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# JAEE NEWS No.200 2009/12/15 日本地震工学会ニュース No.200 #
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今年一年をあらわす漢字は、「新」でした。本学会の理事会では、
個人的には「法」という字を見ることが多かったように思います。
まさに、「法人化」のことです。
来年1月には、法人格の取得のために登記手続きを開始することとなります。
学会の活動において法人格が必要な理由は、利益を追求しない社会的に
中立な研究活動の信頼性を高めること、活動に必要な資金を国等から助成を
うける等の資格を得るためです。
この目標を達成するため、平成19年に理事会が学会に検討委員会を発足して、
2年が立っています。今期は、法人格取得をスタートする直前にありますが、
地震工学に係わる研究と直接的には無縁なこの活動を、ここまで支えて
準備してこられた方々に敬意を表したい思いです。
季節外れですが、京都の夏の風物詩に「五山送り火」というものがあります。
昔は、五山以外の山にも文字が点火されていたのですが、徐々に減って現在の
五山が残ったのだそうです。西山と東山(大黒天山)に「妙法」という字が
点火されます。二山ニ字ですが、一山一字として扱われています。
地震工学の研究活動をリードする拠点として、学会活動が力強く
継続することを願い、清水寺で書かれた「新」の字を見ながら、
東山に灯る「法」の文字を思いうかべました。(佐藤清隆)
※ 日本地震工学会のホームページ:http://www.jaee.gr.jp/index.html
Copyright (C) 2001-2009 Japan Association for Earthquake
Engineering. All Rights Reserved.
<本メイルの内容を許可なく転載することを禁じます。>
%%%%%%%%%%%%% 《日本地震工学会関連のニュース》 %%%%%%%%%%%%%
○「日本地震工学会の一般社団法人化について」
かねてから標記の件で、法人化準備委員会を組織して検討しておりましたが、
方針がまとまって参りましたので、会員の皆様にホームページから中間報告
させていただきます。法人化を致しましても会員の皆様にはほとんど影響が
ございませんが、会費の支払い期間の短縮、役員選挙の改革などで変更が
ありますので、ぜひお読み下さい。
◇詳細:http://www.jaee.gr.jp/general/gen10.html
★★★ みなさま、ぜひご一読願います。 ★★★
○「大会優秀論文発表賞」の受賞者決定!
2009年年次大会の「優秀論文発表賞」の受賞者が決まりました。
該当する全ての受賞候補者を「論文の内容、発表のわかりやすさ、
質疑応答の的確さ」の観点から評価し、10名の受賞者を決定しました。
詳細は、以下のHPをご覧ください。
http://www.jaee.gr.jp/members/mem04/mem04_03.html
受賞された方には、心よりお祝い申し上げます。
なお、受賞された方には賞状をお送りします。
○第13回日本地震工学シンポジウム
日本地震工学シンポジウム(JEES)は1962年に第1回が開催され、概ね4年
ごとに、世界地震工学会議(WCEE)の開催の中間年に開かれて参りました。
地震工学の各分野の研究者・技術者が一堂に会して意見交換をする場として
重要な役割を担ってきました。この度、地震工学分野の拡がりを反映して
主催団体を増やし、第13回日本地震工学シンポジウム(13JEES)を開催
します。また、日本地震工学会10周年記念行事がこのシンポジウムの
中で開催されます。
◇共催:日本地震工学会を含む11学協会
◇日時:2010年11月17日(水)〜11月20日(土)
◇場所:つくば国際会議場
◇詳細:http://www.13jees.jp
○阪神淡路大震災15周年フォーラム
−地震災害軽減に向けた学協会からの発信・社会との連携−
2010年1月17日をもって阪神・淡路大震災より15年が経過することに
なります。これを契機に、地震災害軽減に関する13学協会と日本学術
会議との共催によるフォーラムを開催することになりました。大震災
以降、各学協会が果たして来た役割と残された課題について一般市民
に報告し、地震災害軽減に関し市民と学協会の連携のあり方を探ります。
皆様のご参加をお待ちしております。
◇共催:日本地震工学会を含む13学協会および日本学術会議
