:2008年9月8〜11日(会議)
5月30日 最終論文締め切り
場所:グルジア(Tbilisi)
詳細:
http://www.ismee.ge(英語版あり)
○第5回 European Workshop on the seismic behaviour of Irregular and
Complex Structures
主催:Catania大学(イタリア)
日程:2008年9月16〜17日
場所:Catania(イタリア)
論文提出期限:2008年5月31日
詳細:
http://www.5ewics.dica.unict.it/
○第14回世界地震工学会議(14WCEE)
日程:2008年10月12〜17日
場所:北京
詳細:http://www.14wcee.org/
論文提出期限:2008年8月1日
○WCCE-ECCE-TCCE JOINT CONFERENCE EARTHQUAKE & TSUNAMI
主催:WCEE,ECEE,TCCE
日程:2009年6月22〜24日
場所:イスタンブール(トルコ)
アブストラクト締切:2008年4月30日
論文提出期限:2008年10月31日
詳細:http://www.imo.org.tr/eqt2009/
○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
http://www.jaee.gr.jp/event.html
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