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スペシャルテーマセッション

日本地震工学会10周年記念
スペシャルテーマセッション1

「この10年の被害地震」

21世紀に入ってのこの10年間で,数多くの被害地震が国内外で発生しました.その被害形態は,震源の位置,生じた地震動の性質,被害を受けたエリアの状況などにより様々です.本セッションでは,この10年に発生した国内外の10地震について,それぞれの被害の特徴について,震源,地震動,地盤,構造物,機械設備,社会的対応といった様々な観点からレビューを行い,生じた課題,それに対してこれからどう取り組んで行くかについて議論します.

日時

2010年11月19日(金)9:00-12:30

会場 つくば国際会議場 大ホール

趣旨説明
筑波大学 境有紀
Yuki Sakai, University of Tsukuba
 
最近10年における東北地方での地震災害の概要 ―短周期・大加速度地震動と建物被害―
東北大学 源栄正人
Masato Motosaka, Tohoku University
 
2003年十勝沖地震における石油タンク被害と対策
消防庁消防研究センター 座間信作
Shinsaku Zama, National Research Institute of Fire and Disaster
 
2004年インド洋津波の被害実態と今後の対応
東北大学 今村文彦
Fumihiko Imamura, Tohoku University
 
2004年中越地震 −地盤被害の概要とその後の復興への課題 −
東京大学 小長井一男
Kazuo Konagai, The University of Tokyo
 
福岡県西方沖地震の強震動と建物被害−想定警固断層地震に向けた教訓
京都大学 川瀬博
Hiroshi Kawase, Kyoto University
 
能登半島地震その他における木造建築物の被害
建築研究所 河合直人
Naohito Kawai, Building Research Institute
 
新潟県中越沖地震の地震動と原子力発電所の建物挙動
東京電力 土方勝一郎
Katsuichirou Hijikata, Tokyo Electric Power Company
 
2008年岩手・宮城内陸地震の地盤災害
東北大学 風間基樹
Motoki Kazama, Tohoku University
 
2003年イラン・バム地震,2005年パキスタン・カシミール地震 −建築物被害から学んだこと−
豊橋技術科学大学 真田靖士
Yasushi Sanada, Toyohashi University of Technology
 
2008年汶川地震による被害と復旧のための日中技術協力
早稲田大学 濱田政則
Masanori Hamada, Waseda University
 
まとめ
京都大学 中島正愛
Masayoshi Nakashima, Kyoto University
 

スペシャルテーマセッション2

「この10年の地震工学の動向と発展」

21世紀に入ってこの10年間で,地震工学の分野では,様々な新しい取り組みがなされ,一方では,社会情勢などの変化に伴って様々な問題も浮上してその対応を迫られると同時に発展してきました.本セッションでは,この10年の地震工学の様々な分野の動向とその発展についてレビューし,それを受けて,従来のいわゆる縦割りではなく利用者の立場に立った連携のあるべき姿などについて議論します.

日時

2010年11月19日(金)13:30-17:00

会場 つくば国際会議場 大ホール

趣旨説明
名古屋大学 福和伸夫
Nobuo Fukuwa, Nagoya University
 
この10年の内陸・沿岸域地震を通して見た活断層調査の現状と課題
産業技術総合研究所 杉山雄一
Yuichi Sugiyama, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology
 
地震予知のため観測研究計画の新たな展開
東京大学 平田直
Naoshi Hirata, The University of Tokyo
 
地震被害想定の意義と課題
首都大学東京 中林一樹
Itsuki Nakabayashi, Tokyo Metropolitan University
 
全国地震動予測地図の作成とデータ公開システムの開発
防災科学技術研究所 藤原広行
Hiroyuki Fujiwara, National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention
 
E-ディフェンスの活動と今後の展開
防災科学技術研究所 梶原浩一
Kouichi Kajiwara, National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention
 
建築構造関係規定のこの10年の動向
建築研究所 福山洋
Hiroshi Fukuyama, Building Research Institute
 
揺れの予測情報 −緊急地震速報の現状と今後−
東京大学 束田進也
Shin'ya TSUKADA, The University of Tokyo
 
この10年の強震動地震学・応用地震学
東京大学 纐纈一起
Kazuki Koketsu, The University of Tokyo
 
木造住宅の耐震化と診断・補強技術の現状
信州大学 五十田博
Hiroshi Isoda, Shinshu University
 
免・制震構造の開発と適用の現状
小堀鐸二研究所 小鹿紀英
Norihide Koshika, Kobori Research Complex
 
機械構造物・機械設備耐震設計技術と研究開発の現状とその動向
東京電機大学 藤田聡
Satoshi Fujita, Tokyo Denki University
 
地震に対する土木構造物の安全性向上に関する過去10年間の取り組みと今後
国土技術政策総合研究所 運上茂樹
Shigeki Unjo, National Institute for Land and Infrastructure Management
 
まとめ
小堀鐸二研究所 武村雅之
Masayuki Takemura, Kobori Research Complex
 

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