◇後援:国土交通省近畿地方整備局、兵庫県、神戸市、大阪府、大阪市、
関西地震観測研究協議会、神戸新聞社、NHK神戸支局
◇日時:2010年1月18日(月)13:00〜17:30
◇場所:神戸国際会議場メインホール
◇参加費:無料
◇詳細:http://www.jaee.gr.jp/event/seminar2010/100118forum.html
○講習会「性能設計に基づく耐震設計事例の紹介」
(兼 International Workshop on Design Examples Based on ISO-23469:
Performance- Based Design for Geotechnical Works)
性能設計の考え方に基づく国際的な設計ガイドラインとしてISO23469があ
ります。今回、性能設計の考え方に基づく国内外の設計事例を紹介すると
ともに、日本国内の設計手順が国際的にはどのような位置づけにあるか、
ISOのWG活動をもとに分かりやすく解説した講習会を開催します。
◇日時:平成22年1月25日(月)13:30〜17:00
◇会場:土木学会会議室(東京都新宿区四谷一丁目 外濠公園内)
◇主催:日本地震工学会,土木学会地震工学委員会共同開催
◇プログラム(予定)
(1) ISO23469およびそれに準拠した耐震設計事例集の開発
森 伸一郎(愛媛大学)
(2) ISO23469に準拠した耐震設計事例(その1)
決定論的手法(理論的手法)による地震動の決定の事例
香川 敬生(鳥取大学)
(3) ISO23469に準拠した耐震設計事例(その2)
各手法による重力式岸壁の設計事例
一井 康二(広島大学)
※プログラムの内容・発表者は変更になる可能性があります。発表は、
日本語または英語で行います。
◇参加費:会員(日本地震工学会・土木学会)6,000円(学生会員2,000円)
非会員 9,000円 (学生非会員 3,000円)
※参加者にはISO23469適合設計事例集(本文:英語、CD付)を配布します。
◇定員:30名(先着順。応募者多数の場合は会員優先とします)
◇申込み締切り:平成22年1月20日(水)必着
◇申込方法・詳細:(後日学会HPに掲載しますので、少々お待ち下さい)
○追悼文のご案内
柴田先生(東北大学名誉教授、東北文化学園大学大学院教授)より、
本年10月19日に亡くなられた本会名誉会員 志賀敏男先生(東北大学
名誉教授)を偲ぶ追悼文をご寄稿頂きました。志賀先生のご業績や
寛大なお人柄をご紹介頂いております。ぜひ、ご一読願います。
http://www.jaee.gr.jp/members/shiga.html
○新着コラムのお知らせ
藤野先生(東京大学)より、昨年11月10日に亡くなられたハウズナー
先生(カリフォルニア工科大学)を偲ぶ回想録をご寄稿頂きました。
地震工学のパイオニアとして、数多くの業績を残されたハウズナー先生
ですが、お写真のようにたいへん優しい眼差しで、後進の活躍を見守って
いらしたことが伝わってまいります。ぜひ、ご一読願います。
http://www.jaee.gr.jp/stack/column/index.html
○学生会員『会費値下げ』のお知らせ
〜 学生会員の増強を目指して 〜
学生会員の会費を下記のように改定しました。年会費1,000円で一般会員
と同じサービスが受けられます。大学の先生方におかれましては、研究室の
学生さんに加入を勧めて下さいますようお願いいたします。
◇改定の趣旨
日本の地震工学の将来を担う、研究者、技術者の卵である学生の皆さんに
日本地震工学会の事をよく知っていただくだき、また、学会活動に参加
する機会を多く持っていただくため。
◇改定点(2009年5月7日理事会にて決定、第9回総会にて報告済み)
1)学生会員の年会費引き下げ
改定前:3,000円 → 改定後:1,000円
2)学生会員が、引き続いて正会員になる場合の正会員初年度の会費
改定前:10,000円 → 改定後:3,000円
3)本改定は、2009年6月1日から適用する。
◇備考
今年5月までに入会されている学生会員の方の今年度の年会費は3,000円
ですが、来年度以降は1,000円になりますので、ご了承願います。
★★★ おかげさまで、学生会員が急増しております! ★★★
○日本地震工学会誌への投稿について
日本地震工学会誌は、年2回会員に配布されている和文の小冊子です。
地震工学に関するトピックスや研究動向などについて、その分野の専門家
に依頼して執筆していただく特集記事や、学会内の出来事をお知らせする
記事のほか、特別企画なども織り交ぜて編集しています。さらに、会員の
皆さまからの記事投稿も歓迎いたします。投稿方法については、次のサイト
