「アジアの大地震被災地のその後 ―地震工学者がなすべきことは―」
(日本地震工学会10周年記念事業)
国際パネルディスカッションでは、「大地震被災地のその後」に焦点を当て、「巨大地震の被災地が今どうなっているのか」、「地震工学者は何をなしえたのか」、「今後防災・災害復興に対して地震工学が何をすべきか」を議論します。2008年5月の四川大地震、2005年10月のパキスタン地震、2004年スマトラ沖地震津波など、アジア各地の被災地の地震工学研究者・復興関係者をパネリストにお招きし、議論にご参加いただきます。なお、この国際パネルディスカッションは
日本地震工学会10周年記念事業の1つとして実施します。
地球温暖化、急速な都市域(スラム)の拡大はアジア地域で著しく、自然災害はそのもの自体の瞬間的な威力にも増して、その後の復興に長期に亘る深刻な影響を与えています。一方、国際的な支援や復興の戦略は地震直後に主に政治・行政側の判断で決定され、それに沿って大きな予算が投じられますが、こうした自然災害の与える影響を科学的、技術的に冷徹な目で捉え、復興戦略に反映させることに地震工学者がどのような貢献をしてきたのか、またこれから何をなしえるのか議論する機会は残念ながら少なかったように思われます。
今回の国際パネルディスカッションを、被災地の現状に対して地震工学の分野で何が欠けているか、今後何をすべきかを一緒に考える機会にしたいと思います。多数の皆様のご参加を期待したいと思います。なお、会場には同時通訳器材を用意しており、事前の参加申し込みは必要ありません。
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日時 |
2010年11月18日(木)14:00-16:30 |
会場 |
つくば国際会議場 大ホール |
テーマ |
アジアの大地震被災地のその後 ―地震工学者がなすべきことは― |
パネリスト |
・中国、パキスタン、インドネシア、フィリピン、トルコの地震工学研究者および復興関係者
・ Dr. Zifa WANG(Validus Group副所長/Institute of Engineering Mechanics教
授、中国)
・Dr. M. Hasan BODUROGLU(Istanbul Technical University, Earthquake Engineering and Disaster Management Institute所長、トルコ)
・Mr. Zahid AMIN(Development Authority of Muzaffarabad所長、パキスタン)
・Dr. Ismail FEBRIN(Andalas University教授、インドネシア)
・Dr. Benito M. PACHECO(University of the Philippines教授、フィリピン)
・長島忠美氏(衆議院議員、元旧山古志村村長)
・小長井一男(司会、東京大学生産技術研究所)
・田村圭子(司会 新潟大学危機管理室) |
参加費 |
入場無料、資料あり(資料代実費)
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