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# JAEE NEWS No.171 2008/9/1 日本地震工学会ニュース No.171 #
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オリンピック各競技の様子とあわせて北京周辺の最新の映像が報道され、
これまで以上に中国をより身近に感じられる夏だったと思います。さて、
この後は我々地震工学の世界での四年に一度の祭典、第14回世界地震工学
会議が、10月12日〜17日に北京で開催されます。投稿締め切り時での論文数
は約3,000であり、そのうち口頭発表が1,600、ポスター発表が1,400と聞いて
おります。論文数は、これまでの同会議の中でも最も多くなっています。
日本地震工学会では三つの特別セッション、”免震構造技術”、”制振
構造技術”、”早期地震警報システム”を企画提案し、開催することになり
ました。いずれのテーマにおいても、日本の技術が研究・実践ともに世界
最高の水準にあり、今後他の地震国に大きな影響を与える可能性が高いと
考えられます。本会会員諸兄にも、活発に議論にご参加頂きたいと願って
おります。
北京は日本から3時間程度のフライトで行けるたいへん近い場所です。
日本からの論文数・登録者数は600以上となっており、これまでどおり、
主催国を除き最大です。さらに、途上国からの参加者の支援のため、日本
地震工学会そして会員有志の方々からの寄付も行いました。このように、
世界地震工学会議は、日本の地震工学者にとって馴染みのある有意義な
イベントです。10月、北京でお会いしましょう。(笠井)
※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html
%%%%%%%%%%%%% 《日本地震工学会関連のニュース》 %%%%%%%%%%%%%
○「原子力発電所の地震安全問題に関する調査委員会」の委員公募のお知らせ
◇委員会の活動内容
・委員会名称:原子力発電所の地震安全問題に関する調査委員会
・委員長 :亀田弘行(京都大学名誉教授、原子力安全基盤機構技術顧問)
・活動期間 :2008年10月〜2011年3月
・活動の概要
新潟県中越沖地震を鑑み、原子力発電所トータルとしての安全確保をどの
ように行っていくべきかを考えなければならない。そこで本委員会では、
問題解決のための研究開発とその方策の検討を行うロードマップの整備を
行う。さらに、検討すべき課題を提起し、全体として進むべき方向に関して
コンセンサスを形成する。
◇公募要領
・公募時期:2008年9月1日(月)〜9月20日(土)
・公募人数:若干名
・委員条件:委員会の目的達成に具体的に貢献できること
・応募方法:参加を希望される方は、以下をA4用紙1枚程度にまとめ、応募先
にメール件名「日本地震工学会 原子力発電所の地震安全問題に関する調査
委員会」とし、E-mailにてご応募ください。
@ 氏名、年齢、所属、連絡先住所、電話番号、FAX番号、E-mail アドレス
A 応募理由、本委員会で取り組みたい内容のキーワード
B 現在の主たる業務・研究の概要
9月下旬に日本地震工学会原子力発電所の地震安全問題に関する調査委員会
よりご連絡いたします。
・応募先、その他問合せ先
独立行政法人原子力安全基盤機構 耐震安全部 中村英孝
E-mail : nakamura-hidetaka@jnes.go.jp
○「講習会・講演会・見学会のテーマ」募集
事業企画委員会
事業企画委員会では、会員の皆様にお役立て頂けるようなさまざまな行事を
企画・開催しておりますが、会員の皆様のご要望を広く募ることで、益々の充実
を図りたいと考えております。今後、実施して欲しい講習会、講演会、見学会等
ございましたら、ご意見・ご希望をお寄せ願います(随時受け付け)。
・ご希望をお寄せ下さい(随時受け付け)。
希望の送信先:office@general.jaee.gr.jp
※これまでの行事は下記サイトをご参照願います。
http://www.jaee.gr.jp/event/eve_log.html
____________________________________
JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2007.html
で御覧いただけます.
JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は
admin-n@news.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp,
電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%《災害情報》%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
○2008年中国四川省での地震
2008年5月12日14時28分頃(現地時間)、中国中西部の四川省で大規模
な地震が発生しました。震源は四川省の省都・成都の北西約90kmで、震源
の深さは10km、マグニチュードは7.8と推定されています。四川大地震の
死亡者は6万9千人以上、行方不明者は1万7千人以上、負傷者は37万3千人
以上と伝えられております。
○2008年岩手・宮城内陸地震
2008年6月14日08時43分に岩手県内陸南部を震源とするマグニチュード
7.2の地震(震源の深さは8km)が発生しました。最大震度は岩手県奥州市、
宮城県栗原市の2ヵ所で6強が記録されています。揺れの強かった地域では、
土砂災害、道路の崩壊、家屋の倒壊などの被害が発生し、17日17時の時点
で、死者13人、行方不明者10人、負傷者449人と報じられています。
○2008年岩手県沿岸北部を震源とする地震
2008年7月24日00時26分に岩手県沿岸北部を震源とするマグニチュード
6.8の地震(震源の深さは108km)が発生しました。最大震度は岩手県
洋野町で6強が記録されています。津波の心配はなかったものの、25日
17時の時点で、住宅一部破損89件、負傷者200人(うち重傷38人)と報じ
られています。
※災害情報のリンク集は下記サイトに掲載して行きますのでご参照願います。
http://www.jaee.gr.jp/disaster.html
%%%%%%% 《行事案内行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%
○SSCR-2008
First International Conference on Seismic Safety Problems of
Caucasus Region Population, Cities and Settlements
主催:Kiriak Zavriev Institute of Structural Mechanics and
Earthquake Engineering
日程:2008年9月8〜11日(会議)
5月30日 最終論文締め切り
場所:グルジア(Tbilisi)
詳細:
http://www.ismee.ge(英語版あり)
○6th International Workshop on Remote Sensing for Disaster
Management Applications
主催:University of Pavia, Italy
日程:2008年9月11〜12日
場所:パビア(イタリア)
詳細:http://tlc.unipv.it/6_RSDMA/
○第5回 European Workshop on the seismic behaviour of Irregular and
Complex Structures
主催:Catania大学(イタリア)
日程:2008年9月16〜17日
場所:Catania(イタリア)
詳細:
http://www.5ewics.dica.unict.it/
○第14回世界地震工学会議(14WCEE)
日程:2008年10月12〜17日
場所:北京
詳細:http://www.14wcee.org/
○年次大会「第6回日本地震工学会・大会-2008」
日程:2008年11月3〜5日
場所:仙台
詳細:http://www.jaee.gr.jp/event/eve02.html
論文提出期限:2008年9月10日
○WCCE-ECCE-TCCE JOINT CONFERENCE EARTHQUAKE & TSUNAMI
主催:WCEE,ECEE,TCCE
日程:2009年6月22〜24日
場所:イスタンブール(トルコ)
論文提出期限:2008年10月31日
詳細:http://www.imo.org.tr/eqt2009/
○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
http://www.jaee.gr.jp/event.html
%%%%%%《人事公募情報、求人・求職情報》%%%%%%%%
日本地震工学会では、会員サービスの一環として、地震工学に関連
する求人・求職の情報を掲載しております。
○筑波大学構造エネルギー工学専攻・教員公募について
(応募締め切り:2008年9月30日)
詳細は、http://www.jaee.gr.jp/contribution.htmlよりご参照頂け
ます。これから、情報を掲載したい方は office@news.jaee.gr.jp
までご連絡願います。
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