をご覧下さい。
http://www.jaee.gr.jp/contribution/con04/con04_guide.pdf
○「講習会・講演会・見学会のテーマ」募集
事業企画委員会
事業企画委員会では、会員の皆様にお役立て頂けるようなさまざまな行事
を企画・開催しておりますが、会員の皆様のご要望を広く募ることで、益々
の充実を図りたいと考えております。今後、実施して欲しい講習会、講演会、
見学会等ございましたら、ご意見・ご希望をお寄せ願います(随時受付)。
希望の送信先:office@general.jaee.gr.jp
※これまでの行事は下記サイトをご参照願います。
http://www.jaee.gr.jp/event/eve_log.html
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JAEE NEWSのバックナンバーは
http://www.jaee.gr.jp/stack/back_number/index_2009.html
で御覧いただけます.
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JAEE NEWSへのお問い合わせ・ご意見は
office@general.jaee.gr.jp にお寄せください。
____________________________________
入会・資料等の問い合わせは
事務局(office@general.jaee.gr.jp,
電話:03−5730−2831,FAX:03-5730-2830)にお寄せください。
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%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%《災害情報》%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
○2009年9月30日に発生したスマトラ島沖の地震関連情報
http://www.jaee.gr.jp/disaster/2009/2009sumatra.html
◇10月2日に地震災害対応本部を設置しました。
◇2009年スマトラ島沖の地震による被災構造物の診断と復旧、および被災
地域の復旧に関する技術協力を行うための一次調査を実施するために、
2009年10月15日〜10月20日に、(社)土木学会およびNPO法人「国境なき
技師団」と合同で、復旧協力チームをインドネシア・パダン市に派遣
しました。また、10月29日には復旧協力チームの調査結果の速報会を
開催しました。このほか新しい情報については、日本地震工学会のHPを
ご覧下さ
◇NPO法人「国境なき技師団」、(社)土木学会および(社)日本建築学会と
合同で、2009年12月13日〜12月23日に第二次の復旧支援チームを派遣
しました。
○2009年9月30日に発生したサモア諸島沖の地震関連情報
http://www.jaee.gr.jp/disaster/2009/2009samoa.html
◇10月2日に地震災害対応本部を設置しました。
◇地震被害の情報を収集するとともに、地震被害調査団の派遣について、
他学会と調整中です。
○2009年8月11日に発生した駿河湾の地震(MJ6.5)の関連情報
http://www.jaee.gr.jp/disaster/2009/2009surugawan.html
◇中部電力(株)浜岡原子力発電所における2009年8月11日駿河湾の地震
(本震)の観測記録等の公開について http://www.aedp-jp.com/
⇒中部電力(株)の浜岡原子力発電所における耐震性向上に向けての
取り組みの一環として、同発電所で観測された2009年8月11日
駿河湾の地震(本震、余震)等の地震観測記録が、震災予防協会
を通じて公開されております。
※地震情報のリンク集は下記サイトに掲載しております。
http://www.jaee.gr.jp/disaster.html
%%%%%%《行事案内・行事予定・論文募集(関連学協会を含む)》%%%%%%%
○2009年度 京都大学防災研究所 防災研究推進特別事業 研究集会
「大加速度・速度の強震動の生成と地震被害に関する研究集会」
主催: 京都大学防災研究所
日時:2010年1月7日(木)10時〜17時
場所:キャンパスプラザ京都 第1講義室
詳細:http://sms.dpri.kyoto-u.ac.jp/topics/WS2010.html
○地震防災フォーラム2010
主催:関西地震観測研究協議会
協賛:日本地震工学会
日時:2010年1月8日(金)13:30〜16:50
場所:建築交流館グリーンホール(大阪市西区立売堀2-1-2)
詳細:http://www.ceorka.org/
○阪神淡路大震災15周年フォーラム−地震災害軽減に向けた学協会からの
発信・社会との連携−
共催:日本地震工学会を含む13学協会および日本学術会議
後援:国土交通省近畿地方整備局、兵庫県、神戸市、大阪府、大阪市、
関西地震観測研究協議会、神戸新聞社、NHK神戸支局
日時:2010年1月18日(月)13:00〜17:30
場所:神戸国際会議場メインホール
詳細:http://www.jaee.gr.jp/event/seminar2010/100118forum.html
○講習会「性能設計に基づく耐震設計事例の紹介」
(兼 International Workshop on Design Examples Based on ISO-23469:
Performance- Based Design for Geotechnical Works)
主催:日本地震工学会,土木学会地震工学委員会共同開催
日時:平成22年1月25日(月)13:30〜17:00
場所:土木学会会議室(東京都新宿区四谷一丁目 外濠公園内)
詳細:http://www.jaee.gr.jp/event.htmlに掲載準備中
○第14回「震災対策技術展/自然災害対策技術展」
主催:「震災対策技術展/自然災害対策技術展」横浜会場実行委員会
後援:日本地震工学会
日時:2010年2月4日(木)〜2月5日(金)
場所:横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)
詳細:http://www.exhibitiontech.com/etec/
○第7回都市地震工学国際会議および第5回地震工学国際会議
主催:東京工業大学都市地震工学センター
日時:2010年3月3日〜5日
場所:東京工業大学大岡山キャンパス
詳細:http://www.cuee.titech.ac.jp/conf/
○東京大学シンポジウム「長周期地震動とその都市災害軽減」
主催:東京大学シンポジウム「長周期地震動とその都市災害軽減」組織委員会
日時:2010年3月17日(水)〜18日(木)
場所:東京大学情報学環・福武ホール(本郷キャンパス)
詳細:http://taro.eri.u-tokyo.ac.jp/workshop/ground_motionj3.html
○Ninth U.S. National and Tenth Canadian Conference
on EarthquakeEngineering: Reaching Beyond Borders
主催:Earthquake Engineering Research Institute &
Canadian Association for Earthquake Engineering
日程:2010年6月25日〜29日
場所:トロント(カナダ)
詳細:http://2010eqconf.org/
○Fifth World Conference on Structural Control and Monitoring
主催:IASCM, JSPS, ANCRiSST
日程:2010年7月12日〜14日
場所:京王プラザホテル(東京)
詳細:http://wcscm5.com/
○14th European Conference on Earthquake Engineering
主催:Macedonian Association for Earthquake Engineering
日程:2010年8月30日〜9月3日
場所:オーリッド(マケドニア)
詳細:http://www.14ecee.mk/
○第13回日本地震工学シンポジウム
主催:日本地震工学会を含む11学協会
日程:2010年11月17〜20日
場所:つくば国際会議場
詳細:http://www.jaee.gr.jp/event.html
○その他の行事等は下記のページをご覧下さい.
http://www.jaee.gr.jp/event.html
%%%%%%《人事公募情報、求人・求職情報》%%%%%%%%
日本地震工学会では、会員サービスの一環として、地震工学に関連する
求人・求職の情報を掲載しております。これから情報を掲載したい方は、
office@general.jaee.gr.jpまでご連絡願います。
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